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水那岐

偉そうなことを書いておりましたが、持病の治療やらもうひとつの趣味への没頭で映画鑑賞に裂く時間がなかなかとれません。それでも、魅力的な新作の批評を拝見しつつ配信を待って今後評論にも加わりたい気持ちだけは変わらず持ち続けてはおります。
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最近のコメント 10
★3モキシー ~私たちのムーブメント~(2021/米)観ていて愉快ではないのは、ヒロインの思い上がり。目立たない存在から他者を糾弾する立場に移った途端、個人を恫喝し親友の声を無視し家族に反発する。こういうところから内ゲバは現われ、セクトは分裂するのだ。ラストは無理やりの言い訳としか思えなかった。[投票]
★3リズと青い鳥(2018/日)凄く魅力的な話。希美は輝かしいばかりの子で、陰鬱さを隠さないみぞれが絶対的に手放したくないのが非常によく判る。それだけに、後半の物語が童話の寓意をただ辿っているだけなのを惜しむのだ。 [review][投票(1)]
★3何もかも狂ってやがる(1962/日)現代では珍しすぎるくらいの生真面目な不良。教師に礼を尽くし、女には手を出さず、自分をどん底に陥れたエセ秀才を袋叩きにすることもない。俺の生まれた頃には、こういう正義漢のやさぐれ者が大勢いたのだなあ、などと騙されはしない。それにしてもシロウト少年の主人公と聞いたが、のちの麦人だった。デマで当然の演技力だ。 [投票]
★3いちどは行きたい女風呂(1970/日)小百合のパートナー転落の図。とはいえ等身大のダメ男に浜田光夫が脱皮するのにはいいチャンスだったかも。喜劇俳優としての方が生き生きしている。ほか、旬の夏純子が観られるのは嬉しい。タイトルの「女風呂」は生ぬるくただただ冗長。LSD、「家畜人ヤプー」と当時の性文化は知れ、むしろピンク喜劇としてけっこう贅沢。 [review][投票]
★3わんぱく戦争(1961/仏)共和制と友情と誇りを重んじるフランス少国民奮戦記だが、ラストの「救い」は妥当とは言い難い。『ウルトラQ』の「カネゴンの繭」などのOPはこの映画のオマージュだろう。ちなみに令和リマスター版のフルチン戦争は大幅にカットされ尽くしている。醜い時代だ。 [投票]
★3カミーユ(2019/仏)「溺れて死ぬ子らの前で報道は有益か」という命題がある。中央アフリカに拘ってウクライナへの上層部の転属命令を断り、あくまで同じ国で撮り続けた彼女は、「ここにいると落ち着く」と吐露した。難しい話だし、自分もその行動の意味を見い出す者には違いないが、「溺れて死ぬ者」の怒りも理解できるのだ。このアンビバレンツを提示しつつ、淡々と撮られたこの作品にも回答はない。[投票]
★3RE:cycle of the PENGUINDRUM 劇場版 輪るピングドラム [後編] 僕は君を愛してる(2022/日)いささか詰め込み過ぎ。感涙を誘うエピソードが頻出するテレビ版の後半のダイジェストとはいえ、ここまで名場面続きで見どころ続きでは泣くに泣けず、逆にジェットコースタームービーのようで失笑すら誘われてしまう。やはり不必要な見せ場を削ぎ落す勇気は必要だったろう。[投票]
★3まるだせ金太狼(2020/日)映画というよりはお下劣コントだが、『変態仮面』はこれくらい開けっぴろげで陽気、かつ明朗にやって欲しかった。「必殺技」ならぬ「恥っ殺技」は、観客が喜ぶと確信しつつ『けっこう仮面』をトレースしたのが正解だ。理屈を排し、あくまで下品さを正義として描くこと。この信念は正しい。まあ、正しかろうとバカなんだが。[投票]
★3暴太郎戦隊ドンブラザーズVSゼンカイジャー(2023/日)全くのドンブラ目当ての鑑賞だったのだが、ゼンカイジャーも悪くはない。明朗なドタバタで、子供の愉しめる一片の影もない世界だ。しかし、商業的な意味以外にこの水と油の2作品を結び付ける理由は一切ない。 [review][投票]
★2青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない(2019/日)すげえ卑怯。こんな可愛い子たちのハーレムで彼女らの運命をもてあそんで。何度も泣きそうになった老い先短い豚ジジイの気持ちをどうしてくれる。(2023年6月28日付記) [review][投票(4)]

