共謀罪は、『〇三、〇四、〇五年、当時の小泉政権が国会に提出したが、野党や日本弁護士連合会から「労働組合も対象になりかねない」「居酒屋で『上司を殴ろう』と話しても逮捕される」と批判され、いずれも成立断念に追い込まれた。政府は今回の改正案では、労働組合や居酒屋談議は対象にならないとしている』（東京新聞2016年8月27日 朝刊）との記事があるほか、心で思っただけでも逮捕ができるとの指摘もありどこまで拡大解釈されるか分らないのが実情だ。
　また、共謀を調査するためには事前の調査が必要で、隠しカメラなどでの調査も必要になるだろう。実際に先の選挙で労働組合事務所に隠しカメラを仕掛けていたことは記憶に新しい。

　この秋の臨時国会での審議は見送りが濃厚だが、来年１月あたりからの通常国会で審議されるかもしれない。現状でどのようになるか分らないが、注目すべきだろう。

　この共謀罪をテーマに講演会が開催される。講師は、高山佳奈子京大教授。ゲスト講師に菅直人元総理大臣（衆議院議員）が登壇し、現状の政権についての話もある。

　主催は、若者やママ達に遅れをとるまいと安保法制反対のためのアクションをはじめた「ミドルズ」。秋の講演会としの開催される。

　▼日時：2016年10月10日（月・祝）　17:30～19:30
　▼場所：四谷地域センター　東京都新宿区内藤町８７番地　四谷区民センター11F
　　　　　地下鉄　丸の内線「新宿御苑前」駅より徒歩5分
　▼資料代：1000円
　▼問合せ・申し込み：青地イザンベール真美　aojimami@yahoo.co.jp　　090-2412-3249