職員紹介
「おもしろい」を多くの人と
事業
野邊地 章太
Noheji Shota from 札幌
NHKを志望したのはなぜ?
大学院で考古学の研究をしていたので、最初は大学や博物館への就職も考えていました。就職活動をする中で、自分が面白いと思うものを他の人たちにも紹介できるような仕事がしたいと思った時に、NHKでは展覧会などのイベントを開催していると知り、考古学の知識も生かせるのではないかと思い、志望しました。
事業ってどんな仕事?
事業では、主に番組や経営のPRをするためのイベントを企画し実行します。ほかにはみなさんおなじみの「のど自慢」などの公開番組とか。もちろんステージ上の番組内容のところは制作担当者が作りますが、出場者、観覧者を募集したり、当日会場で運営や受付をするのも事業の仕事です。
これまでで印象に残っている仕事は?
東京にいた頃に担当した「深海展」です。深海をテーマにした番組(NHKスペシャル)と連動した企画で、上野の国立科学博物館で開催しました。
深海展は1回目が2013年頃にあって、私が担当したのは第2弾でした。第1弾はダイオウイカが大ブームだったのですが、第2弾では何を目玉にするか考えていたら、6メートルぐらいのサメが揚がったから、研究用の標本にしないかという話があって。「オンデンザメ」って言うサメなんですけど。とりあえず見に行ったら、そのサメがゴロンと大きな冷蔵庫の中にいて(笑)。早くしないとどんどん劣化するからって、すぐに会議をして展示することが決まりました。そこでは、大きなホルマリン漬けにする工程にも関わらせてもらいました(笑)。
イベントを作るうえで心がけていることは?
やっぱり自分が楽しくないと、お客さんも楽しくないかなと思うので、無理して自分の引き出しにあまりない分野をイベントにしようとしても難しいのかなと。専門家になる必要はないけど、自分が「これが良い」とか、番組の「ここが面白い」と感じたものを、お客さんにも伝わるようにということは意識しています。お客さんの反応を直接知ることができるのは事業の仕事ならではの醍醐味ですので、「面白かった」と言ってもらえた時はすごく嬉しいです。