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ウポポイ。トンコリはROCKだった!?

春以降、あちこちの遠出が多いのですが、
白老のウポポイにも、取材で行ったのでした。
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昨年開館した「民族共生象徴空間」。
広い敷地のなかで「国立アイヌ民族博物館」が
中心的な施設となります。
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建物はどこもかしこも立派! さすが「国立」です。

館内でメインビジュアルとして、ウポポイ開業時の
ニュース映像などにもよく使われていたのが、ここ。
手前は、樺太でのイヨマンテ(熊送りの儀式)を再現したものです。
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取材の本題はさておき、個人的に“お〜っ”と激しく惹かれたのがこれ。
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アイヌのミュージシャン、OKIさんのトンコリです。
樺太アイヌの弦楽器ですが、ピックアップを仕込んで
“エレキ化”し、アンプはORANGE!
ジミー・ペイジも使っていたことがあるブランドです。

ペダル類も2つ繋がり、1つ(緑色)はLine6のディレイ、
もう1つの白い方はオーバードライブ!?
……だったらすごいと思ったけど、
そうではなく、単にチューナーでした(笑)

しかし何より目を奪われたのが、
トンコリに付けられたFenderのロゴプレート。
アンプか、ギターケースに付いてるのを、“移植”したみたいです。
これはOKIさんの、一種のジョークなんだろうね。
ただこのセンスは、その手の趣味人じゃないと理解できないかも。
オレンジのアンプといい、フェンダーのロゴといい、
ロックのテイストがギンギンじゃないすか!

トンコリという楽器についてほとんど知識がなかったので、
少し調べてみましたが、弦楽器といっても
弦を押さえることはしないらしい。
すなわち開放弦でつま弾くわけですね。

YouTube でOKIさんの演奏が見られますが、
(上の写真の博物館展示でも)
ちょっと見には左手でフィンガーボード上の弦を
押さえているように思われますが、
左手でも弦を弾いているようです。
まあ確かにフィンガーボードで弦を押さえるなら、
そこにフェンダーのロゴは付けられないよね……。
しかしOKIさんの演奏を聞くと、多様なメロディーが出ていて
開放弦だけではないような……。

札幌のチカホでのOKIさんの演奏の動画を見たところ、
トンコリを入れているのは、またまた何と! フェンダーの
ストラトキャスターでも入れそうなハードケースでした!!
きっと、彼はロックギターも弾くのではないか……
と勝手ながら、半ば確信的に思ったのだけど、
どうなのだろう。






by wilderness-otaru | 2021-06-15 00:38 | 北海道の各地 | Comments(0)
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