「令和6年能登半島地震」の影響 富山市ガラス美術館は1月2日、3日休館。国立工芸館、金沢21世紀美術館は1月2日休館

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1月1日午後4時10分ごろ、石川県能登地方を震源とする地震があり、同県志賀町で震度7を観測しました。その後も同県内で立て続けに震度3~5弱の地震が発生。日本海沿岸では一時、大津波警報が発令され、各地で死傷者が確認されるなど、被害が拡大しています。気象庁はこの地震について「令和6年能登半島地震」と名付けました。

富山市ガラス美術館は2日、3日を休館

この大きな地震の影響で、富山市ガラス美術館は公式HPで、1月2日(火)、3日(水)の休館を発表。「ときめきトゥナイト展」を開催中の富山大和(富山市)はHPで「1月2日(火)は終日、館内点検のため全館臨時休業いたします。※1月3日(水)は通常営業の予定です」と発表しました。

富山市ガラス美術館などが入る複合施設

国立工芸館、金沢21世紀美術館は2日を休館

国立工芸館(金沢)は公式SNSで「地震の被害状況確認のため、1月2日は臨時休刊になります」と報告。金沢21世紀美術館(金沢市)も公式SNSで「地震の被害状況確認のため、1月2日は完全休館となります」と発表しました。両館とも新年は1月2日から開館の予定でした。

金沢21世紀美術館

福井県立恐竜博物館は「大きな被害なし」

また福井県立恐竜博物館(福井県勝山市)は1月1日夕、公式SNSで「強い揺れの地震がありました。これから館内の確認作業をします」と発表。続いて「館内の確認を終わりました。骨格標本が倒れるなど大きな被害はありませんでした。スタッフの安否も確認できました」と報告しています。同館は12月31日と1月1日が休館日でした。

福井県立恐竜博物館の外観

地震発生地に近い石川県七尾美術館(七尾市)はもともと1月3日(水)まで休館日です。石川県立美術館、石川県立歴史博物館も3日まで休館の予定です。

石川県を本拠地とするプロフェッショナル室内管弦楽団、「オーケストラ・アンサンブル金沢」もSNSで「メンバー全員の安全を確認しました」と報告しています。

(美術展ナビ編集班)