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この作品「男子校TS的共学化進行中 ― 何が変わったのです?」は「TSF」「集団TSF」等のタグがつけられた作品です。
男子校TS的共学化進行中 ― 何が変わったのです?/XJ(改)投棄場のようなものの小説

男子校TS的共学化進行中 ― 何が変わったのです?

87,020文字2時間54分

男子校が共学になる、という発表に歓喜する生徒たち。しかし当の女子は今の男子がTSしてなるんだよ! な感じで共学になった学校の人間模様をお伝えいたします。
こちらも消失品の加筆修正イラスト追加再アップでございます。

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ある日の朝礼、いつものように仕方なく体育館に集まり、仕方なく校長の話を聞いていた生徒たち。
その時、重大な発表が突然にしてなされた。

この男子校が共学になる。

共学? ということは、女子がやってくる?
そう発表され、歓喜した男子たち。むさくるしい男ばかりのこの空間に華がやってくるのだと。
女子が来るのならばどうする? 共に学び合う? 友だちになれる? 付き合う?
まだ発表がされたばかりだというのに既に皆のテンションはMAXだ。

だが、どうやって共学になるのか。
よくよく考えてみればその女子はいつから来るのか? いきなり別の学校から転校してくるわけではない。
次の学年から? だとしたらここにいる生徒はやっぱり男しかいないことになる。

だめじゃねーか。生徒たちは落胆した。
しかしそうではなかった。全学年ほぼすぐといっていいほど共学クラスになるのだと。
だが、その方法を聞いて唖然した。

半数の男子を女子にTSする。

続いて発表されたその言葉に、全員凍り付いた。
ちょっと待て、どうしてそんな方法に!? 生徒たちは困惑した。TSって何!? 体を改造するのか!?
大体今から半数の男子が女になれと!? いくらなんでも無茶苦茶だろおい!? 一体誰だこんなこと考えたやつ!

もはや狂乱といっていい。あまりにも非常識なことをしようとしているのだ。
そんな事態に陥ったものの決まった流れは止めることができなかった。
かくしてこの男子校は、生徒の半数を女にすることで共学になったのだ。





「いやあ、最初はどうなるかと思ったけど、女子もなかなかいいね!」
「だよなー、おっぱい見放題触り放題だし」


TSして共学になった男子校の話


でかく低い声がいきわたっていた教室に響く、甲高い声。やぼったい雰囲気の学ラン男子しかいなかった教室に現れた、スカートブレザーの制服。
むさくるしく汗臭くあった教室に、どこか甘酸っぱい香りが漂う。男子しかいなかった教室に突如現れた、女子たち。

本当に男子を肉体改変して女子にして、共学がスタートした。
俺、キョウタロウはその様子を困惑しつつ眺めていた。

肉体改変、すなわちTSする生徒は希望者を募った。そして希望者が半数に満たない場合、無作為に選択し、その者が女子になると通知された。
強制的に女にされる、そんな恐怖が一瞬全校に伝わった。

が、それは一瞬でしかなかった。ふたを開けてみれば8割近い生徒が女子になることを希望していた。
そしてTSして女子になった生徒は一様に可愛かった。

デブでブサイクで汗臭かったあいつも、ひょろっとして影の薄かったあいつも、その面影は全くない。
だが顔を見れば、ああ、間違いなくあいつだな、となんとなく面影が残っていたので認識できた。
顔は変わっていないはずだった。顔の特徴はそのままで、女の子になったということだ。

どうして女の子になっただけでかわいいって思うんだ? あいつ、あんなにブサイクだと思っていたのに。
隣の席のタカユキ、こいつもまた特徴のない平凡なやつだったはず。
だが、今その席にいるタカユキはスタイルのいい、かわいい女子になっている。

「タカユキ、だよな?」
「おお、そうだぜ。顔変わってないだろ?」

うん、変わってない。なんとなくタカユキの妹か? といえば納得しそうだが。
とにかくタカユキの顔だ。面影は残っているし、話し方も当人だ。

「本当に、女になったのか?」

いや見ればわかるけど、体系も違うってわかってるけど、どうにも納得いかない気がしてならなかった。
だってついこの前まで隣にいるタカユキは間違いなく男だったのだから。

「本当に女になったぜ。ほら」

そう言って何のためらいもなく、タカユキはスカートをたくし上げた。


TSして共学になった男子校の話


「なっ!?」

そこにあったのはパープルの派手な色した、面積少なめな紐パンだった。
それを惜しげもなくタカユキは俺に見せびらかしやがった。

「ほうら、真っ平だろ? パンツの下にブツのもっこりはないだろぉ?」
「あ、ああ……」

確かに見せびらかしてきているパンツの下は、何か物体が存在しているような気配はない。
うまく処理している可能性はあるけど、パンツ自体が小さいのでごまかしているようには見えない。つまり、本当に消失しているというわけで……

「何なら直接見てみるか?」

そういうとタカユキはショーツに手をかけ、そっと下に……

「し、しなくていいっ! わかったからっっ!!」
「けけっ、残念でしたーっ」

にやにやしながらようやくスカートをおろした。
見た目可愛い女の子になっても、中身は間違いなくスケベな男子だ。

「こおんな美女になったんだぜ。うらやましいだろぉ?」

今度は自分の大きな胸を両手で揉み始めてアピールしてきた。
存在感のある二つのふくらみが自在に変形し、見てるだけで柔らかさが伝わってくる。
こいつ、挑発してやがる!

みればほとんどの女子たち(元男子達)は女になってずいぶんと喜んで楽しんでいるように見える。
そんな女子たちを見て、俺はふと思った。

「……俺もTS選択すればよかったな」


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