東京税関は、カナダからおよそ31キロの覚醒剤を密輸しようとしたとして、密輸組織の「運び屋」2人を東京地検に告発しました。

カナダ国籍のモハメッド・シャビアー容疑者(23)とモハメド・カーン容疑者(23)は先月、覚醒剤あわせておよそ31キロ、19億3400万円相当を、カナダから羽田空港を通じて密輸しようとした疑いがもたれています。

東京税関によりますと、モハメッド容疑者らは麻薬探知犬から発見されないよう、強い香りがする香辛料の袋に覚醒剤を入れたうえで、スーツケースの中に隠していたということです。

モハメッド容疑者らは密輸組織の「運び屋」で、入国時に日本国内での訪問先を明確に答えられず、税関職員が不審に感じ、事件が発覚しました。

手荷物に隠し、羽田空港から密輸しようとした覚醒剤の量としては過去最多です。