2022.10.01

韓国コスメ「TIRTIR」、ブランドモデルにジャニーズ所属タレントを起用 日本でのブランド定着目指す

韓国のコスメブランド「TIRTIR(ティルティル)」の日本法人、ティルティルジャパンは、日本市場のブランドの一つとして定着を目指している。

ブランドモデルには韓国の有名人ではなく、ジャニーズ所属タレントを起用。2021年からモデルを務めるSexy Zoneのメンバーのほか、2022年9月3日からは新たなジャニーズタレントも加えて、テレビCMを放送している。

主力商品は、3種類のクッションファンデだ。バラエティーショップや薬局などで販売展開している。同ブランドの商品の中から、卸販売に対応するものを選定。新大久保の店舗などでテスト販売を行ったり、インフルエンサーの反響を調査したりしてオフライン展開する商品を決めている。コラーゲンに着目した洗い流さないパックの新商品は店舗向け卸を中心に展開する。


▲9月16日発売の「コラーゲンコアグロウマスク」

2017年から自社ECサイトの運営をしているほか、モールにも出店している。ポイントメーク系は「Qoo10」でよく買われ、店舗で購入した人のリピートには「楽天市場」や「アマゾン」が利用されているという。現在、楽天市場やアマゾンでは、スキンケア商品に力を入れている。

日本市場で主力にしている「PERFECT C VITA LINE」は日本専用商品となる。日本でニーズがありそうな商品開発を行っているという。クッションファンデの売れ行きが好調なこともあり、下地やコンシーラーといったベースメーク商品の拡大を図っていく。





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2023.12.09

DUO RING、人気作と眼鏡が共演 「東方プロジェクト」コラボは400本が10分以内に完売

普段使いできるデザインのコラボ眼鏡(左)、常田瑛久社長(右)

眼鏡の企画販売などを手掛けるDUO RING(デュオリング)は2012年から、アニメやゲームなどとコラボレーションした眼鏡を販売するECサイト「執事眼鏡eye mirror ONLINESHOP」の運営を行っている。

もともと眼鏡店で店員をしていたという常田瑛久社長は、若い人に「いろんな眼鏡があることを知ってほしい」という思いから、切り口のひとつとしてアニメコラボの眼鏡を販売する会社を立ち上げた。「約12年前から、5000円代の安価な眼鏡が出てきて、若者は安い眼鏡しか買わなくなった。手ごろな値段の商品と差別化を図れば商売になると思った」と話す。

版権元とのつながりも資金もない中からスタートしたという第1弾の企画は「東方プロジェクト」とのコラボだった。「この作品の作者に許可を取り、同人誌を描いている作家のデザインから眼鏡を作った。眼鏡は3次創作になる」(同)。

眼鏡2種類を200本ずつ、合計400本をECサイトで販売したところ、5~10分で完売した。販売することをX(旧ツイッター)で告知して話題となり、ニュースサイトや各まとめサイトで取り上げられた。
 
「アニメコラボの良さは、小さい会社でもコラボ先が大きければヒットの可能性があること」(同)と話す。広告を一切行わなくても、買いにくるファンがいる。この第1弾商品のヒットを機に、人気作品とのコラボも増えて、これまで約400モデルの眼鏡を製造している。1年間のコラボは約15作品、眼鏡は約40モデルに上るという。

眼鏡は、企画から販売までに約1年の期間がかかるそうだ。作品が流行ってから商品を作るのでは遅く、ヒットしそうな作品を見出すことも重要となる。

常田社長は普段から掲示板や動画の口コミを見て、盛り上がってきていると感じた作品に声をかける。「小規模の会社でもライセンスは取得できる。熱意を見てくれる場合もある」(同)。簡単にあきらめず、誠意を持て信頼を得ることが大切と話す。





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