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キモチとカラダがうるおう生活のヒントをインタビュー

水谷隼

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水谷さんの4つのuruoiメソッド水谷さんの4つのuruoiメソッド

  • 01 体調管理に最適な体幹トレーニング
  • 02 ダイエットには空腹時の炭酸水
  • 03 eスポーツの魅力は駆け引きと心理戦
  • 04 卓球という気軽な生涯スポーツ

両親に導かれ5歳からはじめた卓球で、北京、ロンドン、リオ、東京と4大会連続で五輪に出場。
東京大会では、混合ダブルスで日本卓球史上初の金メダルを獲得するなど
輝かしい成績で“卓球界の至宝”と称される水谷隼さん。
現役引退から2年。新しいフィールドで活躍する水谷さんの健康を支える“うるおい”について伺いました。

01 体調管理、健康維持に30分の体幹トレーニング

水谷隼

現役時代はハードなトレーニングをされていたと思いますが、引退された今も健康のために継続されていることはありますか?
ビタミン系のサプリメントは、体調管理のためにもう10年ほど毎日飲んでいます。運動に関しては、自宅でエアロバイクを30分ほど漕ぐことが日課になっていますね。またストレッチ、体幹を鍛えるトレーニングと筋トレは、今も欠かさず行っています。特に体幹=インナーマッスルを鍛えることは、姿勢が良くなり痩せやすい体になりますし、睡眠のクオリティがアップするのでおすすめです。
具体的にはどんな体幹トレーニングをされているのですか?
うつ伏せになった状態で腕と肘、つま先を地面につけて姿勢をキープする「プランク」、横向きで肘から手までの腕を使って上半身を浮かせる「サイドブリッジ」、仰向けでお尻を上げる「ヒップリフト」など基本的なものを30分ほどかけて、週6日は行っています。

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習慣化、継続するための何か秘訣があれば教えていただきたいです。
まずは手軽にできることから始めることだと思います。現役時代は何時間もトレーニングしていましたが、今は僕も1時間程度。このくらいなら、仕事やプライベートの時間に影響することはないですし、無理なく続けていけると思います。 ダイエットなど目的がある場合は、漠然と行うんじゃなくてやっぱり目標を設定するのが大事だと思います。例えば「いつまでに何キロ」など、ゴールをどこにするのかを決めないと、なかなかモチベーションが続かないですよね。あとは周囲に「何月までに痩せる!」「このイベントの時に痩せた体を披露する」って感じで目標を宣言すると、自分を追い込むことができるのでいいと思います。

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©卓球レポート/バタフライ

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サプリメントで体調管理
エアロバイク&体幹トレーニング

02 炭酸水はダイエットの強い味方に!

水谷隼

水谷さんもダイエットを意識することはあるのですか?
現役時代も今も、意外と太りやすいタイプなのでダイエットというか体重管理は何度も意識してきました。というのも、食事が不毛な海外生活が長かった反動なのか、日本は何を食べても美味しくてついつい食べ過ぎてしまうんですよね。美味しいものが多すぎて困る(笑)! ちなみに東京オリンピックの前は、太らないようにマグロ丼ばかり食べていました
なるほど!他に気をつけていることはありますか?
現役時代は基本的に水、炭酸水、お茶、ブラックコーヒーなどカロリーゼロのものしか飲まないようにしていましたし、とにかく食に興味を持たないようにしていましたね(笑)。今は食事の時に大好きなビールを楽しむようになりましたけど、少し体重管理が必要かなと思った時は、お腹が空いたら炭酸水を飲むようにしています。

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食べ物よりも、飲み物で調整するのですね。
結局、消費カロリーより摂取カロリーが大きければ太ってしまう。でも、お茶碗一杯分のご飯のカロリーを消費しようとすると、小一時間はウォーキングしないといけないなど結構大変なんですよね(笑)。飲み物を意識するだけでも、かなり違ってくると思いますよ。
水分補給は一日中必要なことですから、思っている以上に体への影響が大きいんです。現役時代も、ホテルや合宿所で朝食にジュースや牛乳が当たり前のように用意されていましたが、意識していないと飲み物から意外と糖分をたくさん摂ってしまう。今はお酒の種類も気にせず好きに飲めるようになりましたが、当時は結婚式などどうしても飲まなければいけない時は、必ず糖質のないハイボールを選ぶようにしていました。

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※画像はイメージです

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カロリー&糖質ゼロの飲み物
お腹が空いたら炭酸水!

Profile

水谷隼

水谷 隼みずたに じゅん

静岡県出身。1989年生まれ。木下グループ所属。元プロ卓球選手、日本代表。5歳で卓球をはじめ14歳でドイツに単身留学。15歳で男子史上最年少日本代表に選出される。以降、ドイツ・ブンデスリーガ、中国・超級リーグ、ロシア・プレミアリーグに参戦。北京、ロンドン、リオ、東京と4大会連続でオリンピックに出場。リオ大会では男子団体銀メダル、シングルス銅メダルを獲得。2021年には東京五輪混合ダブルスで金メダル、男子団体で銅メダルを獲得し、惜しまれつつも引退。現在は、タレント・スポーツキャスターとして各メディアで活躍。一児の父でもある。近著に『打ち返す力 最強のメンタルを手に入れろ』など。