朝鮮の声

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塵も積もれば山

　国中が今年を誇らしい勝利の年に締めくくるために意気込んでいる中、経済の基本的動力とも言える電力を１ワットでも節約しようと努める工場、企業が増えています。
　ラクラン戦傷栄誉軍人プラスチック日用品工場は毎年、人民経済計画を上回ってやり遂げる一方、電力消費を大幅に削減するところの一つです。

　主任技師のキム・ドゥクスさんのお話です。
　「うちの工場はプラスチック製品の生産が専門なので、射出機や成型機をはじめ電熱設備が８割を占めています。電気を節約するためには、その加熱時間を縮めなければなりません。そのため、以前は開放型だった生産工程を密閉型に改造して、加熱時間を半分に短縮し、結果、１．５割ほどの節電効果が表れました」
　これと共に、工場では作業班別、機械別に時差交替生産を合理的に行って、電力負荷を減らし、生産の効率を高めています。
　マルグン・アチム電気電子製品製作所ではこの度、力率補償装置を開発して、複数の工場に導入しました。事実を言いますと、全国の範囲で力率を１ポイント高めるだけで、一つの大きな発電所の発電量に匹敵する電力を得ることが出来ます。

　製作所のキム・ソンイルさんのお話です。
　「私たちは自動力率補償盤を製作する時、新しい蓄電器で装置を作る一方、工場、企業に寝かされている蓄電器を回収利用して、設置コストを下げ、安全に稼動できる技術を導入しています」
　ピョンヤン・テドンガン水産物食堂では、自家発電で必要な電力を賄っています。

　食堂では屋上の広い空間に太陽光発電システムを構築し、日に数百キロワットの電気を生産して経営活動に利用しています。
　塵も積もれば山となると言いますが、１ワットの電気でも節約すれば、それが国の前進を促す大事な創造の源になる、ということを自覚して、どこでも節電に乗り出しています。