今回の恫喝発言でっち上げ裁判に完全敗訴した市長が、後付けした理屈で自分を慰め、自分の信者に必死のアピールをしています。



市長 私が市長の任に就いて、政治家という立場で世に訴えなければならなかったと
   いうのは、そういう政治が跋扈している、横行している事実ですよね。実際そ
   うなっている。

   安芸高田市の議会が。誰の目にも明らかですよね。それが今回白日の下にさら
   されたということで、当初の目的は完遂したと捉えています。




市長の主張は、市民の側から見るとこうなります。



ウソをでっち上げてまで悪役を作り、その悪役を徹底的に叩き(たたき)、Xでネット社会にばら撒く。

最近では、意図的に編集した映像のバラマキを示唆し、ネットで一番危険とされていることを平気で行う。

その結果作り上げられた虚像=自治体改革の旗手という称号を手に入れ、ネット社会の人気に酔いしれ踊る。



石丸市政は一番批判しやすい議員やメディアを悪役にして、ネットを利用して悪質な劇場型政治を繰り広げているに過ぎません。



市長は「議会の機能不全」とよく口にしますが、自分が作り上げた対立構造の中で、政策もなくなす術も知らない市長は何一つ実績を残すことも出来ず、そこには行政の混迷、機能不全の姿しかありません。



今回の裁判では、この石丸市政の「ウソはウソで隠すしかない。ウソに終わりはない」姿が白日の下にさらされたのです。

安芸高田市民はこの姿をはっきりと見定めました。



今回の判決で、安芸高田市の政治の潮の目が変わることになるは間違いないでしょう。



今回の裁判でもうひとつ明らかになったのは、広島ホームTVの姿です。



広島ホームTVは、市長就任以来一貫して市長を支持し、支える役割を担ってきました。

広島ホームTVは、今回の恫喝発言でっち上げ問題についても、当初から「山根議員が恫喝発言をした」という前提で一方的な報道をしてきました。

この映像が世論に影響を与え、さらにネットに流れて山根議員が誹謗中傷の嵐に巻き込まれたことは承知のとおりです。



市民の目線からすると、既存の新聞・テレビがネットに押されて市場が縮小していると言われている中で、広島ホームTVは視聴者の興味本位の映像、ネットに迎合した映像を作成して提供するとともに、ネットから自社のデジタル版に誘導する戦略をとっていると思われます。

こうした営業本位の極端な姿勢が、メディアとしての矜持を失わせているのでしょう。



今回の公判の終了後に、山根議員と弁護士による記者会見が行われましたが、その場で弁護士から厳しい指摘を受けた広島ホームTVのO〇記者は、一言の謝罪の言葉もなく「公正・中立な報道をしています」と完全に開き直っていました。



そして、この直後の市長へのインタビューにおける「太鼓もち的態度」を見れば、広島ホームTVは「毒を食らわば皿まで」と、ここに至ってもまだ市長を賞賛し、忠誠を尽くすつもりなのでしょう。
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