心理的安全性づくりに取り組むチームを讃える祭典 | 心理的安全性アワード  2022 has loaded

受賞チーム

ダイハツ工業株式会社

エンゲージメント向上W/G

『ミドルマネジメントからつくる心理的安全性 ~仲間づくりで全社にムーブメントを!~』

審査員からのコメント

この取組は、エンジン開発の技術者が、いち部署のマネージャーとしてスタートさせた取り組みが、粘り強い取り組みのもと仲間を増やし、1000人を超える本部方針に位置付け、1万人を超える全社取り組みへの足がかりまでを作った好事例です。
自部署からスタートし「1. 共通言語をつくり、2. 小さな行動から実践。3. 見える化し、4. 仲間をつくって広げる」のサイクルを積み重ね、部署内外の仲間を増やしながら、経営陣を巻き込んでいきました。部署の方針へと入れ込み「業務」として組織開発に取り組む土壌を整えました。
様々な成果が出ていますが、たとえばこの世界情勢の混乱で原材料が高騰する中、チームが自発的に動き始め、これまでやったことのない新しいやり方を試し、バランスシートに載るくらいの大規模な原価改善という財務的な成果にも繋がりました。

富士フイルムビジネスイノベーション労働組合

『心理的安全性を切り口とした対話による職場をよくする取り組み進捗報告』

審査員からのコメント

この取組は、会社の大きな転換のタイミングにあって、約10,000名のメンバーの心理的安全性を計測し、チームごとに分析、フィードバック、そして対話を行った、大規模サーベイを起点にした心理的安全性浸透施策の好事例です。
「似た内容の業務」にも関わらず、他のチームと比べスコアの高いチームの秘訣を探るといった推進者の細やかな分析起点のアプローチや、ネガティブな犯人探しを行うのではなく理想の職場に向けた対話という進め方が奏功した事例だと感じました。
「心理的安全性」そのものではなく、アクションのイメージしやすい「話しやすさ、助け合い、挑戦、新奇歓迎」という心理的安全性4つの因子を起点に、職場をよくするサイクルをつくってこられました。

株式会社アクアリング

全社取り組み

『いいモノづくりは、いいチームづくりから始まる』

審査員からのコメント

組織の変革はトップがどこまでコミットできるかが勝負となります。社長自ら心理的安全性の重要性を認識し、自らが先陣を切って立つほど、社員にとって心強いものはありません。風土や文化の変化を行う際、どのような行動が理想の風土に直結しているかを明確にする必要がありますが、それを自身でリストアップして改善努力を行っている点が非常に良かったです。組織行動のアップデートの本当の問題は「根気」の継続であり、その点で苦労していらっしゃいますが、変えたいという意識で努力を継続している点も非常に魅力的でした。

大阪国際がんセンター

看護部 内科・外科系外来

『がん医療最前線 命を守る現場で スタッフがいきいきと働き続けられる職場をつくるための取り組み』

審査員からのコメント

人の健康と命を預かるがんセンターという現場で患者さんへのサービスの効率と質を高めることを目標とされていました。
そのために心理的安全性あるチームづくりに注目し、コロナ禍の忙しい合間をぬって熱心に組織開発に取り組まれたところを高く評価しました。
メンバーからサーベイをとり現状を測る、お互いが話しやすくなるようなコミュニケーショントレーニングを導入し対話の量と質を上げる、などの地道な努力を続け、ついには抗がん剤ナース認定資格者を増やすことで患者さんの待ち時間を大幅に短縮したなど、医療スタッフと患者さんにとって目に見える成果に繋がったのが印象的でした。

住友ファーマ株式会社

技術研究本部 中計戦略課題 SUGoI活動推進チーム

『SUGoI活動の取組みの中での心理的安全性 ~技術と英知で夢をカタチに~』

審査員からのコメント

心理的安全性のあるチームはイノベーションを起こし、新しいものを創造することができます。このチームは、研究開発部門が革新的な医薬品や医療ソリューションを創出することに挑み続けるために、その基盤として個々の強みと結束でイノベーションを生み出すような 「SUGoI(Strength and Unity going to innovation)人材」を育成することを目指しました。
持てる力を最大限に発揮できるよう支援するための1-1、トラットリアウエノに代表されるようなリーダーからの語りかけ、社員の意見をきくサイクル、誰もが率直に意見を言い合える組織の実践を通じ新しい製品開発に繋がっている点が評価されました。住友ファーマから、さらにsugoi人材、sugoi製品が生まれることを期待しています!

