Sexy Zoneが25日、東京ドームでグループ初の3大ドームツアー「Chapter2 in DOME」(3か所7公演)2日目を迎えた。所属事務所の創業者・ジャニー喜多川氏の性加害問題を巡り、グループ名変更を明言しており、現名称でのラストツアー。デビュー曲「Sexy Zone」から最新曲「人生遊戯」まで全37曲を披露。結成13年目での“新章”が幕を開ける。
“セクゾ”が、聖夜を彩った。5万5000人の「セクシーラバーズ」(ファンの呼称)に向け、中島健人(29)が「聖なる夜に皆さんと会えて、本当にうれしい」と言うと、菊池風磨(28)も「Sexy Zoneと叫べるのは、これが最後なんだぞ」と声を張り上げた。
今年10月。喜多川氏の性加害問題を巡り、グループ名を改名することを発表した。11年の結成から12年以上背負った現名称でのラストツアー。グループ初の3大ドームツアーで、「大きな区切りとして、さまざまなことができた」と佐藤勝利(27)。ファイヤー特効やレーザーでド派手なステージを演出し、MCではサンタやトナカイのコスプレで記念撮影。見学に訪れたWEST.の重岡大毅(31)、Snow Man・宮舘涼太(30)、なにわ男子・藤原丈一郎(27)との絡みで会場を沸かせると、今後封印するデビュー曲「Sexy Zone」も披露。佐藤のキメぜりふ「Sexy Rose」に、ファンのボルテージは沸騰した。
アンコールのラストには、代表曲「RUN」を披露。
「止まらないで 止まらないでよ 僕らはまだ始まったばかりさ」
グループ名変更後も進み続けることを歌詞に乗せた菊池は「初めて(名前を)聞かされた時の衝撃は、ある種トラウマとして心に刻まれております」と笑いつつ、「みんなと僕らをつないでいるものがその名前だとするなら、本当に誇り」。
そして、中島も。「メリークリスマス。セクシー、サンキュー、フォーエバー。最上級の愛をこの名前に込めて、ウィーアー…」。4人と、5万5000人の声が合わさった。「Sexy Zone!」
(田中 雄己)
佐藤勝利「Sexy Zoneでのライブは最後なので、大きな区切りとして、内容としてもさまざまなことができた。デビュー曲のパフォーマンス、『Sexy Rose』のセリフを言うことが1公演ずつカウントダウンする感覚がして、感慨深い気持ちになりました」
松島聡「Sexy Zoneの名前でドームに立つ、ツアーを行うのが最後なので、気持ちの入り方もすごく違いました。毎年集大成の気持ちでステージに立っていましたが、今回はSexy Zoneの最後にふさわしいと思ってもらえるライブになったのでは」
中島健人「新たな進化をするためのエネルギーを十分に蓄えることができた。ここまで皆にアイドルにしていただいた分、より最強のアイドルを目指して。名前が変わっても、一生Sexyとは付き合っていくので、No Sexy No Lifeで来年も頑張ります」
菊池風磨「昨年はデビュー11年で、初のドームツアーができて、今回はそれを超えなければという意味で重圧もありました。来年はグループ名を変えての活動になるので、重要な“名前”というところも自分たちなりに意見を出し合いながら、心新たに一歩踏み出せたら」