改訂版きよの漫画考察日記1330 キン肉マン第3巻 前編 | きよの漫画考察日記

きよの漫画考察日記

我が家の本棚のマンガを1冊づつ考察中。
ちなみに3,000冊近くあります...

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このメンツにスカイマンが混じってる違和感が尋常じゃない(笑)

お月様

さて3巻からようやく超人レスリングが始まります。が、初っ端から凄いことをやっちゃった男がいます。
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大阪府の岡島保則くん、彼はどんな人生を過ごしたんでしょーな?もちろん学校じゃヒーローだったでしょう、社会に出た後もロビンマスクの生みの親だという肩書きは万能です。人生に凄い影響があったはずですよね…

さてまずはこの人物がシルエットのみで登場。
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ウルドラマン!
超人オリンピックに出場してたんだから超人なんだろとも思いますが、この時点ではキン肉大王は「ヒーローオリンピック」という言葉を使ってもいるんでね、まぁよく分かりません。

そしてこの重要人物も登場。
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委員長!
ママと同じで委員長もおでこに「委」の文字がありません。ただ委員長については「委」の文字は最後まで描かれることはありませんでした。つまり委員長のおでこに「委」というのはアニメ版のみの演出なんですね…
そんな委員長の声は魔雲天・悪魔将軍・ネプチューンキングと同じです。「グオッフォフォ」という笑い方が似合う声ですね…


そして…ついに登場します。キン肉マンという作品の枠を越え、歴史に名を刻む伝説的ヒーローが!
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ロビンマスク!
まぁロビンについて語り出すと3日くらいかかってしまいますからね、多くは語りません。がしかしこれだけは言っておきます。ロビンがいなかったら今の俺はありません!

そんなロビン、初登場時は作画が固まっていません。
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ロビンが仮面から汗をかくという離れ業を演じておるんですが、ここではツッコミません。後にロビンが仮面から大汗をかくシーンはあるんでそちらでツッコミます(笑)まぁそれは良いとして問題はロビンの目です。ロビンの瞳に黒目が描かれたのはこれが最初で最後じゃないかな?

つーわけでキン肉星生まれなのに日本代表に選ばれたキン肉マン、一方アメリカ代表はもちろんテリーです。
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「おたがい大敗しないように頑張ろう」って(笑)負けるの前提なの⁉︎

そんなわけで始まる超人オリンピック、出場者はこの17人と考えて構いません。
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あまり知られていないことはラーメンマンも読者投稿超人だという点です。埼玉県の小宮勉くん、偉大ですね…
ちなみにこの17人で本編に登場しないのはゴクウマンのみ。と思いきや20年以上が経過した後に突然キン肉マンⅡ世で初登場を果たします。
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テリーの左側にスカルボーズがいるんですが、その後ろに銅ベルマンの姿が確認できます。そしてその後ろにゴクウマンがいるんです。小さすぎて見えないという人は心の目で見つけてください(笑)

さてこの超人オリンピック、実況は吉貝アナ、そして解説はこの人。
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タザハマヒロシ!
アニメ版では中野さんが頑張り過ぎててタザハマさんは登場しなかったんですが、そのモデルはプロレス中継で解説者をしてた田鶴浜弘さん。プロレス中継をゴールデンタイムにやってた昔が懐かしいねぇ…

つーわけでようやく開幕。
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左のセリフに注目。「ヤン・水」これは関西人にしか分からないんじゃないでしょーか?これはMBSラジオで俺が生まれる前から放送されてる「ヤングタウン」の水曜日という意味です。そして「笑光はん」とは笑福亭笑光、つまり現在の嘉門達夫のことです。ゆでたまごの2人が大阪出身なのは常識ですが、大阪在住で連載を続けておったのかねぇ?

さて控え室。
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モスクワ五輪は1980年、俺が3歳の頃ですな。キン肉マンの歴史の長さを感じてしまいますが、同時にその歴史の長さを軽く上回るこち亀(38年)ゴルゴ13(46年)の凄さには感服してしまいます…

さて17人の参加超人、ゴクウマンの次に紹介するのはこの超人。
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ルピーン!
Ⅱ世でルピーンが伝説超人入りしていたのには吹き出してしまいましたが、テリーから高評価を受けているんだから実力はあるんでしょう。がしかしルピーンの最大の問題点はその超人強度なんです。2パワーのカニベース、10パワーのビーンズマン、25パワーのプヨプヨの3人はまぁ別格だとして、それ以外の全ての超人の中でルピーンの超人強度は最低の1万パワー。あのビビンバですら10万パワー、それを下回るのは8万パワーのキューブマンと1万パワーのルピーンの2人だけ。そんなルピーンなのに2tの怪獣を持ち上げる筋力はあるんですよ、何なんでしょうかね超人強度って…

さて選手入場、アメリカ南部代表のテリーに続いて入場するのはアメリカ北部代表の…
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スペシャルマン!
まぁ認知度だけなら全超人でTOP20に入ろうかという有名超人なのに1度たりとも活躍したことが無いという不思議な超人、それがスペシャルマンです。相方のカナディアンマンはロビンと戦ったりプラネットマンの股間に乗り移ったりしてるんですが、スペシャルマンには何も無い。さらに言えばカナディアンマンは「実力が無いくせに態度だけデカい」のに対し、スペシャルマンは「実力が無いくせにプライドだけ高い」といった印象です。まぁスペカナコンビのヘタレネタはもう一種の定番と化してますからね、下手に活躍されるとイメージが崩れてしまいますけどね…
ちなみにスペシャルマンは全米超人ジュニアヘビー級チャンピオン。スペシャルマンは身長が173cmしかないので正義超人の中でも小さな部類に入るんです。どーでもよい豆知識ですな(笑)

