チバユウスケが死んじゃったよ。
オレがあんたのことを知ったのは「ギア・ブルーズ」というアルバムだった。月並みな言い方だけど衝撃受けた。オレはいま40歳だが、ブルーハーツの時は小学生だったし、ニルヴァーナも知った時、カート・コバーンはショットガンで頭を撃って死んでいた。いちばん多感なときにリアルタイムで出てきたロックスターがチバユウスケとリアム・ギャラガーだった。
チバユウスケが影響を受けたと言ってたからドクター・フィールグッドとザ・フーも好きになったし、レコーディング音源至上主義のオレがライブを観たいなと思った人のひとつがミッシェルだった。それは“音楽と髭”という新潟のフェスで叶った。World Psycho BluesもVHSを買って観て、そのあとにDVDで買い直した。解散ライブの映画も映画館で観た。
正直、ミッシェルが解散してからROSSOまでは熱心に聴いてたけど、The Birthdayのときにはいろんな音楽を幅広く聴く人になっていたので、正直そこまでハマらなかった。それでもKAMINARI TODAYとROKAという曲が好きだった。たまーに歌モノをやってくれるときがあって、それこそダニー・ゴーとかくそったれの世界を聴くとキュンキュンした。ミッシェルを解散してからのチバユウスケはロマンチストだった。チバユウスケはカリスマというよりも人懐っこい人だった。愛すべきロックスターだった。
いまでもXではチバユウスケのエピソードがバンバンタイムラインにあがって来ている。いまでも死んだという事実を受け入れられないでいる。
ホントにありがとうチバユウスケ。あんたががなり声で歌った「世界中に叫べよI love youは最強愛し合う姿はキレイ」をこれからも胸に秘めて。