Plots

最近のあらすじ 5
★3モキシー ~私たちのムーブメント~(2021/米)高校に新学期が訪れた。臆病でおとなしめの少女ヴィヴィアン(ハドリー・ロビンソン)は心に不満を抱えながらも、そのまま変化のない日々に戻ろうとしていた。そんなとき、転入生として権威に立ち向かう少女ルーシー(アリシア・パスクアル・ペーニャ)が現われる。授業ではテキストの意義を批判し、アメフト部の主将で何も恐れないミッチェル(パトリック・シュワルツネッガー)の揶揄を軽くはねつけるルーシーの気丈さに、ヴィヴィアンはすっかり惚れ込んでしまった。彼女は匿名で差別を批判するコピーマガジン「モキシー(勇気)」を発刊し、気の弱い同士の親友クラウディア(ローレン・サイ)らとともに学校の腐敗を暴こうとし始める。〔111分〕[投票]
★3何もかも狂ってやがる(1962/日)学歴が低く低賃金の父(大森義夫)と、内職で彼を助ける母(高野由美)をもつ高校生・淳(寺田誠 )のことを、担任教師矢口(宮崎準)は毛嫌いし学級のヴァチルス(ばい菌)と吐き捨てる。それほどに淳は挑戦的であり、反抗的な少年であるのだが、彼自身はすれ違うときにからかったОⅬ陽子(吉行和子)の話をしたにすぎないのであり、矢口のヒステリカルな口ぶりに彼は憎悪をかき立てられるのだった。テストの時間に秀才と呼ばれる少年に一問の解答を教え、逆にカンニングの汚名をかけられた淳は、憤懣を胸に友人・努(坂下文夫)と夜の街に出、チンピラたちが戯れにちらつかせた小遣いを受け取り、陽子をからかいに出るのだった。〔76分〕[投票]
★3いちどは行きたい女風呂(1970/日)目下、医大めざして浪人中の正夫(浜田光夫)は、田舎の親に買わせたマンションで勉強に勤しむ毎日を偽り、悠々自適の毎日を送っていた。今朝もGFのさよ子(夏純子)が務めるカフェに寄り、彼女の兄で芸大に三浪中の順(前野霜一郎)と連れ立って予備校へとまっしぐら…と思いきや、欲望の赴くままにガールハントに出かけるのだった。だが今日はその途上、やくざの縄張りで自宅の風呂屋で盗撮したヌード写真を売りさばき、チンピラに痛めつけられる東雲(沖雅也)と出くわす。彼を加えたスケベぞろいの予備校トリオはダッシュで逃走、イケてる女をゲットすべく街へと繰り出すが、好事魔多しは世の習いだった。{80分}[投票]
★3わんぱく戦争(1961/仏)自動車の時代に馬やロバが闊歩する、フランスの平和な片田舎。だが、今まさにふたつの村、ロンジュヴェルヌとヴェルランの子供らは一触即発の事態に陥っていた。些細といえば些細な原因からふたつの村は戦争を始めたのだ。年長で背の高いルブラック(アンドレ・トルトン )はロンジュヴェルヌの大将、対するヴェルランの首魁はアズテック(ミシェル・イセラ)だ。協和と友愛を旗印に、ロンジュ軍は捕らえた敵兵の衣服のボタンを削ぎ落して解放、恥辱の罰を与えるのだった。しかし他ならぬルブラックも敵軍にその罰を与えられ、誰もおらぬ場で恥辱の涙を流す羽目に陥いる、そんな時浮かんだ妙案は、全ての兵がボタンなきすっぽんぽんで戦場に出る案だった。{94分}[投票]
★3カミーユ(2019/仏)中央アフリカ共和国、2014年。写真家カミーユ・ルパージュ(ニナ・ミュリス)はここで死んだ。トラックの荷台に積まれた、5人の死体のひとつとして街に帰ってきた彼女の、死までの軌跡を追うのがこの作品である。2010年代、キリスト教徒とイスラム教徒のあいだに険悪な空気が流れ、中央アフリカは揺れた。民兵組織「セレカ」は暴政を敷き、その非道さに立ち上がったもうひとつの組織「反バラカ」も他者への無慈悲さにおいては変わらず、内戦は激化した。カミーユはここで組織には組せず、第3の立場から写真を撮り発信した。だが、彼女の行動を評価する者もある一方、「誰のための撮影か」と批判する者も確実にいたのだった。〔90分〕[投票]