TvRemoteViewer_VB バージョンアップ支援ツールを公開しました
このブログでご紹介させていただいている TvRemoteViewer_VBとTvRemoteFile は、バージョンアップは速いのですが移行が手作業になってしまうため、せっかく面白そうな新機能があってもなかなか更新する暇がない、という方も多いのではないでしょうか。
そういう方へのご支援として、バージョンアップをほぼ自動でおこなうツールを作成いたしましたので、公開します。
1.導入
簡単ツールなのに説明が長くなるのも何ですので、さっそく使い方をご説明いたします。
以下のリンクをダウンロードして、適切な実行用フォルダに解凍してください。
解凍すると以下のような構成になりますので、このままお使いください。
別のフォルダやPCにコピーする時も、.exeファイルだけでなくフォルダ類も一緒にコピーするようにしてください。
なおこれを動かすためには、VC++ 2010(x86)のランタイムが必要です。
TS抜きチューナーを使っている方ならほぼ導入済みかと思いますが、あまり自信がなければ別に何度入れても構いませんので、リンク先から導入してみてください。
「修復」「アンインストール」二択の画面になる場合は既に導入済みですので、「キャンセル」すればOKです。
補足)
このバージョンアップ支援ツール自体も、本体(TvRemoteViewer_VB)の構成変更に合せてバージョンアップすることがあります。(例えば2016/5/9 にVer1.2にアップしています。)
今までのバージョンをお使いの方は単純に上書きコピーすればOKです。
(特に断りのない限り、TRVInst.exe だけ上書きコピーしてもOK)。
2.使い方
TVRInst.exeをダブルクリックすると、次の画面が立ち上がります。
「新規導入」は後々の宿題として、現在は既にTvRemoteViewer_VBを導入済のかたが最新版に更新するための「アップデート」機能が中心になります。
1)TvRemoteViewer_VBのアップデート手順
下のほうにある「導入フォルダ」の入力欄に更新対象のTvRemoteViewer_VBフォルダ(ROOTフォルダ)を指定してください。右のボタンでダイアログから選択することもできます。
なお、これ以降のファイル/フォルダ名入力欄にも共通しているのですが、対象のファイル/フォルダを直接ドラッグ&ドロップしても指定できます。
さて正しいフォルダ名を指定して「アップデート」ボタンを押すと、次の画面になります。
ここで更新対象のものをチェックして、それぞれリンク先のサイトにある最新版プログラムの圧縮ファイルをダウンロードし、指定してください。
解凍後のフォルダが既にあればそれを指定しても良いです。指定後、「更新」ボタンを押せばプログラム更新が始まります。
その際、TvRemoteViewer_VBが稼動中なら、以下の確認メッセージが出ます。
そのまま続けてよければ「はい」を押してください。
更新が終われば、以下の画面になります。
そのままTvRemoteViewer_VBを再起動する時は「はい」を押してください。
前の画面に戻ってみると、確かに各プログラムの日付が更新されていることが判ります
ここまでで数分もあれば完了しますので、新しいバージョンを気楽に試せるようになるのではないかと思います。
2)TvRemoteViewer_VBをバックアップ/ロールバックする。
プログラムのアップデートは楽になるのですが、久しぶりにバージョンアップするような時に何かの問題がおきないか不安な時、あるいは自分でカスタマイズする時など、念のために今使っているバージョンに完全に戻せるようにしておきたい、という事があるかもしれません。
そういう時にこの機能は役立つと思います。
トップ画面で現行フォルダを正しく指定してバックアップ/ロールバック ボタンを押すと、次の画面になります。
ここで何か名前を付けて「バックアップ」ボタンを押せば、今の状態をバックアップします。
また下のリストから適切なバックアップを選んで「ロールバック」を押せば、
その時点にTvRemoteViewer_VBを戻すことができます。
なお、バックアップ対象はTvRemoteViewer_VBのROOTフォルダ以下にあるもの、および(別のところにある場合)WWWRoot(HTMLフォルダ)下のものになります。
