12月18日午前、奈良県奈良市内にある小学校の校舎の解体工事現場で、地中に埋まっている杭の撤去作業を行っていたところ、土砂崩れが起き、71歳の作業員の男性が巻き込まれ、その後死亡しました。
18日午前11時48分ごろ、奈良市神功にある「旧神功小学校」の解体工事現場で、工事の関係者から「作業員が土に埋まった。顔は出ている」と119番通報がありました。
警察などによりますと、71歳の作業員の男性が建物の基礎下にある杭周辺に付着した土やゴミの除去作業を行っていたところ、突然土砂が崩れたということです。
男性は顔の半分ぐらいまで土に埋まった状態となり、消防隊などによって救出されましたが、心肺停止の状態で病院へ搬送されたということです。男性はその後、搬送先の病院で死亡が確認されました。
作業員の男性は当時1人で、作業をしていたということです。
警察などによりますと、旧神功小学校は2022年3月に閉校し、市内の別の小中学校と統合されたということです。
警察などは詳しい状況を調べています。