役員紹介
取締役
企業情報
代表取締役社長
川島康平
慶應義塾大学 法学部法律学科(会社法専攻) 卒業
インフィニティ・ベンチャーズLLP(現 Headline Asia) 入社
同社 Junior Associale(ジュニア・アソシエイト)
同社子会社 IVM株式会社 Chief Network Officer(チーフ・ネットワーク・オフィサー)
当社 取締役
当社 代表取締役社長(現任)
ご挨拶
2021年にkeynoteで作成した10枚のピッチデックから始まったプロジェクトは、やがて法人となり、その頃からの株主・お取引先・仲間を起点に、現在は多くのステークホルダーの皆さまとともに成長し、着実に歩みを進めています。近い将来、物流業界になくてはならない企業グループになることを目指して、プラットフォームの確立に邁進します。
仕組みを変えて、世界をもっと良くする。
「仕組みを変えて、世界をもっと良くする。」これが、私たちが事業運営を通じて最も成したいことであり、チーム一丸となって達成したいミッションです。
シェアリングエコノミーの台頭により、さまざまな産業で、インターネットを活用した、合理的な自律・分散・協調型のアーキテクチャが生まれています。
わたしたちがフォーカスするトラック運送業界は、約6万社がひしめく日本有数の巨大市場。その98%が車両台数100台以下の中小企業で、その会社規模ゆえ、「運転人員リソース/営業人員リソースの不足」「DX化の遅れ」などに起因する、構造的な非効率が数多く存在しています。中でも、「ドライバー不足」は非常に深刻で、2028までに、物流業界全体で、約28万人の配送人員が不足するという試算が出ています。ドライバー不足に起因する非稼働トラックの維持費が経営を逼迫する「人手不足倒産」といったワードも一般化しつつあり、とても緊急度の高い問題です。
カーニバルグループ株式会社は、未経験・即戦力ドライバーのマッチングプラットフォーム「Carnival JOB」(カーニバルジョブ)・配送案件のマッチングプラットフォーム「Carnival LOGI」(カーニバルロジ)の運営を通じて、運送会社において現在非稼働となっているトラックに対し「ドライバーリソース」と「配送案件」を提供することで、全国の運送会社の非稼働トラックをネットした、日本初のクラウド運送会社になることを目指しています。
できるけど誰もやらないことを、誰よりも泥臭くやる
創業時から大切にしているバリューです。
カーニバルグループ株式会社は、わたしが大学3年生のときに、20代の若者数名でスタートしました。といっても、当社は大手企業の出資で設立されたという経緯もあり、手元の運転資金は、スタート時の組織規模を考えると十分といっていいほど豊富にありましたし、スタートアップ企業を取り巻く環境もとても良かったので、比較的大胆な先行投資を行うことが可能でした。前職がベンチャーキャピタル(新興企業に投資を行うプライベートエクイティファンド)だったこともあり、うまくいく会社も、残念ながら失敗してしまう会社も沢山見てきました。
そこで強く感じたのが、お金が潤沢にあると取れる選択肢が増え、泥臭いことから目を背けてしまう(=アウトソースしてしまう)という傾向でした。たくさんお金があっても、それを無駄遣いすることなく、泥臭くやれている会社、意思決定の手元がブレない会社が、成功していることもわかりました。
頭の中では分かっていながらも、わたしたちも最初はそういう時期がありました。現場にこそ答えがあるのに、それをアウトソースしてしまうから、解決の糸口が見えてこない、そして何より、最も事業にコミットすべき経営陣が、泥臭いことから目を背けている状況では、まったく事業は成長しない。ある日、そのことに気づいてからは、営業からオペレーション・広告検証まで、すべての泥臭い業務を社長である自分ひとりでやりました。PMFを経てそこから徐々にメンバーは増えていきましたが、その時に培った泥臭いカルチャーはそのまま、泥臭くやることで、スタートアップでありながら黒字で成長を続けられています。
創業時からずっと物流業界で事業展開を続けているのも、この「できるけど誰もやらないことを、誰よりも泥臭くやる」というバリューを体現したいからです。物流の領域は非常に広大な市場ですが、インターネットでの事業を志すボリューム層にとって一般にあまり馴染みのない業界で、市場参入の難易度も高いため、インターネット事業をやる人が少ない領域です。わたしたちの事業内容も、スタートアップが多く参入するメジャーなテーマに比べるとニッチで地味なため、なかなか理解されず辛い部分もありますが、社会的意義があるけど誰もやらないことを率先してやっているという自負があるので、これからも泥臭く頑張っていきます。
代表取締役社長 川島康平