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この作品「入社したらTSしていただきます」は「TSF」「集団TSF」等のタグがつけられた作品です。
入社したらTSしていただきます/XJ(改)投棄場のようなものの小説

入社したらTSしていただきます

26,771文字53分

やっとこさ内定をもらい就職できると思ったら「わが社に入社する方は全員女性になっていただきます」などと言われ、女になってしまい同様に女になってる元男な社員たちとあれやこれやする話。
こちら再アップ品の改訂版でございます。

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就職は今や買い手市場……って誰が言った? 絶対にデタラメだろ。ならばどうして俺はこどことく選考に落ち続けているのだ?
果たしてこれで何十社目か。今日もまた「活躍お祈りしています」なメールが届いたし。

それにしてもどうして採用担当者は直球で「あんたはいらないです」と言わないか。「お祈り」なんて逆にいやらしくないか?
いかん、落ち続けているとあらゆることに対してひがんでしまう。気持ちを切り替えよう。

たとえ採用試験に落ち続けていても、卒業が間近であっても、焦りは禁物だ。
そうだ焦ってはいけない、焦っては……

そう考えていたのに、やっちまった、かな?
どこでどうこの会社に応募してしまったのか、よく覚えていない。
うん、多分ネットの力だ。採用サイトの力だ。俺が応募してしまったのはちょっと特殊な会社だった。

何が特殊って? その会社の事業内容は大人なおもちゃやコスチュームに下着の開発、販売。
よーするにアッチ系の会社だった。
いやホント、どうしようかと思ったよ。でもまあ応募しちゃったし。
どーせダメだろ。と思っていたら……まさかの合格通知。どうしよ。

他に決まらなかったから仕方ないじゃん。けど家族に説明できないなぁこれ。
なんて説明しようか? 夢を売る会社? ダメだな。
まあいいや、とりあえずそこそこいい会社に就職したよ、の一言で。

けど事実、条件はすごくいいんだよねぇ。給料はそこそこだけど、残業なし、福利厚生充実、社員寮もあるという。
社員寮って人間関係めんどくさいかなーって思ったけど、ある程度お金を貯めたいからいいかな?
何せそこに住んでいれば実質家賃かからないみたいだし。
これだけ条件が良かったら文句ないでしょ。たぶん……





そんなこんなで今日から入社です。
別に4月一斉入社ってわけじゃないらしい。月途中だけど引っ越し準備出来次第入社ってことらしい。

まあ大学はとっくに卒業したし、学生時代のアパートはとっとと引き払ったし。
他のやつらみたいに卒業旅行的なものも予定ないし、彼女なんていないし……別に悲しくないもんっ!

して、荷物は大した量じゃない。段ボールで何箱かってレベル。引っ越し業者も使わず、社員寮には普通の宅配で送った程度。
家具とかもそろっているからありがたい。生活必要品はわずかでよさそうだ。
で、本日はその会社でオリエンテーションというわけ。

「タカミヤさんですね? 私は人事担当のクギハラです」
「は、はいっ。よろしくお願いいたしますっ!」


入社したらTSした話


人事担当のクギハラさんがにっこり微笑んで俺は緊張しつつも頭を下げる。この人、これまたすごい美人。
びしっと決めたレディーススーツ、ぴったりの服装がクギハラさんのプロポーションの良さを引き立てている。
ストッキングにつつまれ、すらっとした美脚ラインも完璧だ。

そして胸も大きい。迫力あるボリュームな谷間がくっきりあらわになっているし。
ちょっと、エロい。

にしてもアッチ系の会社で何でこんな美人が。どうしてまたクギハラさんはこの会社に入社したのか。
人事責任者といってもかなり若いみたいだし。まだ20代半ばだよな?

そんな見た目の事をクギハラさんに悟られただろうか。一瞬表情が怪訝なものに見えた気がした。
大丈夫だよな? 女性は男からの変な視線に敏感というけどさ。ただね、俺がそんな変な事考えるのはちょっとした理由があるのですよ、言い訳っぽいけど。
なぜなら今現在そのクギハラさんと対面しているこの部屋……なんかホテルみたいなんですけど?

