2023年12月 新年・寿ぎの京おせち -名料亭の祝い膳-
“節(せち)”、季節の変わり目の祝いをする日の御馳走として、日本の食文化に 定着してきた“おせち料理”。時代の移り変わりと共に、かつて全国の家庭で見られた手作りのおせち料理で、三が日を祝う文化は様変わりしてきています。そこで今回の『 京都画報 』は「 京都のおせち文化 」をテーマにしました。その本来の意味を探ると共に、ハレの日を彩る様々な目出度いおせちを、京都を代表する名料亭で堪能。そして現代の生活スタイルにマッチした、新たな家庭でのおせち料理のあり方を、これも仕出し料理の老舗で、常盤貴子が教えていただきます。24時間で作れるおせち19品目は必見です。また御所南で江戸末期からお味噌を作り続ける老舗で、京都の白味噌文化についてもお聞きします。常盤貴子お薦めのカフェは、五条坂近く、元陶芸工房だった築二百年の町家を改装した、超人気カフェをご紹介します。