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インターネットでわかったこと

事件の被害者である旦那さんこと・宮沢みきおさんが、生前共同著作した「インターネットでわかったこと・できたこと」。この本には、みきおさんが使用していたと思われる メールアドレスが掲載されている。そのアドレスは、16665275@people.or.jp 。さすがに事件から早19年近く経ってしまい、このアドレスとの繋がりを探すのは難しいとは思ったが、今回はこのメールアドレスに関連したことを調べてみた。

そこで @people.or.jp とはなにか調べてみると、次のようなページにたどりつく。「株式会社フジテレビフューチャネット(FFNet)が運営するISP「People」は12日、2月20日より名称を「FFNetインターネットサービス」へ変更すると発表した。」と出てくる。peopleとは、老舗のプロバイダサービスの会社で、おそらくそのプロバイダから割り振られたメールアドレスを利用していたことが伺われる。その歴史は、「1995年9月にはインターネット接続サービスを開始。1997年9月のフジテレビジョンと株式会社フジミックの資本参加ののち、2000年7月にフジテレビジョンが経営権を取得した。」とここで記載されている。ちなみに People は、パソコン通信を運営しており、2001年にサービス終了している。「インターネットでわかったこと・できたこと」では、みきおさんの他にも、この People のメールアドレスの方が複数おり、おそらく みきおさんと共に、People を通してパソコン通信時代から繋がりのあるメンバーだったのではないかと推測される。

そこで、この宮沢さんのアドレスで検索して調べてみると、東京世田谷の民家で一家四人変死 Part7の2ちゃんねるスレに、突然次のような書き込みが出てくる。

442 :名無しさん23:2001/01/07(日) 18:43
とりあえず天国の宮澤さんに追悼メールを送りましょう
http://www.tama.or.jp/~earthian/netbook/
16665275@people.or.jp

http://www.jaa.gr.jp/j/member.html


まだ事件から一週間ぐらいしか経っていなかった頃で、みきおさんがどんな人かの情報は不足していた時期。そして、何の前触れもなく突然このような書き込みが出てくるのだ。

おそらくこれを書き込んだ人物は、何かしらの形で みきおさんとの接点があった人物ではないかと思うのだ。あの事件に遭われた被害者は、確かあの人だったよなとピンと来るような知り合い・もしくは 犯人による書き込みではないかと。

そこで文中にある http://www.tama.or.jp/~earthian/netbook/  とは何なのか調べてみた。www.tama.or.jpとは、多摩地区で展開していたプロバイダ だとわかる。今度は、earthian とは、何か調べてみる。そうするとこれは、アーシアン という 高河ゆん という漫画家のファンタジー漫画のことではないかと。 ただこの時代における netbook がどういうものだったのかは私にはよくわからない。

勝手な推測だが、アーシアン について、話合う掲示板などの何かしらのコミュニティの場を指しているのかもしれない。そこに、みきおさんのメールアドレスも掲載され、参加されていたとも考えられる。ただしこの場合、16665275@people.or.jp が、みきおさんのメールアドレスであるということを知っている人間でなければ、この書き込みは第三者がちょっと探しただけではわからなかったのだと思うのだ。

また http://www.jaa.gr.jp/j/member.html とは何か調べてみると、日本アニメーション協会(JAA)のことであり、そこに名前が記載されていた会員だったことが記されていたのではないかと推測する(現在は繋がらない)。そこでさらに調べると、事件から年明けすぐの1月1日の記事に、みきおさんが、この日本アニメーション協会の会員名簿に名を連ねていたことが記事になっている。もしかすると、ここから みきおさんとアニメとの接点を見つけたのかもしれないが、16665275@people.or.jp が、ここの名前のところにも記されていたのだろうか? ちなみに記事には、元上司は「まじめだがユニークな発想をする人物で目を掛けていた。博学で食べ物にこだわるタイプだった。会社の香港旅行の時、奥さんを連れてきたが仲が良さそうだった。子供もすごくかわいがっていた」と話した。 と記されている。

(共同著者)

「インターネットでわかったこと・できたこと」の執筆には、みきおさんに独自ドメインやHP開設の方法を指南した 長尾 正氏らが中心になって、PEOPLEでの仲間に呼びかけ応じた数人が執筆に参加したのではないのだろうか。ちなみにこの本は30人ほどそれぞれの視点でインターネットの活用法や関わり方について執筆されている。当時30代だった長尾氏の他にも、40代銀行勤務(ジャカルタ赴任中)の男性・18歳・工業高校情報科学科の学生(男)・42歳・医療情報システムのマーケティングに携わる男性など、みきおさんを含む5人が、People のアドレスを持っている人間が執筆している。

