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リベート(読み)りべーと(英語表記)rebate

精選版 日本国語大辞典 「リベート」の意味・読み・例文・類語

リベート

〘名〙 (rebate)
① 支払代金一部を謝礼金、報奨金などの形で支払者にもどすこと。また、その金。
古城(1962)〈新田次郎〉四「佐川はリベートされたチップ半分ポケットに入れて食堂を出た」
② 転じて、手数料
※旅‐昭和三二年(1957)二月号・有名温泉地の最新ガイド・別府・案内篇「彼女等は客引をして飲食店にわたせば、リベートが貰えるので」

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デジタル大辞泉 「リベート」の意味・読み・例文・類語

リベート(rebate)

支払い代金の一部を謝礼金・報奨金などとして支払人に戻すこと。また、その金。割り戻し。
手数料。世話料。また、賄賂わいろ
[類語](1払い戻し返済弁済返金返却返還返品還付返上返送返戻奉還償却償還返納完済皆済返本返杯倍返し返す割り戻し割り戻す払い戻すキックバックペイオフ/(2裏金賄賂まいない袖の下鼻薬コミッション贈賄収賄実弾

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「リベート」の意味・わかりやすい解説

リベート
りべーと
rebate

割戻し。支払い代金や利子などの一部相当額を支払人に戻すこと、あるいはその戻した金銭のこと。代金そのものを減額するのは割引discountであり、割戻しは代金授受と別に行われる。常得意先との取引が一定金額以上になった場合、得意先が特別な販売努力をしたり販売サービスをした場合などにリベートを出すことが多い。リベートは物品売買についてばかりでなく、海陸空運送業や保険業のようなサービス業でも行われる。リベート率(割戻し率)は、一般に、慣習、もしくは得意先が支払人にもたらした費用効果によって決まる。リベートは好ましからぬ金銭・経理操作に用いられることがあるため、法律で禁止されている例もある。

[森本三男]

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世界大百科事典 第2版 「リベート」の意味・わかりやすい解説

リベート【rebate】

売手側が支払を受けた額の一部を買手側に払い戻すこと,およびその払い戻されたものをいう。割戻し,歩戻しなどともいう。長期契約や大量契約をしてくれた買手に対する特別な割引制度の一つとして,欧米では通常の商取引であり,契約に明文化されることも多い。一例をあげると,カナダの公営電力会社と民間のアルミニウム精錬会社との20年間の電力売買契約のなかに,リベートとして生産開始後数年間は電力料金の一部を払い戻すことが含まれているものがある。

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百科事典マイペディア 「リベート」の意味・わかりやすい解説

リベート

本来は割戻しのことで,売手側が取引代金の一部を買手側に払い戻すこと,またはその金銭。商品の販売や請負などで競争が激しくなると,契約金額の一定歩合を相手に戻すことを条件として,その契約を成立させる。悪質なものは取締りの対象となる。

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流通用語辞典 「リベート」の解説

リベート【rebate】

売り手側が販売促進を名目として、代金決済後に一定の基準によりその代金の一部を割り戻すことをいう。その方法は、年間売上高に応じて割り戻すもの、店舗内の陳列場所の優劣や面積の大小によるもの、決済期間の長短によるものなどがある。

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DBM用語辞典 「リベート」の解説

リベート【rebate】

一般には、支払に対する払い戻し。広告業界では、メディア媒体によって広告主に与えられる払い戻し。リベートは広告主が最初の契約よりも多く広告を出した場合に与えられる。

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