米オルタナティブ・アーキオロジー・インスティテュート(AIAA)の求めに応じ、米最高裁が長期の審理を行い、ついに決定が下された。AIAAは早くから、スミソニアン博物館は1900年代、巨人族の存在に関する夥しい数の証拠を廃棄したのではないか、と疑っていた。
歴史文書には一切記されておらず、しかし異教の祭儀や宗教文書に名残をとどめる巨人族の遺骸は、公式科学に承認された人類の誕生と発展を記述する歴史理論に疑義を挟ませないために、廃棄されたという。
スミソニアン博物館は長期にわたり容疑を全面的に否認してきたが、のち、一部のスタッフが、巨人族の骨格標本の廃棄の証拠となる文書の存在を認めた。また、博物館から盗み出されて廃棄を免れた長さ1.3mの大腿骨なるものが裁判所に提出された。この大腿骨は、それを盗み出した博物館幹部の家に、長らく保 管されていた。その人物は公聴会で、その骨について、博物館で行われた秘密オペレーションについて、証言した。審理の中で、この大腿骨の提出の瞬間は、ひとつのハイライトであった。
裁判所の決定によれば、博物館は2015年中に関連文書の秘密指定を解除し、公開しなければならない。