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転職コラム

3DCGデザイナーの職務経歴書の書き方|職務経歴書のサンプル例

2023/06/29 更新
3DCGデザイナーの職務経歴書の書き方|職務経歴書のサンプル例

3DCGデザイナー(グラフィックデザイナー)は、ゲーム制作・映像制作・建築・医療など、さまざまなシーンで活躍する職種です。活躍できる企業はさまざまなので、自分のスキルをより活かしやすい職場を求めて、転職を検討する3DCGデザイナーは少なくないでしょう。

今回は、転職を考えている3DCGデザイナー(グラフィックデザイナー)に向けて、職務経歴書の書き方や、記載するうえでのポイントを解説します。記事の内容を参考に、ぜひ採用担当者に響く職務経歴書を作り上げてください。

3DCGデザイナーの職務経歴書を作成する際のポイント

1.デザインに関わる制作実績を示す

デザインに関わる制作実績を具体的に示し、丁寧に一つひとつアピールしましょう。 案件ごとに、自分の担当した業務や役割、制作に使用したツールを具体的に記載します。 また、開発規模が伝わるように、プロジェクトのメンバー数や期間などについても項目分けして記載できるとよいでしょう。 可能であれば、具体的な作品名を出した方が効果的です。

ただし内容を盛り込みすぎて、職務経歴書のページ数が多くなりすぎるのはNGです。 制作実績が多い場合には、細かく記載するのは主要なものだけに絞り、それ以外はタイトル名だけをまとめて記載するなどの工夫をしましょう。 なるべく、応募する企業の手掛ける作品と共通点のある実績について詳しく記載ができればよいでしょう。

2.持っているスキルをできるだけ細かく記載する

採用担当者にデザイナーとしての働きぶりや対応可能な範囲のイメージを持ってもらうために、自分の持っているスキルをできるだけ細かく記載することが重要です。 例えばゲーム制作の場合、ただ「3DCGを担当」とするだけではなく、「担当したのはキャラクターか背景か?」、キャラクター担当なら「モンスターや武器、アイテムまで担当したのか?」など制作物自体の説明や、「モデリング~UV・テクスチャ~リギング~実装確認」といった制作工程の説明、さらには外部協力会社への発注・チェックバック対応などの付随業務まで、担当した業務内容が細かく分かるような記載にするようにしましょう。

独自の専門分野に精通している方とは別に、「モデリングが専門だけど、モーションもつけることができる」といった専門外の対応可能範囲の広いデザイナーが求められる企業もございます。 ゲーム業界はトレンドが日々移り変わる業界です。 ゲーム業界で生き残るには、専門分野での技術レベルの深さと、周辺領域の技術習得や情報のキャッチアップを行っていくことが必要です。

3.関連ソフトの操作レベルについて記載する

使用可能なCG制作ソフトやツールと、自身の操作レベルについて分かりやすく記載します。

・業務で長年使いこなしてきて、細かい機能や新機能までも熟知しているレベル ・基本的な操作なら問題なく使いこなせるレベル ・少し触ったことのある程度で、業務で使うには今後勉強が必要なレベル

など、どんなデザイナーでもそれぞれのソフトにおける習熟度は様々です。

無理に背伸びせずに正直に記載しましょう。 ここの記載を参考に、面接選考において「こういうものって作れる?」「こういうことをしたいんだけど、どのソフトを使うのがいいんだろう?」といった技術的な質問をされることもあります。

3DCGデザイナーの職務経歴書のサンプル

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職務経歴書で記入するポイントを一つずつ紹介します。

1.タイトル・氏名・日付

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・日付は、提出日か前日の日付を記入する  面接に持参する場合は面接当日の日付を記入します。

・紙面全てを通して、西暦表記(例:2023年)か元号表記(例:平成・令和)に統一する  後述する会社履歴欄や職務経歴欄においても同じ表記を用いて記述しましょう。 ・氏名は、姓と名の間に1マス空白を入れる

2.職務経歴概要

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この職務経歴書の「まとめ」を記入する箇所です。 採用担当者がここを読むことであなたの経歴の全体像を掴めるように、数行で分かりやすくまとめましょう。 応募先企業での業務に繋がるような経歴を中心にまとめると効果的です。

