男性(38)の逮捕容疑は今年5月の夜、東京都江東区の野球場内にある屋外トイレにて、書類送検された男性ら2人とともに下半身を露出したとされる。男性らは露出して写真撮影することを「露活」と称して、ほかの場所でも足元以外ほぼ全裸で撮った写真をX(旧Twitter)にアップしていたという。
「男性らはSNSを通じて知り合い、38歳男性が主導となって全体の計画や場所選定などを行なっていた。いわゆる『露活』で撮影した写真は、局部と顔をぼかして各自SNSにあげていたとされる。この野球場では昨年から今年にかけて利用者からの苦情や110番が相次いでおり、今回の逮捕に踏みきったのだろう」(社会部記者)
〈公然わいせつで逮捕〉全裸の男たちが缶チューハイ片手に笑顔でパシャ…野球場ウラのトイレでの“露活”の実態「屋外で全裸になることで解放感が感じられた」
警視庁保安課は12月1日、東京都江東区の野球場にある屋外トイレなどで下半身を露出したとして、渋谷区に住む職業不詳の男性(38)を公然わいせつの疑いで逮捕、他22歳から45歳の男性5人も同容疑で書類送検した。この男性らは「露活(ろかつ)」と称して屋外での露出撮影を繰り返してSNSに投稿していたとみられ、この野球場では昨年から今年にかけて利用者からの苦情や110番が相次いでいたという――。
局部と顔をぼかして各自SNSにあげていた
現場となった江東区の野球場(撮影/集英社オンライン)
この事件の報道があったのは12月1日。「露活」というインパクトある見出しから「露出狂か」「ストリーキング(注目を集めるために公共の場を全裸で走り抜ける行為)の一種では?」など、さまざまな憶測が流れていたが、実は“露活現場”となった球場周辺は知る人ぞ知る有名なスポットだった。実話誌ライターが解説する。
「逮捕された男性たちが知っていたかはわかりませんが、そもそもあの場所は、その界隈の人たちが好んで集まってきては、出会いを求めたり、露出をしたりするポイントでした」
野球場は草野球や少年野球チームの練習に利用されることが多いという。ここに10年以上通っているという、その界隈の男性(40代)はこう語る。
「ここの公衆トイレ付近は、夜になると人通りが少なくなるので人目につきづらい。だから僕らのような人間が集まるには都合がいいんです。一応、このトイレ付近をウロウロしている人には確認のために『アレ目的ですよね?』と聞いています」
露活がおこなれていた公衆トイレ(撮影/集英社オンライン)
集まる男性の年齢層は、20~50代とさまざま。ピークを迎える夜の11時ごろには、10~20人ほどの男性がトイレ付近のベンチに座り、好みの相手をナンパするという。
「それで意気投合したらコトをいたすって感じですね。もちろん周りにできるだけ迷惑をかけないように、野球場の裏手の川沿いや、奥の茂みに隠れたりと、いろいろ気を遣ってますね」(同上)
そんな”ナンパスポット”は、周りの目にはどう映っていたのか。野球場のすぐそばにあるスケートボード場のスタッフ(30代)は語る。
「そこのトイレに”そっち系の人”が集まるのは知ってましたけど、今年の夏ごろかな? 夜の9時くらいにトイレの横を通ろうとしたら、全裸の男性2人がピースしながらスマホで自撮りしてたんですよ。どちらも30代くらいで、こちらの気配に気づくと『うわ、ヤベッ』と言ってすぐにトイレ個室に逃げていきました。別に危害を加えないぶんにはいいんですけど、公衆の面前で全裸は控えてほしいね」
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