初めてする時に

ガチガチになりそうなウマ娘

そんなガチガチなのを受け入れなきゃいけないのかトレーナー。

自分と同じくらいガチガチに緊張しながら暗闇でもわかるくらい首筋まで真っ赤になって
「だ、だいじにするから……やだったら殴って……」って優しく、強く手を握るトレーナーに頷くしかできなくなるトプロの話して良いんですか？

メイクデビューは誰でも緊張してガチガチになるでしょ

最初はガチガチだった子がトロトロに蕩けた表情するのが唆るんじゃあないか

みんな立派なのをガチガチにさせてそうだね

>>7

…ん？

>>2

トレーナーガバガバになっちゃうよな

最初も良いが個人的には2度目も良いぞ
初めては失敗したリベンジマッチ
あの日を思い出してもう一度
前回は緊張してたけど今度はもっと…！
今度は自分から誘って
ンンン…捗る捗る

ドーベル、口では遠慮しないで。とか好きにして良いから…とか言うけど緊張が手に取るようにわかってしまうだろうから結果いつもよりさらに優しくされちゃうんだろうなと思うと滾る

キングの事前は顔を真赤にしつつ強がり事後はシーツに包まりつつ
赤面ジト目でこちらを見てくるのが捗ると思いますがどうですか

ドーベルはベルトレが女慣れしすぎてるせいで初めてなのにとんでもないことになりそう

>>22

始めのガチガチが嘘みたいにトロトロのグタグタになるドーベル！？

>>23

でもドーベルに無茶させないくらいでやめるでしょきっとあの男

>>24

しかしドーベルがそうなることをおねだりしてきたら...？

>>16

絵は絵柄が向いてないからすまんな

卒業して3年後、付き合い始めて半年

トプトレの部屋にトプロがすっかり通い慣れた頃、その日がやってくるんだ

はしたないかな、と思いつつそろそろかな、もしかしたらなって期待もしてた

だからデートの予定を決めたとき「次、うち泊まる……？」といつもより固い声でトレーナーに聞かれて察したトプロは「泊まりたいです、トレーナーさんのお部屋。……泊めてください」って答えた

ソファ代わりにして何本も映画を見たベッドの上で向かい合う

シャワー上がりの湯気とせっけんの匂いがして、ちょっと薄暗いだけなのに見慣れた部屋が知らない場所に思えてくる

レース前と同じくらい緊張する、でもレースはゲートが開いて視界が開けたのを合図に走ればいい

目の前で自分と同じくらい固まってる彼はいつまでたっても合図をくれない、だから余計どうしていいかわからない

クセでつい裾を握りそうになったトプロは、トプトレのTシャツを借りてたことを思い出してとっさに手を引っ込めようとした

その手にかさついた指が触れる、何度も自分を助けてくれたトレーナーの手

自分のが感染ったのかと思うくらい震えている、ウマ娘の体温に負けないくらい熱い

顔を上げれば、うっすら涙の張った瞳にぱちりと縫い留められた

(あ。)

(どうしよう、今、わたし)

(すごく、すごく、うれしい、どうしよう、にげたい)

「とれーなー、さん」

汗ばんだ指と指が絡まる、恋人繋ぎなんてデート中何度もしたのに、こんな力が抜けなくなるものだっけ

「っ……トップロード」

「は……ぁ、はい」

「できるだけ、やさしくするから」

「っぅ、は……はい」

「もし、ちょっとでもやだったら、なぐって」

「……ぁ」

殴って止めなきゃ、やめないでくれますか

ずっと手を繋いでてって言ったら、あなたになら何されても嬉しいって伝わりますか

そう伝えようと思っても、声帯は震え方を忘れてしまっている

だから、らしくもなく、こくこくと頷くしかできなかった