株式会社タムラ製作所

心理的安全性浸透チーム

『「視点」と「行動」から変える心理的安全な組織・環境づくり』

審査員からのコメント

このチームは「優秀なプレイヤーがそのままマネージャーへ昇進し、マネジメントへの不満から離職率が上がる」という、日本の多くの企業が参考になるであろう課題に取り組まれました。想いをもったいちメンバーから取り組みが始まり、受け継がれ、経営陣を巻き込み、1000人を超える全社的な活動へと展開し、さらにはマネジャー登用時にも指標として活用していらっしゃいます。
特に、心理的安全性のサーベイと、360度評価によるマネジャーの行動特性を掛け算で洗い出し、個別フィードバックを行うことで、人事から全社のマネジャーへ、よい影響を与えています。「耳で聞き、頭でわかって、腹に落ち、そして体が動く」という、行動変容を目指しながら研修等の種々の施策を組み立て、取り組み当初の逆風にも負けず、2年以上継続して取り組まれ、マネージャー一人ひとりが組織を自分ごとで考える工夫を積んで来られました。

17LIVE株式会社

HR

『成長の土台となる心理的安全な職場づくり』

審査員からのコメント

心理的安全性の目的が行動ベースで非常に明確でいらっしゃいました。全体的な雰囲気を良くしたいのではなく、フィードバックを行える文化の形成と、心理的安全性を勝ち取った先のゴールが明確でした。フィードバックは成長や創造性に重要な行動であり、この行動は心理的安全性がなければ起こらない、というロジックの明確性がとても響きました。そして組織アップデートの際の、上位者の理解を高めたり説得したりと、重要な部分をきちんと最初に行うことも良いと思いました。心理的安全性を高めるためのトレーニングやその後の社内でのアクションも明確であり、非常に良かったです。

株式会社ザカモア

ザカモアファミリー

「ねえねえトニー」イングリッシュネームからはじまるフラットな関係性

審査員からのコメント

心理的安全性ある風土は社員を信頼する人事の仕組みに支えられています。この会社の取り組みは、この基盤である人事の仕組みを上手に実践されていました。会社の業績が危機に陥った時に経営トップが導入した、役職の廃止、評価制度の廃止、トップダウンの廃止、対話重視、企業理念を自分ごとにする組織開発、などの施策には、同社の社員が安心してパフォーマンスを上げるために必要とする本質が含まれていました。社長や社員から伝わってくる、会社やチームに対する前向きなエネルギーも印象的でした。企業のサイズに関わらず、参考となるところがたくさんあると感じました。

学校法人札幌慈恵学園 札幌新陽高等学校

『 “学習する学校”で高まる心理的安全性 ~本気で挑戦する人の母校・札幌新陽高校の取り組み~』

審査員からのコメント

学校の掲げるビジョンである「多様な人物を尊重し学習し続け、新しいものを生み出す教育」を実現するためにはまずは先生たち自身が学び成長し続ける必要があるとしました。
そのために心理的安全性に着目し、中つ火(焚き火)を囲む会などを通じ教師同士のフラットな対話、正解のない対話を繰り返すことで、継続的に学び続ける場を実践されているところが印象的でした。
教師と生徒の心理的安全性を築くにはまず教師同士からと、教師自らリーダーシップを発揮して学校風土をよくされようとしているところが高く評価されました。

サッポロビール株式会社

人事部キャリア形成支援グループ

『心理的安全性を共通言語に!〜企業も社員も成長するしなやかで強いチームづくりを目指して〜』

審査員からのコメント

推進のコアとなるメンバーがまず心理的安全性の学習を深めた上で進めた取り組みです。単なる研修を実施して終わりとするのではなく、研修を受けた役員を含めた経営職が今度は「心理的安全性をメンバーに伝えるファシリテーター」、つまり広める側となって組織浸透を図るという工夫を行われました。
結果として全従業員2,000名にまで心理的安全性を浸透・拡大し、会議の前に心理的安全性を確認してから開始するという行動習慣や、現場主導でポスター作成が行われるなど、浸透の深みの感じられた施策でした。

