発明家のドクター・中松氏(本名・中松義郎=95)が11日、都内の日本外国特派員協会で会見を開いた。中松氏は日刊スポーツの取材に応じ、自民党安倍派の政治資金パーティー裏金問題について「けしからん。総入れ替えしなきゃダメ」と、岸田政権にダメ出しした。
中松氏は、1991年(平3)から都知事選に7回、国政選挙にも9回出馬したが、いずれも落選した。14年12月の衆院選を最後に立候補していないが「重大発表」と告知した上で会見を開くと、いまだに出馬すると勘違いして、一般紙や通信社の記者が駆けつけるほど、存在感は維持している。
それだけに“裏金ドミノ”と化した自民党及び岸田政権に、我慢ならない様子だった。「そもそも、金をもらって何かしよう、なんて政治家は、とんでもない」と怒り心頭だった。一方で、こういう腐敗を招いた一因は、有権者にもあると指摘。「総入れ替えには選挙が必要だが、愚かな国民が愚かな人間を選ぶからダメ。今までのシステムだと、入れ替えたところで、また悪い政治家が入れ替わるだけ。国民が知を使って、賢く、真面目な人を選ぶ。政治をちゃかすだけじゃなく、頭を使ってしっかり考えて、真面目な人を選ばなきゃダメ」と訴えた。
一方で、中松氏は「岸田内閣が総辞職したって、代わりを誰がやるの? 疑問だね。今回の件は、僕は野党にも広がるんじゃないか? と疑念を持っている。いわゆる政治屋が多い」と、政党を問わず、今の政治家自体がダメだと一刀両断した。そして「やっぱり立候補する人は、お金が欲しい人はダメ。お金はいらない…愛、LOVEを持って仕事をしないといけないんだ。僕は、そういう思いで立候補していたんだから」と声を大にした。
中松氏は「民主主義というシステムから、賢い人間が賢い人間を選んでいく“賢主主義”になっていかないとダメ。そのためには、1回、また1回と選挙を繰り返す中で、有権者も賢くなっていかないと。今より賢い人を選ぶ…その繰り返しが重要」と、日本の政治、選挙の構造自体が転換していく必要があると訴えた。