デンソーの燃料ポンプ故障によりトンネル内でエンコ。追突され死亡事故に
11月3日に取り上げたデンソーの燃料ポンプ事案、今年7月に鳥取自動車道で死亡事故も発生していたことが判明した。走行中、燃料ポンプの不具合で燃料供給途絶えてエンスト。トンネル内で停止している状況で後続車に突っ込まれたという。警察は突っ込んだクルマのドライバーに全ての責任があるとして前方不注意による過失運転致死傷で書類送検している。
その後、珍しいことに警察は捜査を行い、止まっていた原因がデンソーの燃料ポンプにあることを見つけ発覚した。車両を生産したホンダは今まで燃料ポンプがエンコの理由だということを発表しておらず(当該車両のリコールは10月になってから)。また、残念ながらエンコした前後の適切な対応が出来なかったと思う。ある程度の専門知識持って無いとむず怪異です。
問題は燃料ポンプの不具合やリコール対応が順調に進んでいない点にある。そもそも不具合の原因が追究出来たのか出来ていないかも不明。実際、対策部品として出荷した燃料ポンプを再びリコールするような自体になっており、大混乱中。それでいてリコール対象車はドンドン増えて行く。ホンダも12月8日に114万台のリコールを発表。世界1347万台になった。
サポーターの方はリコール対象車だと判明。「すぐディーラーに電話したら詳細がまだわからないので明日電話しますとのこと。今日の昼過ぎに電話がかかってきました。ディーラーにまだ詳細が来ておらずどこまで取り替えるのかもまだ不明。もちろん部品も無しとのことで、いつになるか分からないけど準備ができたら何らかの方法で連絡しますということでした」。
つまり走行中にエンコする可能性あるということでリコール対象になっていながら、壊れる燃料ポンプのまんま走り続けているクルマが相当数あるということ。走行中エンコしたらどうすればいいか? おそらく突如エンジン止まり減速し始めることだろう。可能なら『N』レンジ(やり方が解らない人は取説で)にして急減速しないようにしてハザード点灯させ路肩へ。
安全を確認し、後続車に注意しながら三角表示板を持ってガードレールの外側に。同乗者がいたら同じくガードレールの外側に出ること。停止した位置から50mくらい離れたところに三角表示板を置いて110番通報して頂きたい。JAFや高速道路会社に通報するより警察に第一報を。冬のシーズンは寒いのでクルマに防寒着とレインコートなど常備しておくことをすすめておく。
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亡くなった方は後部座席におられたドライバーの父親の方です。
ドライバーは息子さんです。
多分息子さんが警察に訴えたのかと。