すでに報道されている通り、昨日NHKの幹部の方々が謝罪にいらっしゃいました。
Colaboからは、「今回の流出は単なる流出ではなく、Colaboや女性支援に対する攻撃の一環として起きたことを認識いただきたい。その先には困難を抱える少女や女性たちがいて、そうした女性たちの安心安全を脅かすことにも
つながっているという認識も持っていただきたい。今後の検証においても、単なる文書管理の問題としてではなく、どうしてNHKの中からColaboや女性支援への攻撃に加担するような動きが出てしまったのかもしっかり検証していただきたい」とお伝えしました。
NHKとしては、まだ調査中であるため現時点では会見で説明されたこと以上の情報はお話できないという様子でしたが、説明はこれ限りでとは思っていないというお話がありました。
「興味本位でやった」と公式には発表されていますが、深く考えずにやったという印象をNHKはお持ちのようでした。
私たちからは、Colabo攻撃や「暇アノン」の問題は、まさにその気軽さにあること。
こんなにまずいこと、やってはいけないことだと理解しているはずなのに、それでも気軽にできてしまうほどの状況がある、そういうことこそが暇空・暇アノン問題の本質の一つでもあるとお伝えしました。
他の加害者の話を各取材などを通して聞いても、よく考えてやっているというよりも、ゲーム感覚で気軽に参加していて、思想がありません。
そして、その繋がりに仲間意識を抱き、自身の加害行為についても他責思考で自己正当化を積みさ兼ねていて、根底にあるミソジニーに向き合おうとする人や、自身の問題に向き合おうとする人はいませんでした。
Colaboに対する一年以上にわたる攻撃は、そういう人が集まって行われていることを、この間の被害の大きさをご説明するとともに、お話しました。
今回暇空茜こと水原氏(40代男性)に内部文書を流出させた人物は、テロップを入れる役割の子会社の派遣社員だったようですが、今回の企画はまだテロップを入れる段階にも至っていませんでした。それでもその人は見れる状況にあり、流出させたようです。
今回の流出についてNHKは、
誹謗中傷は深刻な社会問題だと捉えているからこその企画だった。Colaboに対する攻撃に加担した加害者が反省するという内容のものが、その誹謗中傷を扇動している加害者にわたってしまった。ただの流出とは考えていない。
とのことでした。
しかし、本企画については、匿名性をもって報道する予定だったものが出てしまったため、放送はできなくなったとの説明がありました。
Colaboからは、企画を1つ潰したことが彼らの成功体験にもなっていること、彼らのやっていることは社会問題だと思うので、こういうテーマをもう取り上げないと委縮するのではなくて、むしろしっかり検証し、クロ現などで報じてほしいと伝えました。
また、文書管理について対策を検討するとのことですが、これは文書管理の問題ではなく、人間が起こした問題、ヒューマンエラーです。
「興味本位で」こんなことをしてしまう。信じ難いことではありますが、深い思想や暇空への深い信仰があるということではなく、簡単に信じてしまう、その気軽さ、簡単に匿名で暴力や犯罪に加担できる状況、それを「正義の追求」とか「内部告発だ」などと言って面白がる人がたくさんいて、正当化できると思い込んでしまう人が溢れていること。
それを利用しようとする議員やアンチフェミニストの男性たち、そして性売買業者らが絶好の機会として利用することによって、また男社会の構造を維持したい「普通の」人たちによって、現実の女性支援や法制度、公的事業が壊されて意義を変えられていることが問題です。
そして、それによって少女や女性たちが虐待や性搾取構造から抜け出せなくなっています。
こうした状況の中で起きた今回のような文書流出は、どんなに文書管理のルールを厳しくしても起こりうることであり、それだけ社会が壊れているということです。
気軽にそういうことができてしまう、それがまさに「アノン」的であり、NHKにもそれをしっかりと見つめる、どう立ち向かっていくのかを考えていただきたいとお話しました。
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