3.得意とする経験・分野・スキル

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経験した業務のなかで得意なものを箇条書きで記入します。 あなたの専門分野は何かが端的に分かるように記述しましょう。

4.会社履歴

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在籍した企業名、在籍期間を記入します。企業名は正式名称を書き、前株(株式会社〇〇)か後株(〇〇株式会社)かについても間違えないようにしましょう。 原則、学校卒業後に社員として在籍した企業名を記入しましょう。ただしゲーム業界内の経歴でアピールになるものであれば、「株式会社AAA (アルバイトとして勤務)」と記入しても問題ないでしょう。 西暦表記か元号表記かは、紙面を通して統一するように注意しましょう。

5.職務経歴詳細

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職務経歴詳細欄には、主に編年体、逆編年体、キャリア式の3つのフォーマットがあります。 3DCGデザイナーの場合、業務内でなるべく新しい技術に触れていることが大きなアピールポイントになるため、上に掲載したサンプルのような逆編年体で記載することをオススメします。

6.PCスキル/テクニカルスキル

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使用可能なCG制作ツールとその習熟度を記入します。 3DCGデザイナーの場合、MayaやBlender、ZBrush、Substance Painter、Substance Painterなど の3DCGに特化したソフトはもちろんのこと、PhotoshopやIllustratorなどの2DCG制作ソフトやAfter Effectsなどの動画関係の制作ソフトについても使用可能かどうか記載しておくとよいでしょう。 また最近では、Unreal EngineやUnityなど のゲームエンジンの使用経験がある場合は記入しておくと、効果的なアピールポイントになります。

他の業界の転職活動では、この欄に取得資格や外国語スキル、Officeソフトの習熟度を記載することもありますが、3DCGデザイナーの転職活動の場合は、特段アピールしたい場合を除いては不要です。

7.自己PR

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自己PRの書き方はこちらの記事を参照ください。

採用担当者がよく見ている項目は?

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3DCGデザイナーの職務経歴書を手に取る採用担当者は、どの項目に注目するのでしょうか?特に見られている2項目を紹介します。

今まで対応してきた業務内容

職務経歴書のうち、今までどのような業務を行なってきたかという点は、採用担当者がよくチェックしている項目の一つです。

作品の制作そのものの実績ももちろん見られていますが、「社内外の折衝経験があるか」「チームマネジメントの経験があるか」など、制作以外の業務経験もチェックされていることを知っておきましょう。

繰り返しにはなりますが、これまでに経験してきた業務や業務を通して身に付けてきたスキルを、もれなく伝えることが重要です。

作品の制作実績

3DCGデザイナーの職務経歴書のもう一つのチェックポイントは、制作実績です。これまで制作してきた作品や積み重ねてきた実績は、企業が応募者のデザイナーとしてのスキルを測るうえで欠かせない要素だといえます。

デザイナーの場合は転職時の応募書類として、職務経歴書に加えて、ポートフォリオが必要になります。 仕事で制作したものだけでは制作実績に偏りが出たり、アピール力が弱かったりする場合には、自主制作でポートフォリオを充実させることも一つの手段です。応募先企業の手がける作品を研究し、採用担当者に響きそうな作品を作ってみてはいかがでしょうか。

制作実績を記載する場合には、作品や実績をただ提示するだけでなく、制作期間やチーム構成、自分の役割や作品の成果などを具体的に記載するのがポイントです。自分の作品にわかりやすい説明を添えて、説得力のある職務経歴書を作成しましょう。

職務経歴書ではスキルや実績を丁寧に見やすく書こう

職務経歴書は、中途採用において採用担当者が最も注目する応募書類です。 新卒採用とは違い「どんな業務を経験してきたのか」という点が、採用担当者にとって「これから自社でどんな仕事を任せられそうか」という具体的な判断基準になります。 一つひとつの項目でポイントを押さえて、魅力的な職務経歴書を作成してください。

転職エージェントサービス「ファミキャリ! 」では、履歴書や職務経歴書、ポートフォリオの添削も実施していますので、お気軽にお問い合わせください。

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