渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

雨の日

2023年12月28日 | open




「雨の日だろうが、寒かろうが
普通に乗ってたよ」
妻が言う。
ああそうだったね、と私が答
える。
まだ結婚するだいぶ前に、私が
知らないうちに自分で自動
二輪
免許を取りに行った人だ。

自分から望んで二輪で走る事
を選択した人。
私は一切すすめたりはしていな

いし、誘いもしていない。
これは彼女が最速原付スポーツ
乗っていた時から。
車両も自分で私が知らない間に
買っていたからおったまげた。
当然、雨の日だろうと、寒か
ろうと妻は二輪で自分で走って
いた。

私も全く同じだった。

オートバイという乗り物は本当
に危険な乗り物なので、本人が
自発的に乗る気が無いのに他の
人がすすめなほうがいいと私は
今でも思っている。
私から妻や友人や知人に何度も
二輪に乗る事をすすめたりした
事はない。
話題を振ったとしても「乗らな
いの?」「興味あるな
ら乗って
みれば?」程度だ。


二輪はすべての責任は自分に
ある。
もし倒れたら自分一人で起こ
さないとならない。
山の中で独りで転んだら、誰も
助けてはくれない。

そして、すべての走行の判断は
他人ではなく自分が行なう。
そこからくる結果もすべて自分
の責任の範疇になる。
オートバイというのはそういう
乗り物だ。

私も妻も、雨の日に転倒した
経験はない。
というか妻は生涯無転倒のま

ま二輪を降りた。これは病気
によるものがあるので仕方な

い。
でも自分もオートバイが大好

きなので、私が外に二輪で走
りに行くときには喜んでいる。
そして自分は犬と猫の面倒を
見る。子どもが小さい時には
子の保護者として責任を果た
していた。

普段よりもさらにスムーズに
ジェントリーに操作すれば
雨天だろうと同じだ。
ただし、白線を少しでも踏ん
だり、マンホールを踏んだり
するとかなり滑る。
中原街道の路面鉄結合部で
雨の日にフロントがかなり
滑ったことがある。
即フロントを抜いてグリップ
を回復させて転倒は無かった。
よく橋の入口出口にあるよう
な鉄の結合部分ね。
そこはマンホール並みに滑る
ので要注意。
マンホールは晴天の時でも
私は踏まない。
また、たとえば40と道路上に
制限速度プレスがあった場合、
文字の真ん中の隙間を通るか
文字を避けるようにしている。
追い越しで安全距離確保でやむ
なしの場合以外はセンターは
踏まない。
通常走行では、峠でもタイヤ
サイドが
センターラインに上
から見て
かかろうともタイヤ
の路面と
の接地面はプレスペ
イント線
には接触させていな
い。
私の走行動画を観た誹謗中傷
を旨とするネトカスたちが

「なんでこいつ白線踏むんだ?」
とか言ってたが、全く現実が
見えていない。
二輪に乗れない人間だから真実
が見え
ないのだろう。

雨の日に転ばないコツはある。
それは、つとめて普段よりも
さらにもっと
「ジェントリー」
に操作するの
だ。
ガチャガチャとしたのは駄目。
あと、峠やコーナーでも奥まで

行って一気に向きを変えるレー
シーライディングは避ける事。
後輪ブレーキは絶対に使用しな
い事。
あとは体験だ。経験が血肉化
すると体験になる。それを得る。
そうして得た技法は技量となり、
自分の財産になる。
結果、安全を身近に引き寄せる。

すると、死なずに済む。
家族が待つ家に帰ってこられる。

あとですね。
凍結路面はお手上げなので、
凍結してそうな場所は走らない
に限る。
一度、冬場に軽井沢まで行った
ら、帰りの選んだ旧道碓氷峠が
路面が川状に何か所もガチガチ
に凍って
いたので参った。
ダブワンの競馬ジョッキーの人
たちと数台で走ったが、よく全
く誰も転ば
ずに無事に峠を下り
られたと
今でも思う。
超低速で下ったけ
どさ(笑
あれ、路面が全面アイスバーン
だったら、完全にアウトだった。
帰りも交通量のある新道通った
ほうがよかったあるね。
高速乗ってからは、さみーから
全員超弾丸でアッという間に
帰ったですよ、と。

(1981)


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