そして興味深いのは、みきおさんの後に書かれている 目黒 弘行 という方が上記のアドレスの tama.or.jp のプロバイダを立ち上げた方で、自らプロバイダを立ち上げた話を書かれている。この方も何かしら みきおさんと接点があり、その縁でこのプロバイダの アーシアン のページを知るきっかけになったのかもしれない。

そしてこの本の最後に記された方のメールに earthian@jca.or.jp  というアドレスが出てくる。例 の アーシアン と同じアドレスになっていてびっくりした。 と、このアドレスを元にクリックすると、次のような団体のページに飛ぶことがわった。実はみきおさんは、1993年に設立された、この団体の趣旨に賛同されて参加されていたのではないかということ。アーシアン とは、アニメではなく、この団体の名前から来ているのではないか。それならば、今はない tama.or.jp のアドレス上に団体のページがあったであろう ~earthian/netbook/  との接点が繋がってくるのではないのだろうか。

(16665275@people.or.jp と あるキーワード)

16665275@people.or.jp と共に、あるキーワードを入れて検索すると、何故かバイクに乗った男の画像が検索に引っかかる。一体なぜそうなるのかは全くわからないが、その画像をクリックして元になるページにゆくと、また複数の関連写真が出てくる。そこで元になった画像を探そうとするも一致するものが見つけられなかったが、一人気になる人物が。バイクとアニメ好き の人間が同じコミュニティ内にいた。一体なぜ、世田谷一家の事件との繋がりが全くなさそうなところから繋がったのかよくわからない。そしてその男と宮沢さんとの接点は何かあるのかどうかもわからないが、ちょっと気になったので記しておく。今回調べてわかったことは、ここまでだった。

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コメント

あるキーワードというのが気になります。

多摩インターネットのearthianとは誰か?インターネット・アーカイブを見る

こんばんは。黒白猫です。

http://www.tama.or.jp/~earthian/netbook/
をインターネット・アーカイブ https://archive.org に入れて調べたところ、
宮澤さんのその本をWEB化した目次のページでした。

https://web.archive.org/web/20010216074244/http://www.tama.or.jp/~earthian/netbook/

で、earthianの親階層は、これです。
https://web.archive.org/web/20010404045333/http://www.tama.or.jp/~earthian/

4つのディレクトリーの内、多摩やっほー(yahhoo)だけ少し見れます。
earthianのID名に該当するのは、最後のもりみつじゅんじ氏ですから、
どうも、もりみつじゅんじ氏が個人でやってたページみたいですね。(本の目次と一致)
やってたというのは、1996年以降、2001年までの話です。

インターネット・アーカイブは、他の期日をあたっていないので、
他の期日のページを綿密に当たっていけば、もっと何か出てくるかもしれません。

それから、全然違うところからの情報なのですが、多摩インターネットというプロバイダーは、
2001年までどうにかやっていたのですが、その年末だったか、解散しました。
なので、2002年以降は、皆ページがForbiddenになっています。
これは、殺人事件が起きたからじゃなくて、プロバイダーが解散したから、
そうなっています。

No title

http://mimizun.com/log/2ch/news/981534919/

を見るに、本をWEB化したページなんですね

そして
http://www.tama.or.jp/~earthian/netbook/
にはメールアドレスも載っていたようなので、
Part7の442番は、「宮沢みきお」でヤフーか何かで検索してヒットしたページのURLなどをコピペしたのではないでしょうか?

No title

皆様貴重な情報ありがとうございます。

442のみきおさんのメールアドレスに関しては、第三者が後から調べても見つけられた可能性が高いということですね。

そして http://www.tama.or.jp/~earthian/netbook/
は、「インターネットでわかったこと・できたこと」をWEBで
保管・もしくは見られる形にしていたということですね、わかりました。

みきおさんが作成していた、祖師谷パークスタジオのHPがどんなものだったのか気になりますね。今は、全く
別人が、このドメインを取得してしまったみたいなので。

祖師谷パークスタジオのHPのURLは?

monaziteさん

祖師谷パークスタジオのドメイン名やURLはわかりますか?
もしもわかれば、Internet Archiveに入れて調べることができます。
Internet Archiveというのは、昔から今までの世界中の多くのHPの
スナップショットとそのリンク先を保存しているサイトなのです。
なので、1997年とかのHPの表紙や内容くらいは余裕で見れます。
もちろん2000年あたりのHPも大丈夫です。
なので、URLさえわかれば、みきおさんの当時のHPのトップは見れると思います。

