昼下がり、実家。仕事を終え、スマホを起動させると、幼なじみから「今日は暇?」とメールが届いていた。予定も無かったので「暇だよ」と返すと「じゃあ今から迎えに行く!」と私の答えを先読みしたスピードで返事がきた。幼なじみの家と私の家はゆっくり歩いても5分で着く。迎えにきてくれるのはいいが、何をするのか、どこに行くのか、どの交通手段で迎えに来るのか、一つでも教えてほしいと思った。5分のタイムリミットを背に、急いで自分の部屋に駆け込み、人前に出られる最低限の地元コーディネートを自分に着
私の周りには優しい人が多い。 それはきっと、人の言葉や行動によって傷つけられた過去があるからなのかもしれない。そういう類の優しさだ。 先日、友人から長文のメッセージが届いた。 10年来の先輩と会ったとき、何も変わっていないと思って1日を過ごしていたらしいのだが、別れ際突然涙を溢す先輩に驚き、話を聞いたところ、仕事の人間関係がぐちゃぐちゃになってしまったらしいのだ。憂鬱な気持ちを心に据えたまま、優しい人を目の前にすると、ぼとぼとと言葉が口から落ちていくらしい。 その後友人と先輩
2日目。昨日のバス待ちの疲れが残る一発目。ケツメイシさん。クレヨンしんちゃんの映画の主題歌してたっけ?くらいの記憶。9割知らない曲だったがずっとノれた。懐メロメドレーは曲が変わるたびに歓声が湧き会場のボルテージをあげた。 「夏の思い出」は20年前にリリースされた曲で、私と同い年だそうだ。その曲を私は知っていて、どこで聴いたのか忘れてしまったが、きっと母が聴いていたのだろう。「友よ〜この先もずっと、、、〜」はよく知っていて、クレヨンしんちゃんの映画の主題歌だ。横の液晶に歌詞が載
念願のライジングサンロックフェスティバルへ行ってきました。 千葉のフェスには何度か行っていたのですが、主催が違うとこんなにも色が違うのかと緊張からワクワクへ変わる瞬間がとても明るかったです。 私のトップバッターはサンボマスターさん。 何度聴いても私の心を震わせる。「青春狂騒曲」が聴けて嬉しかった。MCは私を前に進めてくれて、次のSHISHAMOに遅れてしまった。新曲の「fiture is yours」が聴けたら良かったな。 SHISHAMOさんはリハの終わりあたりから聴けて、
頑張ってみてください。 いつまでも臆病になってないで、猫背を伸ばすように背伸びしてみてください。 結局最後は孤独だ。とか、大人は楽しくない。とか、そんなに変わらない。とか、ほざいていますよ。あなたの嫌いな大人たちが。
人が苦手です。会話とかできればしたくないです。ご飯も一人で食べた方が楽です。 いつからか、これが私の基本的なスタンスになった。何かきっかけがあったのかと過去を振り返っても、特別思い出せない。でも小さな悲しさは確実に積もっていて、ついに蛇口が壊れてコップから水が溢れてしまった。それを隠すために私と他人に分厚い壁を建設していった。特に一年前に上京してから、頼る人もいなかったので、その精度は研ぎ澄まされたように思う。 そんな私を仕事終わりにお茶に誘ってくれた人がいる。今のマネー
思い出って綺麗だよね。恥ずかしかったことも、辛かったこともフィクションのように他人事みたいで。感情はそのまま残ってるんだけど画質だけやけに鮮明でさ、ああその気持ちわかるわ〜って過去の自分に同情したりしちゃうんだ。だから、今日も明日からはフィクションになって未来の自分に共感されたりすんのかな。わたしってさ、明日も生きてるのかな。
ああもうやってらんない。って上京してからよく言っている気がします。たぶんぶつけるところがなくなってしまった分、諦めへ流す方法を学んだのでしょう。そうすると諦めってぶつけるよりも省エネで済むし人を傷つけない。そう思うとそれ以外の選択肢を捨てて諦めを繰り返してきました。 でも限界ってあるんですね。 諦めた人間関係のはずだったのに、ちょっとした出来事で本当にダメになってしまって、会うことへの拒絶が強まりました。 でもその人間関係を話して理解してくれる人なんて東京のどこにいるわけでも
好きなことを仕事にするのって難しいな。というか塩梅分からんなってなることがあります。 具体的な例を出すと執筆の仕事ですね。私は物語に触れることを好み、特に読むことは性に合っていて必然的に文学に触れることが多くなりました。 その中で自分も書きたいという創作意欲が育まれた結果がTwitterやブログだと思っていて、それはお金が発生しない、つまり仕事ではないから趣味として楽しんでいました。なのでクオリティなんぞや私が満足すればいいと思っていました。 ですが、こういう仕事をしているこ
出る杭は打たれ、どんぐりの背比べのようなSNS界隈。 その界隈が少し苦手な私がインスタグラマーの友人と鎌倉旅行に行った話をしようと思う。 1泊2日江ノ電をフル活用する旅の予定を彼女から聞かされていた。久しぶりの旅行、それに彼女に会えることに気合いを入れていた。 旅行を前日に控え、諸々最終確認をし合っていると、「中華街行きたい!」と彼女が好奇心の塊のような文面を寄越した。 彼女は上京して一年が経った私を東京人と思い、関東を制覇していると思っている。なので急いで調べてみると、意
今日は道路に寝転がって星空を眺めました。 道路といっても車が通ることがほとんどない場所で、周りに大人もいたのでみんなで楽しみました。 あの1時間、とても有意義だった。 夕飯を終えた私たちは暗い夜道を上を見上げながら歩いた。もう既に星は私たちに何億光年か前の光を照らしていた。 完全に町の灯りが消え、波の音と星の灯りと周りの大人たちの気配だけになった。 横たわり、10秒ほど目を閉じ開いてみると、空いっぱいの星が私を迎えた。 色んな明るさの星たちをまばらに追う。 前日に大人たちは来
私は何個ブログアカウントを作れば気が済むのだろうか。これはきっと4個目だ。一つは有料会員が見られる、二つ目はインスタで誰でも見られるけどアカウント自体見つけられていない。三つ目は小説家になろうというサイトで意味のわからん文章を書いている。だれも読んでいない。それでも良いか。生業にするわけでもないと思いながらも誰かに見られて評価されたいとも思う。 このアカウントに存在意義を持たせるとしたら、愚痴をオブラートにどれだけ包めるだろうかという私のストレス発散だ。でも特定の人を傷つける