当コラムでは賃貸不動産経営管理士試験の難易度や合格率について、最新年度の数値や推移も含めてみていきます。

また、大学入試に置き換えて考えた際の偏差値についてもみていきます。

賃貸不動産管理士はどの程度難しいのか?など知りたい方はご覧ください。

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賃貸不動産経営管理士試験の合格率!2023年度合格率は?

2022年度(令和4年度)の賃貸不動産経営管理士試験の合格率は27.7%でした。

過去5年間で見ると最も低い数値となっています。ちなみに、過去5年間の合格率は27.7%~50.7%で推移しています。

なお、2023年(令和5年)の合格率については、令和5年(2023年)12月26日(火)の合格発表日に公表される予定です。

過去5年の賃貸不動産経営管理士試験の合格率・合格点は、下の通りです。

年度受験者数合格者数合格率合格点
令和4年度(2022年度)31,687名8,774名27.7%34点(50問中)
令和3年度(2021年度)32,459名10,240名31.5%40点(50問中)
令和2年度(2020年度)27,338名8146名29.8%34点(50問中)
令和元年度(2019年度)23,605名8,698名36.8%29点(40問中)
平成30年度(2018年度)18,488名9,379名50.7%29点(40問中)
出典:令和4年度 試験結果-賃貸不動産経営管理士(賃貸不動産における専門家の資格)

令和4年度の試験では合格率は27.7%と、これまでで最も低い合格率となっています。

令和2年度からの国家資格化に伴い、問題数は40問から50問に変更されました。また、賃貸不動産管理業法の範囲が追加されており、難易度も上がっています。

受験者数増加につき合格率は下がっている

賃貸不動産経営管理士試験の受験者数は年々増えています。令和4年度の試験の受験者数は31,687名合格者数は8,774名です。

これは、賃貸不動産経営管理士の国家資格化に向けて試験制度の変更などが令和2年度(2020年度)から行われることに伴う、いわゆる“駆け込み受験”が要因でした。

受験者数が大幅に増加したことに対して、合格者数は国家資格化前と大きな変化はありません。その結果合格率が下がっているのです。

賃貸不動産経営管理士試験の難易度は、昔より上がっているのが現状です。

賃貸不動産経営管理士講習者(5問免除)合格率

賃貸不動産経営管理士試験には、事前に講習を受けることで試験科目が5問免除になる制度があります。
下記は、管理士講習の修了者の合格点・合格率の推移です。

年度受験者数合格者数合格点合格率
令和4年度(2022年度)11,306名3,475名29点30.7%
令和3年度(2021年度)10,390名3,738名35点36.0%
令和2年度(2020年度)8,671名2,925名29点33.70%
令和元年度(2019年度)6,882名2,641名25点38.40%
平成30年度(2018年度)5,379名2,886名25点53.65%

賃貸不動産経営管理士試験の講習受講者の合格率をみると、免除がない場合に比べてやや高い傾向です。

講習を受けるにはお金も時間もかかりますが、試験に合格できる可能性が高くなります。

少しでも合格率を上げるなら、講習を受けた方が良いかもしれません。

関連コラム:賃貸不動産経営管理士講習を受けて5問免除は活用すべき?合格率への影響は?

賃貸不動産経営管理士の試験範囲と合格基準

賃貸不動産経営管理士試験では、賃貸不動産経営に関する幅広い知識が求められます。法律、経営学、マーケティング、建物のメンテナンス、賃貸契約、税務など、多岐にわたるトピックが出題される可能性があります。

基本的な知識だけでなく、実際の経営シーンでの応用も問われることがあります。したがって、実務経験や実例をもとにした学習が有利となる場面も多いでしょう。

賃貸不動産経営管理士試験は、合格点(合格基準点)を取れれば合格となります。

賃貸不動産経営管理士の合格点は、合格発表時に公開されます。

90点取れれば必ず合格できる運転免許の試験などと違い、賃貸不動産経営管理士試験の合格点は毎年異なります。合格点の決定は、試験結果をもとに一定の合格率や合格者数をキープするラインに基づくのが一般的です。

出題範囲について詳細は、下記記事をご覧ください。

関連コラム:賃貸不動産経営管理士試験とは?概要と出題の傾向

賃貸不動産経営管理士の難易度・勉強時間

近年の賃貸不動産経営管理士試験は合格率30%前後です。

賃貸不動産経営管理士試験は合格率15~17%の宅建試験、8~10%のマンション管理士試験など、他の不動産関連資格と比べると、「難易度は高くない」といえるかもしれません。

しかし、合格率30%ということは、受験者10人のうち7人は不合格になっているということ。十分に対策しないと合格できない可能性が高いです。また、専門知識と実務経験を要します。

賃貸不動産経営管理士の勉強時間

賃貸不動産経営管理士試験合格に必要な勉強時間は、100~200時間と言われています。

賃貸不動産経営の実務経験を持つ人や、関連知識がある人、学んできた人は、勉強時間は短く済むでしょう。

関連コラム:賃貸不動産経営管理士の勉強時間は?独学の場合・勉強法も解説

勉強時間を関連資格と比較した場合の難易度感について

合格に必要な勉強時間と、合格率を比較することで、試験の難易度をイメージしてみましょう。

動画:【賃貸不動産経営管理士試験】合格率と難易度を工藤美香講師が徹底解説!|アガルートアカデミー

勉強時間を見ると、文系三大難関資格で不動産資格の最高峰である不動産鑑定士の合格に必要とされる勉強時間3000時間というのは、やはり際立っています。

よく比較される宅建の強時間は300時間です。

関連コラム:賃貸不動産経営管理士は宅建を持っていると有利?宅建士とのダブルライセンスについて解説

一方賃貸不動産経営管理士の勉強時間を100時間とすると、1日1時間勉強して3か月強必要ということになります。

賃貸不動産経営管理士は最短3か月から8か月ほどの計画を立て、無理のない勉強時間を確保すれば合格できる、他と比べて取得に取り組みやすい資格といえるでしょう。

また、合格率を比べても、賃貸不動産経営管理士試験はまだまだ合格しやすい資格といえます。

もちろん、試験に向けてしっかりとした準備や対策をしていく必要があることは間違いありません。

初学者の場合は100時間以上必要になる場合が多いですし、関連資格をすでに持っている場合は100時間より少なく済む可能性が高いです。

まとめ

賃貸不動産経営管理士試験の難易度や合格点などについて解説しました。

試験は対策が必要ですが、現時点ではそこまで難しいものではありません。

今後さらに難易度が上がっていく可能性もあります。

興味があれば、早めに取得しておくことをおすすめします。

▼アガルートの賃貸不動産経営管理士講座担当 工藤美香講師による合格率と難易度についての動画解説はこちら

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