おそらく現代社会で創作物を「わざわざ」読むための口実として、「医学の(あるいは、「ためになる」)勉強が(も)できる」みたいなのが一定に必要な面はあると思ってて、だから「社会的な問題」としての側面はあると思ってるんだけど、手塚治虫自身が医師免許もってたからといって出てくる全ての病気や生物等についての状況について知っていたわけではないのは読者もわかってるし、たとえば鈴木光司の『らせん』の「ループウィルス」が医学的に「信憑性」低いからと言って、作品の価値が変わるわけじゃないよね。
医学を扱う創作物は様々にあるけど、そのどれもが医学的なリアリティを追求してるわけではないし、読者もそれはわかってるよ。