2023年、世を騒がせた事件や出来事はユーチューブが端緒だったケースも多かった。今年9月にユーチューブの登録者数100万人を突破した起業家の“青汁王子”こと三崎優太氏(34)がインフルエンサーとして、関わった波乱の1年を振り返った。

【ジャニーズ問題とガーシー】今年最大のニュースはジャニー喜多川氏による性加害問題が明るみに出たことですよね。僕もカウアン・オカモトさんとコラボしたが、いつものようにネット上だけで、テレビや大手メディアには扱われずに消される話題かなと思ったら、ようやく報じ始めた。

 ジャニーズ事務所は解体を余儀なくされ、芸能界が改革される元年になった。ただ、日本がいびつなのはガーシー(東谷義和)さんが昨年、カウアンさんをユーチューブに出していなければ、ジャニーズ問題は今ごろどうなっていたか分からないということ。BBCが報じたが、ガーシーさんの放送がなければ、日本のメディアは扱わなかったかもしれない。そのうえ、ガーシーさんは別件で逮捕された。名誉毀損などで悪いことをしたかもしれないが、今まで性加害で苦しんでいた人たちを救った側面もある。

 僕や堀江(貴文=ホリエモン)さんとかもそうだが、有罪となっても自分の中に真実があると抱えこんでいる。悔しいから負けないという気持ちで発信する一心で、世間に徐々に受け入れられる。ガーシーさんも思うところがあるだろうから、いつかまたみんなの前に戻ってくる時が来る。

【てんちむ引退】ユーチューバーのてんちむが、9月いっぱいで無期限活動休止しましたね。理由は本人との約束で、内緒で言えないんですけど、別に変なことではない。ユーチューバーの門りょうの活動休止と併せて、僕は危機感を持っています。

 インフルエンサーも世代が上がって、年をとって、みんな疲弊して、活動していくことがしんどくなっている。僕もいつまでやれるのかなと思う時がある。セカンドキャリアを見つけようと、引退につながっている。

 動画もショートに流れていて、ユーチューブが下火になっているのは否めない。次のプラットフォームや世代に切り替わっていく中で、経営者もSNSで数字が求められる時代。競争は激しくなるんじゃないかな。

【DJ SODA騒動】韓国の人気DJのDJ SODAさんのセクハラ騒動で加害者男性2人が警察に出頭する前に僕のチャンネルに登場して、おわびをしました。当時は批判も浴びたが、今ようやく口を開けられる。

 加害者の勤務先の社長から連絡があって、動画に至った。僕も数字が欲しいのはあったが、センシティブな問題で関係各所に念入りに事前に確認しました。被害者の関係者も含め、きちんと謝罪してほしい意向があった。性犯罪は許されるものではないが、彼らのはちょっと性質が違って、性犯罪者として人生を棒に振るのは酷だと思った。公開で謝罪したことである種、社会的制裁を受け、結果、和解で収まって良かった。

 

 何か騒動があれば、ユーチューバーとして、首を突っ込まないといけないが、倫理観はある。ホストの売掛金問題で被害者の動画も出したが、情弱な人をターゲットにしている側面もあって、この種の発信は続けたい。

愛犬のトイプードルを抱く三崎優太氏
愛犬のトイプードルを抱く三崎優太氏

【2024年の目標】来年はキレイごとでなくて、ガチで社会貢献で、海外の恵まれない子供たちを救う活動をします。いろんな国を見て、格差があることに改めて気づかされた。

 よく岸田首相や政治の話題を上げるので、出馬するのかといわれるが、絶対にしない。日本は恵まれているのでそんなに救う必要はない。それよりも日本でいい水を手に入れ、海外に届けたい。青汁の事業も現在は手掛けていないが、もう1回挑戦したい。やはり自分のルーツは青汁。来年のキャッチコピーは「青汁で世界を救います」。“青汁王子”といわれるのは年齢的にはもう酷で、今年いっぱいで辞めたいと宣言したが、まだ言われることになりますね(笑い)。