2023-12-25

憎んでしまう事を止められない

クリスマスイブのは弟の命日。弟は自殺だった。


高校時代からの知り合いで男女の交際になったのは大学時代からでも10年近く

弟と元弟婚約者交際していた。傍目には仲良さそうに見えていた。


弟が亡くなる一年程前から結婚の話も出ており、元婚約者一家とも何度か一緒に食事をしたりと

家族ぐるみの付き合いもあって、このまま結婚するものだと思っていた。


クリスマスイブ当日。その日にプロポーズをするとは事前に聞いていた。元婚約者了解も得ていると。

その日はプロポーズ後、少しデートしてから、両家の家族食事をする為に実家に二人で来る筈だった。


弟が亡くなった日、そろそろ実家に来るであろう時間が過ぎても連絡が来ず、こちからメールしても返信が無い。

婚約者一家が元婚約者に連絡しても同じ状態メールも返信無いし電話も出ない。

どういう事だろう、って両家族が話していた所で、弟からメールが来た。


プロポーズ断られた。他に好きな人いるからって。つまらない男と一緒にいてもしょうがないって。

この人だって紹介されて、相手にも馬鹿にされて、もうどうして良いかからない」

という文面だった。

直感的に、これは危ないって思って、急いで旦那・両親と弟の家に向かった。


私達が着いた頃には、弟は既に亡くなっていた。あまり酒が強く無いのに深酒していた形跡があって

警察は恐らく衝動的にやってしまったんだろう、という事だった。


25日の夜に元婚約者両親へ元婚約者から連絡があった。色々あって弟とは別れる事になった。ごめんね!

と、軽いメール。すぐに折り返して弟が亡くなった事を告げるとさすがに元婚約者も驚いたらしい。


婚約者一家が元婚約者を問い詰めて聞き出した所、元婚約者はほんの一ヶ月程前に、高校時代に好きだった先輩に

たまたま友人の付き合いで行った飲み会で再会したという。

そのまま意気投合し、その日の内に関係を持ち、その男から付き合おうという誘いも受け、弟を振る事にしたのだとか。


弟が殴り書きで書いていたメモにはこう書かれてあった。

待ち合わせ場所には元婚約者と一緒に知らない男がいて、この人と付き合いたいから別れて欲しい。と言われた。

さすがに納得がいかなくて断ると、相手の男に突き飛ばされ、倒れた所を蹴られたと。

その様子を見て元婚約者はロクに止めず、半笑いだったと。

こんな人間(元婚約者)の事を好きだった自分と、10年近く付き合って積み重ねた関係がこんな一瞬で裏切られて終わるのかと。

婚約者に「そんな弱っちい、情けないのマジできもい」と笑われて、もう人間として何もかも侮辱されて絶望したと。


婚約者の事が許せず、本気で殺意を抱いたけどさすがに旦那や両親に止められた。

でも本当に憎くて憎くて仕方が無かった。

あれだけ仲良くしてて、家族ぐるみの付き合いで、家族になる人だと思っていたのに。

弟が元婚約者の事をどれ程愛していたかも知っていた筈なのに、たかが一ヶ月前に関係を持った男の為に

弟の命を奪う様な裏切りをしてまでやる事なのか?心底から許せなかった。


婚約者はあれだけ弟を裏切った癖に、恐らく元婚約者両親の強い反対もあったのだろうが、数ヶ月もしない内に

高校時代好きだった先輩とやらとは別れたらしい。


婚約者両親との縁も切れたが、元婚約者も私達も地元を離れる事は無く、共通の知人友人も少なからずいる為、自ずと元婚約者のその後の話は耳に入って来る。


結局弟でも先輩でも無い男性と元婚約者結婚したらしい。

知っている人によると、真面目で優しい穏やかな感じの人らしい。だったら弟で良かったじゃないかと思ってしまった。


婚約者子供を産み、元婚約者両親とも和解したらしく、それなりに上手くやっているという。


そんな話を聞いてしまう度に、全てを壊してやりたくなる衝動に駆られてしまう。

弟を裏切り人生を壊して死に追いやった女が、何故幸せになるのか?

両親は鬱状態になり、今でも家庭の雰囲気は暗い。

私もこの時期は憂鬱になり、旦那子供達も私を気遣ってくれてクリスマス等のイベント積極的にやろうとはしないが

そんな私に付き合わせてしまっているのも罪悪感を感じる。


でもそれは、全てあの女の所業が原因だと思っている。


恨んで恨んで仮に復讐した所で、弟が戻ってくる訳では無いのは分かっているが

それでも憎くて憎くて憎んでしまう事を止められない。吐きそうになる。

  • ああ、俺もうこういうことあったよ。 弟さんに女性耐性を付けておくべきだったね。 元婚約者はほんの一ヶ月程前に、高校時代に好きだった先輩に たまたま友人の付き合いで行った...

  • 弱者男性なのでいい気味としか思えん😜✌️

  • 毎年クリスマスに写真送ってないの? 憎むだけ?

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