福島駅西口にあるイトーヨーカドー福島店が来年5月ごろ閉店する見通しになったことを受けて、福島市の木幡市長は跡地の活用について「積極的に関与したい」と話し、市として関わる考えを示しました。
イトーヨーカドー福島店は、採算性が低いことなどを理由に来年5月ごろに閉店する見通しです。これについて、福島市の木幡市長は、21日の会見で次のように述べました。
木幡市長「大変残念に思っている。(跡地の利活用について)福島市のまちづくりの進展、あるいはにぎわいにつながるような利用のされ方になるように、市としても積極的に関与していきたい」
イトーヨーカドー福島店の閉店後については、土地と建物を所有する大手不動産会社が検討していますが、木幡市長は跡地の活用について、市としても積極的に関わる考えを示しました。
また、駅東口の再開発についても触れ、「現実的に西口と東口の両方に商業施設が入ることは難しいと思っている」という見解を示しました。さらに、民間で浮かんでいる東口と西口をつなぐ自由通路の構想に触れ、「そういった役割が重要になってくる」と述べました。
イトーヨーカドーは、郡山店も閉店する見通しで、県内から撤退する方向で調整が進められています。