SNS広告の文章の違いがブランドイメージ・購買意欲に与える影響の検討~ステルスマーケティングと文章の信頼性を元に~

Study Information

仮説1.広告明記あり・文章の信頼性が高い条件,広告明記なし・文章の信頼性が高い条件,広告明記あり・文章の信頼性が低い条件,広告明記なし・文章の信頼性が低い(ステルスマーケティング)条件の順にブランドイメージの得点が高く、条件間で有意な差が見られると予測する。また、購買意欲においても、広告明記あり・文章の信頼性が高い条件,広告明記なし・文章の信頼性が高い条件,広告明記あり・文章の信頼性が低い条件,広告明記なし・文章の信頼性が低い(ステルスマーケティング)条件の順に得点が高く、条件間で有意な差が見られると予測する。 仮説2.広告の文章の違いが、購買意欲に与える影響は、ブランドイメージによって媒介される。

Design Plan

Study type

Experiment - A researcher randomly assigns treatments to study subjects, this includes field or lab experiments. This is also known as an intervention experiment and includes randomized controlled trials.

Blinding

  • For studies that involve human subjects, they will not know the treatment group to which they have been assigned.

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要因計画 広告の明記 (有り / 無し),文章の信頼性 (高い / 低い) を被験者間要因とする2要因計画とする。

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実験参加者はいずれかの条件にランダムに割り付けられる。実験はSurveymonkey上において行われるが,SurveymonkeyのA/Bテスト機能によってランダム割付が行われる。

Sampling Plan

Existing Data

Registration prior to creation of data

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総合人間科学部心理学科にて管理運営している「心理学研究参加登録システム」、上智大学の心理学科専門科目の授業終了後(科目名:心理学概論 担当者:樋口匡貴 他)に,授業に参加していた学生たち、また、これまでの研究協力依頼で多数利用されている学生内部の連絡ツール(LINE) で、URLまたはQRコードを周知することで参加を募る。 実験時の参加者の回答にはすべてオンラインアンケートツールのSurveyMonkeyを用いる。そのため、測定データは最初から電子化される。参加者には、SNS 広告の画像を見ていただき,広告・ブランドイメージ・購買意欲に関する質問項目に回答してもらう。実験にかかる時間はおよそ 5 分を予定している。

目標サンプルサイズは128名である。

この人数は,効果量 0.25,危険率 5%の時に検定力が 80%という前提のもとで算出された人数である。効果量は先行研究に記載がなかったため、中程度の効果量を用いる。

目標サンプルサイズに到達するあるいは、2023年10月31日までに集まった人数で締め切る。

Variables

SNS 広告の種類(ステルスマーケティング(広告明記なし・信頼できない)/広告明記なし・信頼できる/広告明記あり・信頼できない/広告明記あり・信頼できる)を操作する。ステルスマーケティング条件では、「#pr」と明記せず、ポジティブなことのみを記載して商品を絶賛し、今なら半額で買えるという内容の文章とした。広告と明記せず信頼できる条件では,「#pr」と記載せず,商品の良いところ悪いところ,おすすめの使い方を記載した。広告と明記し信頼できる条件では、「#pr」と記載し、商品の良いところと悪いところ、おすすめの使い方を記載した。広告と明記し信頼できない条件では、「#pr」と記載し、商品の良いところのみを大袈裟な表現で記載した(添付資料②)。

従属変数は、広告における信頼性、広告における印象、購買意欲、ブランドイメージ(経験的イメージ・象徴的イメージ・機能的イメージ)である(添付資料②)。

購買意欲は2つの質問項目の得点の平均値を、機能的イメージ、経験的イメージ、象徴的イメージは4つの質問項目の得点の平均値をその得点とする。

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Analysis Plan

【仮説1:購買意欲・機能的イメージ・象徴的イメージ・経験的イメージ】 それぞれにおいて、2要因4水準の被験者間計画の分散分析を実施する。要因は、呈示する SNS 広告の種類(ステルスマーケティング(広告明記なし・信頼できない)/広告明記なし・信頼できる/広告明記あり・信頼できない/広告明記あり・信頼できる)である。 【仮説2】 媒介分析を実施する。要因は呈示するSNS広告の種類、従属変数は購買意欲、調整変数はブランドイメージとし、条件ごとに4回媒介分析を行う。危険率5%を、媒介分析を行う回数、4で割ることで危険率を調整する。 【因子分析】 また、ブランドイメージの12項目において因子分析を行い、機能的イメージ・象徴的イメージ・経験的イメージの質問項目それぞれが測りたい概念からはずれていないかを調べる。

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有意水準はp<.05とする。

途中回答のデータは除外する。

質問項目は全て必須回答としているため、欠損データが出る可能性は考えない。

現時点では想定していない。

Other

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