No title

恐らくですね、いま別の人が取得してしまったようなのですが、 mikio.com を取得したと言われているので、恐らく

http:www.mikio.com だったのではないかと考えています。



2000年頃のmikio.comはなかったでした

http://www.mikio.com で、Internet Archiveをあたったのですが、
めぼしいものはありませんでした。
このドメインは、2004年以降ずっと売りに出されている
ページしか出てきませんでした。

また、他のアドレスがわかれば、新しい記事の中ででもご紹介下さい。
と、言いますのも、2000年頃までというのは、
個人でHPをやる場合、geocitiesとか、tripodとか、iswebとか
無料のHPスペースでやっていた人もすごく多かったのです。
独自ドメインを設定するとなると、プロバイダーのやつか
有料サーバを借りないといけないと思うのです。
みきおさんは、プロバイダーのpeopleから割り振られた番号のメアドを
そのまま使っていたのですから、
people.or.jpのHPスペースで、HPをやっていた可能性もあります。
祖師谷パークスタジオのHPのURLが、people.or.jpの
HPスペースのURLアドレスになかったのかどうか・・・。
そこら辺含めて、今後また何かわかれば、また調べられます。
すいません。あまりお役に立てないで。
でも、あらゆる可能性を探って参りたいと存じます。

みきおさんは別のメールアドレスも使ってました。それと関連するアニメサイト情報。

情報共有のために投稿します。
2014年の2chの世田谷スレに、みきおさんが別会社でプランナーをやってる情報がありました。

https://web.archive.org/web/20000606044112/http://www.av-project.com/gstaff.html

で、この時のみきおさんのメアドなんですが、mikio@kt.rim.or.jp というものを使用していました。
これは、www.mikio.comを登録した時のドメイン情報と一致するので、みきおさん本人のものでした。
2番目のメアドですね。プロバイダーはリムネットです。

それから、みきおさんがやっていたと言われている声優・アニメ批判サイトが、やはり昔のgeocitiesにありました。

声優・アニメ批判掲示板byぱる
https://web.archive.org/web/19991105051909/http://www.geocities.co.jp/Playtown-Dice/9070/index.html

で、ベビールースさんという方が検証サイトで詳しく考察されています。
ここを全部読んでみて下さい。

http://babyruth.cocolog-nifty.com/blog/2016/08/2-497b.html

で、一つ思うのは、世田谷事件って、殺人事件なのに動機が不明じゃないですか。
アニメ・声優ファンの暴走だったということもありえると思います。
例えば、アイドルにプレゼントを送ったら、無下にも送り返された男が、そのことを逆恨みし、
イベントで待ち伏せし、そのアイドルをめった刺しにしたという事件が起きています。
それと同じように、好きなアニメや声優を酷評された、自分の発言を削除されたとかの
諸々の恨みが、みきおさんへの殺意になったのではないでしょうか。

2000年当時、警察も、ネット上の顔の見えない相手と被害者との人間関係まではわからなかったと思うのです。

お久しぶりです

久々に拝見しました。ベビールースさんのサイトも拝見しました。ひとつ思うのですが、宮沢さんはゲーム会社の新作ゲーム開発にも関わったりしていたのかなと思いました。というのもベビールースさんのサイトの中で○ナミの会社の名前がありましたので。
また、京アニの事件を考えると、犯人は被害者にアイディアをパクられたと激高し事に及んだのかとか想像しました。ならば、現金探しもさる事ながら、何か別の物を探していた可能性も考えられます。

No title

もし、京アニのようにパクられたと思い込んでの犯行なら、塗料についても気になることがあります。今更ですが
例えば紙が特殊な場合、特別なインクを使わないと
滲んだり、かすれて書けないことがあります。例えば
輸入物の高級日記ですと普通のペンや鉛筆ですとうまく
かけない物があるようです。

け○○ちゃんねるというyoutubeのゲーム実況動画でブランドものの高級ノートについて紹介されていたので、なるほど~そんなノートもあるのかと思ってノートとインクについて調べたのですが、その高級ノートの名前を失念しました。

とりとめのない文になりましたが、浴槽に書類をぶちまけたりした理由と関係があるのかなと思います。

No title

みきおさん自身がどんな方だったのかは伺い知ることは難しいのですが、今我々が抱くようなアニヲタやゲームヲタという方々とはちょっと違うイメージが私はあります。

彼が好きなアニメだったり携わっていた作品などをみると、言い方は悪いのですがもう少し高尚というか文学的な作品だったりするのです。

そのへんのイメージからすると、アニメ声優だとか語っていたのは、私の印象からするとちょっと別人に思える気がするのですがどうなのでしょう? その辺を、何か本当に結びつける明確な根拠はあるのかな?という疑問は残ります。

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