最終更新日:2023/10/16
ハリファックスはカナダの東海岸にある港町で、ノバスコシア州の州都です。
海や自然を感じられる場所ながらカナダ内でも英語話者が多く、ネイティブの英語に触れながら英語学習に集中することができる都市です。
また日本人が少ない上に大学の数も充実しているため、自分の学びたい分野の知識を深めることができます。
しかしまだまだ日本人に知られていないため、本当にハリファックスに留学して良いのか、まだまだ確信は持ちにくいですよね。
そこで今回はハリファックスの基本情報、ハリファックス留学のメリットとデメリット、ハリファックス留学をおすすめする人の特徴について解説します。
今回の記事を参考に、ハリファックスが自分の留学先に合っているのか、しっかりと考えていきましょう。
※この記事は2023年5月時点の情報を参考にしています。
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ハリファックスはカナダの東海岸側にあるノバスコシア州に位置する都市で、ノバスコシア州の州都でもあります。人口は2021年時点で43万9,819人で(※1)、バンクーバーなどカナダ内の他の都市より少しコンパクトです。
ハリファックスは18 世紀にイギリス人によって築かれ、ハリファックス湾に面している港町であることから、海運業で栄えてきました。
現在も都市は港を中心に街が広がっており、海沿いに街が作られています。かといって田舎ではなく、中心部にダウンタウンや商業施設が集まっており、生活に不便を感じることはありません。
またイギリス人が入植した名残で当時のレトロな建物が今も残っています。
カナダにはフランス語を話す都市もありますが、ハリファックスでは基本的に英語が使われています。カナダ留学の中でも語学学校での語学留学など、英語力アップにおすすめです。
日本からハリファックスまでの移動は、直行便がありません。経由便を利用しますが、カナダのトロントといった都市やアメリカの都市で乗り換えが可能です。
日本から離れているからこそ、英語学習に集中できる環境でしょう。
穏やかな港町で旅行先として魅力的なハリファックスですが、留学先としてもおすすめです。
そこで続いては、ハリファックス留学のメリットとして、
を解説します。
カナダは移民が多い国のため、国際的なことが特徴です。
しかしその分母国語を別に持つ人もいる上に、モントリオールなど一部の都市では公用語にフランス語が使用されています。
その中でハリファックスはカナダ人比率が高く、英語話者も多い傾向です。
実際のデータを見てみましょう。2021年時点の人口43万9,819人の中での割合を算出しています。
ハリファックス内の移民は人口の4%ほど、英語を母国語とする人が80%以上住んでいるため、英語を話す機会がたくさんあります。
ネイティブの英語にも触れられるため、英語力を高めたい留学生にはぴったりの環境です。
ハリファックスは海に囲まれた小さな都市です。
トロントやバンクーバーほど大都市ではありませんが、ショッピングモールなど生活に必要な施設はほとんどそろっています。
港町で田舎のイメージを持たれますが、州都でもあることからパブやレストラン、ファーマーズマーケットなどがあり、生活には困りません。
特にダウンタウンを中心に飲食店や商業施設が集まっているため、買い物はダウンタウンで十分。ダウンタウン自体も歩いて回れるほどコンパクトなため、移動手段が限られる留学生も住みやすいです。
電車やバスも利用できるため、移動に時間を取られることが少なく、限られた留学生活も有効に活用できます。
冒頭でハリファックスは海沿いの港町だとお伝えしました。そのため海を感じるスポットが多々ある上に、緑を感じる場所もあるのがハリファックスの特徴です。
例えば、次のような場所です。
その一方でただ自然豊かなだけでなく、電車やバスがそろっていたり、レストランやカフェ、パブがあったり、都会的な一面も見られます。
さまざまな面を楽しめるため、落ち着いた都市が好みの人も都会的な賑やかな場所を探している人も満足できるはずです。
ハリファックスは穏やかな港町ですが、大学やカレッジなど高等教育機関もいくつかあります。
大学はダルハウジー大学、ナスカド大学、セント・メアリー大学、マウント・セント・ヴィンセント大学などがあり、それぞれレベルも高いです。
例えばダルハウジー大学は13の学部があり、中でも生命科学学部が農業キャンパスを持っているため、実践的な学びを得られます。留学生の割合も28%と高く、国際交流も期待できそうです(※2)。
ナスカド大学はデザインや美術系の大学で、トラベルライター、教育者、社会活動家のアンナ・レオノウエンスによって創設されました。
デザインや美術系の学校は数が多い訳ではないため、その分野を学びたい人には知識を深められる環境です(※3)。
英語話者が多いため語学学校で留学もおすすめですが、大学留学も実現しやすい都市です。
ハリファックスは語学留学や大学留学におすすめの都市ですが、メリットばかりな訳ではありません。
そこで次はハリファックス留学のデメリットとして、
を解説します。
ハリファックスは英語話者が多く、英語環境ではあります。しかし都市がコンパクトなため語学学校の数は多い訳ではなく、留学先の選択肢が少ないです。