ベッドがあって、ちょっと薄暗い照明で、窓はあるけど曇りガラスで外からは中の様子がわかり辛い感じで、ちょっと雰囲気が出るような。
つまりのところ、男と女がしかるべきことするアレなホテルの感じが。

どうして会社にこんな部屋があるの? おかしいよね? これ休憩室ですか?
あ、そういえばこの会社アッチ系の販売する会社でした。
だったらこういう部屋があってもおかしくない? 会社ってこういうものなの?

そんな心配していたら、とんでもないこと言い放った

「さて、早速ですが……わが社に入社する方は全員女性になっていただきます」
「………は?」

マジで理解不能なこと言われてしまった。
え、なに? 女性になるって、どゅこと?

「弊社の商品は女性が使用することがほとんどです。ですから女性の立場にたって、開発、販売を進めていきます」
「え、あの、俺が……女に?」
「まあ安心して。私も男だったから」

……うそでしょ。
何言っちゃってるの? 何を変なこと言ってるの?

ていうか、冗談しては滅茶苦茶じゃね? でもクギハラさんの目は、笑ってない。
あ、でも笑顔はみせた。不気味な笑顔だけど。

「というわけでさっさとこれを飲みなさい」
「…………………」

不気味な笑顔で突き出されたのは、ガラス瓶に入った謎の液体。
突き出されたので思わず手に取ってしまったが、もう見るからに怪しい液体。

ちょっとドロッとした感じで、どういうわけか光の加減で様々な色に変化していた。
青、黄色、ピンク、オレンジ、緑、黒………これ飲んで本当に大丈夫なの?

ちらり、とクギハラさんに視線を向けたら「いいからさっさと飲め」と顔に書いてあった。
俺は今日付けでこの会社に入社。しかも社員寮に引っ越しているから簡単に帰るってわけにもいかない。元々のアパート引き払っちゃったし。

それ以前に今ここからダッシュで部屋を出ていくというのも難しそう。
なにせクギハラさんの視線が痛い。ぜってぇ逃がさねーぞコラって目が言ってる。

だからやっぱやめますってわけにはいかない。今この瞬間は入社当日で退職したりバックレたりできるやつが本当にうらやましく思えた。
よく聞く入社当時に会社辞めますってやつ、今ならむしろよくできたなって本当に感心してしまう。

まあでも、死ぬってことはないよな? いくらなんでも。何十社と採用試験落ち続けている時点で俺の運は尽きたのかもしれない。
もう、あきらめだなこりゃ。ある意味社畜人生スタートか、と割り切るしかないのか。
覚悟を決め、そいつを一気に飲み干した。





………………………はっ!?

「目が覚めたかな?」

ぼやーっとした頭が徐々に覚醒していく。
周囲を見渡す。どうやら先ほどの部屋の方だった。その部屋のベッドに俺は寝ていたようで。
飲んだ瞬間に意識がなくなったところは覚えている。どれくらい意識を失っていたのか。

「今は17時だ。丸一日寝ていたのだね」

俺の質問をくみ取ったのか、クギハラさんは冷静に答える。たしか出社して面談開始したのが9時ぐらいだから、確かに丸1日寝ていたということになる。
で、結局どうなったんだ? たしか「入社は全員女性になる」という不思議なことを言われた気がする。

そういえば、体の感覚がおかしい。なんかこう、体に一部負担がかかっているような、それでいてすっきりしているような。
ていうか、服がぶかぶかなんだけど。

就職試験のために購入したスーツをそのまま着てきたはずだが、今は全くサイズがあっていない。
一回りでかい気がする。何でこんなの着ているんだ?

「こっちへ、タカミヤ君」

ふらふらする状態な俺の手を取り、誘導するクギハラさん。
はて、俺より身長はちょっと低いと思っていたのだが、今のタカミヤさんは俺と同じくらいの身長。
どうしてだ? と、誘導されてやって来たのは大きな鏡の前で……

「あ………」

そこには俺が映っていた。確かに俺……だと思う。
だと思う、と答えたのは、鏡だから俺であるはずという意味で。だけどそこに写っているのは俺本来の姿ではなくて……美女が映っていた。


入社したらTSした話


「えぇ……」

サイズの合ってない男物のスーツを着た、細身でスタイルのいい、出るとこ出て、締まるところしまって。
どことなく俺の顔の特徴は持っているけど、整った顔立ちで、ものすごくタイプな、美女だった。
なにより、胸、でかい。
見惚れる俺にそっとクギハラさんが肩に手をのせる。

「改めて入社おめでとう。タカミヤ君」

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