さて超人オリンピックの予選第1競技はジャンケン、もちろん超人達からは不満が噴出しますが…
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この段階で注目せざるを得ないのはカナディアンマンの隣にいるゾローマン!
俺が読み込んだ限りだとゾローマンの登場コマ数は全部で3コマなんですが、このジャンケン以降ゾローマンは一切登場しなくなっちゃうんです。つまり…このジャンケンで敗退した可能性が高いんです(笑)
ちなみにゾローマンの出身地はイタリアということになってますが…モデルとなった小説「怪傑ゾロ」の舞台はスペイン領メキシコです(笑)

さてこのジャンケンでキン肉マンに敗れたのはもちろん伝説のこの超人です!
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カニベース!
まぁカニベースと聞いて超人強度2パワーを話題にするようではまだまだ浅いですな。俺はむしろ2大会連続で超人オリンピックに出場してることに注目しますがね。イタリア国内では無敵なのかもしれませんよ?

そして二次予選は怪獣バーベル上げ、ここではやはりこの超人に注目です。
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キンターマン!
まぁやはりその名前に注目してしまいますが、あえてここはキンターマンの出身地に注目してみます。当初はただ単にアフリカ出身だったんですが、超人の数が増えその出身地が細分化されていった結果キンターマンの出身地は「中央アフリカ」という設定になりました。尋常じゃないほどに政情不安な国ですけどね(笑)まぁそれでもアフリカ出身の超人を挙げてみろといわれたらやはり1番に名前が挙がるアフリカ大陸を代表する超人ですよ。ミスターカーメンやスニゲーターよりもまずはキンターマンですね…

さてここで妨害を図る悪人トリオ。
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ぼんちあげってこーゆー使い方もできるんだ(笑)

そして予選第3競技は月面往復マラソン、ここで17人の出場者以外のこの超人が登場。
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8マン!
最初は8マンだったんですが、後にF(フラッシュ)マンと名前が差し替えられます。
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これは著作権どーこーの問題ではないんだと思いますよ。1番の理由は8マンが少年マガジンに連載されてた漫画だったという点でしょう(笑)

つーわけで飛ぶのが苦手な超人にはジェット噴射機が貸し出されます。
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極道高校、これは宮下あきらが当時連載していた「私立極道高校」が元ネタです。だけど実在する高校名を勝手に使用したとかで連載打ち切り、宮下あきらは謹慎処分となったそうです(笑)


さて月面往復マラソン、折り返し1位はもちろんロビン。
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ロビンの仮面からの汗にはもうツッコミません。それに真空状態の月面にコンパニオンが飲み物持って立ってるなんてことを今更ツッコんでも仕方ないわなぁ…

そんなわけで予選突破者が決まっていきます。
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意外にも第3位はラーメンマンではなくカナディアンマン。さすが100万パワー(笑)
ちなみに最終予選順位は①ロビンマスク②テリーマン③カナディアンマン④スカイマン⑤ブロッケンマン⑥ラーメンマン⑦カレクック⑧キン肉マンとなりました。ラーメンマンは未だ目立ったことはしてないわけですな…

つーわけで予選突破残り1枠を賭けてのバトルロイヤル。キン肉マン・ルピーン・キンターマンの他にバトルロイヤルに参加してるのが確認できる超人はまず…
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なんだチミはってか⁉︎スフィンクスマン!
誰がどう考えたってミスターカーメンとの関係が気になります。ペンタゴンとブラックホールのように正義超人と悪魔超人の間に血縁関係があるパターンもありますからね、生き別れの兄と弟みたいなドラマがあってもおかしくない。「もしかして…カーメン兄さんなのか⁉︎」的な(笑)

はい、バトルロイヤル2人目はこの超人。
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アマゾンマン!
まぁアマゾンマンの最大の見せ場はプラネットマン戦なので、ここではアマゾンマンがブラジル出身だということを覚えておけば十分です。

そしてラストはこの超人。
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銅ベルマン!
ネーミングセンスの秀逸さでは他の追随を許さない銅ベルマン、俺が気になるのはやはりそのフォルム。銅ベルマンは登場するたびにその身体のデザインがちょこちょこ変わってるんです。その理由を「だってゆでたまごだから」と一刀両断することは簡単ですが、実はゆでたまごなりの深い計算があるのかもしれません。とゆーのも銅ベルマンはこの腕の形状にも関わらずじゃんけんを勝ち抜いているんですよ、だとすると銅ベルマンは身体をある程度変化させることのできる形状記憶合金的な超人なのではないかと、ゆでたまごはそれを計算に入れているから毎回銅ベルマンのデザインが微妙に違っているんではないかと。
ゆでたまご作品にツッコミを入れることは簡単ですが、逆にゆでたまご作品の矛盾点を擁護し解決するという作業もまた新たなキン肉マンの楽しみ方ではないでしょーか?

そして意外にもこの人も超人でした。
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レッドシューズマン!
キン肉マンにおいてレフェリーなんて不要だろとも思いますが、初期はギブアップとかリングアウトとか、なによりフォール勝ちもありましたからね、レフェリーが必要だったんですよ。

そして判定。
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はっきりと死亡宣告されてますが、大会後にはあっさりとスフィンクスマン達の生存が確認されてます。どーでも良い事なんですよ、ゆでたまごにとって死なんて概念は…