大学の同級生が無敵の人になっており、私がそのきっかけを作ったと恨まれてるかもしれない。
二浪していたらしく、自己紹介の際には、この大学には現役の時も受かっていた、皆より年上だけど遠慮せず話しかけてほしいと言っており、クラスになんとなく微妙な雰囲気が流れたのを覚えている。
私は少し遅れて到着したところ、彼の前の席しか空いていなかったのでそこに座ったが、その時点で彼は相当酔っていた。
挨拶がわりにセンター試験の点数と出身校を尋ねられたので、内部進学だと伝えると、内部生に対するありとあらゆる暴言を吐かれた。
しんどいなーと思っていると、こちらのテーブルに女子がきた。彼の酒のペースはさらに進み、「最近は日本酒にハマっている」と言いながら飲み放題の日本酒を頼んだ。
私が「さすがですねー」や「お強いですねー」とおだてると、調子に乗ってとっくりから直接飲み始めた。
「これはヤバいな」と思っていると、案の定その場で盛大に吐き始めた。
人のいい男子達が彼をトイレの個室まで連れて行き、飲み会が終わるまで彼が戻ってくることはなかった。
飲み会終わりに男子達に連れられて店から出た彼は全身が吐瀉物等に塗れていた。
この日のために買ったであろう、コムデギャルソンのシャツのハートが自分を睨んでいるように感じた。
GW明けのクラスの授業で彼はみんなに謝りながら地元の銘菓らしいお菓子を配って回っていた。
お菓子は個包装されておらず、彼から手掴みで渡されたお菓子を食べた人は少なかった。
教室のゴミ箱に捨てられたお菓子を眺めている背中が私が見た彼の最後の姿だった。
せっかくだからと一緒に飲みに行くと、同級生から彼を覚えているかと聞かれた。
覚えている、と言うと、彼のその後について同級生が教えてくれた。
彼はGW明けの授業の後、地元に戻ってまた受験勉強を始めたらしい。
同級生もそこで彼との付き合いは終わっていたが、この前ふと彼の名前を検索したところ、地元の市役所に爆破予告をして捕まったらしい(結局執行猶予はついたみたいだ)。
同級生は、彼が地元に戻る前に壮行会を開いてあげたようだが、そこで彼は、私が彼に飲ませたのでああいうことになってしまった、ということを延々と言っており、同級生がそれを訂正しようとしても(本当にしたのかは不明だが)、彼はいまいち納得していないようだったらしい。
もし同級生が言っていることが本当だとしたら、恐らく私のせいで無敵の人になったと恨んでいるであろう男が野放しになっており、そのせいで私はぼんやりとした不安を抱えて生きている。
女性が「酒の強い男性は素敵」などと言う価値観を広めたせいでこのような犠牲者が生まれてしまいました 女性たちは自らの罪深きアルハラ行為を認め男性達に謝罪すべきではないでし...
この増田にもマジで無敵の人やらスピーカー騒音おじさんとかいるんで ネタや釣りにしてもあんまり他罰思考をのさばらせないほうがいいやで 存在自体がまたやらかしてる