静岡鉄道株式会社

人事部兼みんなの100日プロジェクト推進チーム 心理的安全性プロジェクトチーム「The Safety」

『みんなで作る心理的安全性とウェルビーイング。「みんなの100日プロジェクト』』

審査員からのコメント

創業100年を超える鉄道会社が「みんなの100日プロジェクト」というプロジェクトを通して風土改革を進めてこられた事例です。有志プロジェクトで社内を巻き込むことに課題を感じている方が参考になる好事例だと感じました。具体的には、プロジェクトの参加形態として「挙手」「握手」「拍手」の3種類を用意し、「挙手」は個別施策のリーダー、「握手」はメンバー、「拍手」は応援者という参加形態を採用されています。ともすれば挙手したものが一人で孤独に進めることになるプロジェクトを、参加形態の工夫で解決し、「保守的」と言われる鉄道業界にあって、ひとつの光といえる取り組みだと感じました。

パーソルキャリア株式会社

社員のメンタリング・ネットワークで組織を活性化 「タニモク×モクサポ」プロジェクト

有志メンバーの「本気」をつくる⼼理的安全性 : メンタリング・ネットワークで組織を活性化

審査員からのコメント

このプロジェクトは、3~4人一組で他人の目標をたてるタニモクと目標をサポートするモクサポを通じて、自分ひとりの頭では思いつかない目標を実現していこうという試みです。
自分自身の考えに固執せず、多様な考えを受け入れて成果を出すという実感を伴った従業員体験ができることは、心理的安全性の「新奇歓迎」因子を大きく向上させると感じました。
ワークショップを属人化させるのではなく、誰でも取り組める動画と台本にまで落とし、仕組み化した点や、実際に参加者が成果を挙げ始めた点、二人から始まったプロジェクトがアスリートや教育機関など、業界を超えて広まっている点も高い評価を得ました。

千代田化工建設株式会社
バリューイノベーション推進部 DIGLABグループ

次世代 DIGGING LAB.

『「DIG」って「LAB」って変革を!~心理的に柔軟な実践コミュニティDIGLAB~』

審査員からのコメント

私たちはただ作業をやるために生きるのではなく、成長やワクワクを経験できるか、このような体験や感情こそが生物としての原点であり、これをどのように獲得するかを考えたうえで心理的安全性を打ち立てるという思いが良かったです。また、1期で終わるのではなく、継続性を重要と捉え、過去を振り返りながらどのようにアップデートして行動を高めるかを考えている点も良かったです。経営層の対話が重要と捉え、対話を通じリーダーの巻き込みを図った点も高く評価しました。

株式会社ナラティブベース

『ナラティブから生み出す心理的安全性 ~成果と成長を持続的に生み出すチームを作る挑戦~』

審査員からのコメント

行動が明確に言語化できていらっしゃいました。振り返りこそ学習の真骨頂ですが、私たちは多忙のためほとんど振り返りを行いません。心理的安全性も、粘り強い行動改善の連続であり、振り返りをどのように考え、どのように行っているかが形成の決めてとなります。ここを意識している点が非常にうれしかったため、高く評価させていただきました。

みずほ信託銀行株式会社

信託業務ステージアッププロジェクト

『信託業務ステージアッププロジェクトの取り組みについて』

審査員からのコメント

この取り組みでは、伝統的な金融機関という長く重い歴史と、不祥事という会社の苦境にあって、それでも前を向いてチーム・組織全体を変えようとしてこられました。プロジェクトメンバーの皆さまが、制度やルール起点ではなく、200名もの行員の声を聴く所からプロジェクトをスタートされました。成果はこれからとのことですが「コミュニケーションTips集」「寸劇を使った取組」「役員級会議の全社公開」など、全社的な取り組みへと展開しつつある点と、Tips集などでも「~べからず集」ではなく参考になる事例を集めて紹介するなど、細部への工夫が光りました。

株式会社ミライフ

コーポレート担当

『「背中を安心して預けられる」第二創業期の心理的安全性』

審査員からのコメント

「良いチームはチームを良くするための時間をきちんと取っている」を体現するような取り組みの数々でした。チームビルディングを単なる仲良し組織としないために、前向きな改善を促す「期待を込めたフィードバック」を行う場・仕組みとして取り入れている点は、目を引きました。
また、会社の価値観やバリューを言語化したCulturebookでは「不機嫌禁止」「赤字はいかん」「Work in Life」のように、綺麗事や美辞麗句ではない、生の言葉の持つ力を感じました。心理的安全性4つの因子の中で、特に「新奇歓迎」の面で参考なる事例と感じました。