語学学校の数が少ないと、学校が合わなかったときに転校しにくい、自分の学びたい分野のコースが見つからないなど、希望の留学生活が実現できない可能性があります。
ミスマッチが起きないよう、語学留学の場合は事前に学校の口コミをリサーチしておく、自分の希望の条件を整理しておくなど、慎重に選びましょう。
また大学がいくつかある分、大学留学も選ぶことが可能です。自分の希望を優先するか、ハリファックスに留学することに重きを置くかで考えるのもおすすめです。
ハリファックスはカナダの中では日本人が少ないです。
実際にデータを見ても日本語を母国語とする人は300人しかおらず(※4)、語学学校も少ないことから日本人留学生と出会う機会もあまり多くないと予想されます。
短期留学では英語学習に集中できる良い環境ですが、長期留学では寂しく感じるかもしれません。
寂しさを感じない期間で短期留学をする、もしくは留学期間は英語に集中すると決めるなど、自分の海外経験や希望と合わせてこの環境で良いか考えてみてください。
カナダは州によって税率が異なります。
ハリファックスのあるノバスコシア州は消費税(GST)が15%に設定されています。他の都市は5%または13%のため、買い物などでやや多くのお金が必要です(※5)。
同じ金額の買い物でも、ハリファックスは費用が多くかかります。留学費用は生活費が多くかかることを想定して、多めに用意しておきましょう。
ハリファックスは港町ゆえにマリンアクティビティなどが豊富ですが、遊園地や映画館など都会的な娯楽施設はあまり多くありません。
どちらかというと自然豊かなスポットが中心のため、都会的な遊び場所が好みの人には物足りなく感じる可能性があります。
また長期留学では、自然のスポットに飽きを感じるかもしれません。
飽きを感じたとき、都会的なスポットに行きたいときは、思い切って他の都市に行ってみましょう。
バンクーバーやトロントなどは大都市ゆえに遊び場所が充実している上に、トロントであれば2時間、バンクーバーは6〜7時間のフライトで到着します。
都会的な雰囲気を楽しめるのはもちろん、「カナダ国内でも都市によって特徴が違う」と自分の目で学ぶことができます。
ここまでハリファックス留学のメリットやデメリットを紹介しました。上記のことから、ハリファックス留学は以下のような人におすすめです。
ハリファックスでの留学をより具体的に検討するなら、語学学校の検討に移りましょう。スクールウィズのLINE相談では、留学生ごとの希望がかなうおすすめの語学学校を無料で紹介しているので、ぜひ検討を進める際にはご利用ください。
反対に都会的でエンターテイメントの豊富な都市、日本人比率の高い留学先を希望する人は、別の都市も候補として考えてみてください。
多国籍かつ日本人も多数留学している都市ならバンクーバー留学!
バンクーバー留学の特徴とは?メリット・デメリットを徹底解説!
都会的でアメリカにも遊びに行きやすい環境ならトロント留学!
トロント留学の特徴とは?メリット・デメリットを徹底解説!
今回は、ハリファックス留学のメリットとデメリットを解説しました。
おさらいすると、ハリファックス留学には以下のメリットがあります。
自然豊かな場所に留学したい人、日本語から離れて勉強したい人にはおすすめです。
ここまでを読んでハリファックス留学が自分に合っていると感じた人は、さっそく語学学校や滞在先探しなど留学準備を進めましょう。
自分で手配するのが大変、忙しくてなかなかできない……といった場合は留学エージェントに相談するのがおすすめです。
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留学先となる国や都市のイメージを持てたら語学学校選びに移りましょう。ただし、国や都市と違い、語学学校選びはより希望を整理しながら進めていく必要があります。
特に生徒規模や雰囲気、日本人留学生の比率や日本人スタッフの有無などは時期によって変わりやすいので、自分で調べた情報だけで決めてしまうと学校選びで失敗してしまう恐れがあります。
より最新の情報をもとに語学学校を決めるなら、留学エージェントに相談してみましょう。
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※1...Statistics Canada「Census Profile, 2021 Census of Population Profile table」(参照日:2023-05-22)
※2...THE「Dalhousie University」(参照日:2023-05-22)
※3...THE「NSCAD University」(参照日:2023-05-22)
※4...Statistics Canada「Census Profile, 2021 Census of Population Profile table」(参照日:2023-05-22)
※5...Goverment of Canada「Charge and collect the tax – Which rate to charge」(参照日:2023-05-22)
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