ffmpegやRecTaskはバックアップ対象になりません。あくまでTvRemoteViewer関連のバージョンアップに付帯する機能というのが理由です。(但しそれらもROOTフォルダ下にある場合、結果的に一緒にバックアップされることになりますが。)
以上のような手順で、このプログラムでは設定内容(主にTvRemoteViewer_VB.iniファイルとform_status.txt)を引き継ぎながら、速やかに新しいバージョンに上げることが出来ます。
ただしもしご自身で、たとえばffmpegのパラメータをいろいろカスタマイズして使っている場合、HLS_option ファイルは上書きされたくないかもしれません。
そこでここでは単純に、バージョンアップに関係なく維持されるファイルを指定できるようにしました。手順は以下の通りです。
上記アップデートファイルの指定の画面に、「更新除外ファイルの指定」というボタンがあります。
これを押すと以下の画面になります。
ここで維持したいファイルをドラッグ&ドロップで指定していき、
「リスト確定」ボタンを押せば、それらのファイルはアップデート時に更新されず、内容維持することになります。
但しいたずらに維持するとアップデート内容と矛盾が生じることがあります。この機能は主にカスタマイズしたHLS_option関連の保持を意図したものですので、自己責任で使ってください。
3.その他注意点
バックアップでリストされる対象、および除外リストにリスト可能な内容は、「導入フォルダ」で指定したTvRemoteViewer_VB関連のファイルのみです。その辺範囲を広げると、意図しない設定内容のものや目的の場所ではないファイルを間違って指定してしまう可能性があるので、この制約を付けています。
以上、便利にお使いいただければと思います。
「新規導入」自動化機能は。。。まあ、作る手間もかかるのと、その割に結局自分で設定しなければならない内容が多いので、その辺のバランスが難しいところです。
4.更新履歴
・2018/9/9 v1.60
TvRemoteFilesの更新を伴わないTVRemoteViewer_VB単独でのアップデートの際にに更新に必要なファイルが増えている点に従来バージョンでは対応し切れてておらず、最新版TVRemoteViewer_VBを単体でアップデートすると起動できなくなるケースが出ていました。
当バージョンで最新のファイル構成に対応しました。
・2017/9/13 v1.50
TvRemoteViewer_VBの構成モジュールとしてTvRemoteViewer_VB.ini.dataとTvRemoteViewer_VB.ini.defaultを認識するようにし、単体アップデートでの更新漏れがないようにしました。
・2017/3/21 v1.31
htmlフォルダにprep.jpg (新版画面遷移のお待ちください画像)が既にあれば更新しないようにした。
・2017/3/05 v1.3
TvRemoteViewer_VBとTvRemoteFilesが所定のバージョンを満たした場合に、黒画面を出さない新版の画面遷移に自動で切り替えるようにした。
・2016/5/09 v1.2
TvRemoteViewer_VB.ini で定義したにも関わらず、プログラムに添付されているデフォルトのTvRemoteViewer_VB.iniには空の定義体(MIME_TYPE_DEFAULT= 等)がなく、コメントの説明のみのパラメータがうまく移行されない問題をFIXした。 (今のところMIME_TYPE_DEFAULT= と MIME_TYPE= )
ただしそれらの定義体の位置はバージョン移行後、最後尾に移動する点はご容赦ください。(関連コメントの位置が判別し辛いので。)
・2015/12/06 v1.1
ViewTVn.htmlファイル(n >= 9) が存在する = ストリーム最大数が9以上で定義されている際に、それらも更新するロジックを追加。
なお実際にMAX_STREAM_NUMBER=9以上が定義されているにも関わらずViewTVn.html(n >= 9)が存在していない場合、このツールでの作成はおこなわない。
(TvRemoteFilesのほうで最初にトップ画面または待機画面を表示する際に、存在しないものがあれば作成する。:ver1.52以降)
・ 2015/10/02 v1.0
初版
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