生存報告、その23
2022年 11月01日 (火) 06:51
ご無沙汰してます。ピストンです。
まだ生きております。

現在は「療養中」というには穏やかでなく「闘病中」というほどは闘っていない、コンスタントに的確なジャブを食らっているような感じの日々をおくっております。

そして独り身の私としては元気なうちに「終活」などスタート。といっても持ち物の処分を開始したというだけなんですが。単に「断捨離」とも言います。我が自治体では粗大ゴミの回収って1か月待ちとかなんですよね。いざって時にすぐには捨てられない。先にやっとかないと。
あとやっぱり大変なのは本。いまさらネットオークションなんかで稼ぐ気力もありませんので、近所のブックオフやら毎週の古紙回収なんかでコツコツと処分中。これは時間が掛かりそう。

処分といえばネット上の各アカウントも。既に幾つか削除して、ツイッターなんかも近々削除する予定なんですが、なろうはもちろん残しますの。
でもねえ。いつか来る最終段階って時にはどうしたものか。その時の気分かしらね。


では、雑談。


あまり話題になってないので、皆さんご存知かどうか。今月はサッカーのワールドカップがあるのですよ。
普段は欧州リーグのシーズンオフである6月に開幕するワールドカップ。今回は開催地がカタール、6~7月はあまりに暑いということでシーズンど真ん中の11~12月開催に。

とにかく普段と違うスケジュールですから、どこが優勝するのか全く予想がつきません。11月20日ワールドカップ開幕で、イングランドやドイツのリーグは13日まで試合ありますからね。普段のように代表チームとしての合宿やら練習試合やら、行う暇もなし。誰が怪我するか、体調はどうか、カタールの気温に対応できるのか、リーグ戦からのメンタル切り替えは。
途中でワールドカップを挟んだリーグ戦のほうも今シーズンは波乱がありそう。好調チームは再開後もそれを維持できるのか。

そして今回の大会、リオネル・メッシとクリスティアーノ・ロナウドという、21世紀に入ってからサッカー界の顔として君臨してきた二人の選手にとっては最後のワールドカップなわけですよ。
ロナウドなんかは今シーズン、所属チームではスタメン落ちするなど全く活躍できてませんから、はたしてどうなるか。

メッシとロナウド。宿命のライバルとしてサッカーを知らない人でも名前くらいは知っているようなスーパースターでありますが、タイプはかなり異なります。
メッシというのはサッカーの神の愛し子。なろうファンタジーのキャラでいうならサッカーの天使や大精霊って感じ。人と並ぶべき存在ではありません。
一方のロナウドは人間です。サッカーギルドのSランク。すべてを犠牲にして天上に到ろうとする神殺し。昔、ある選手がロナウド家で食事に誘われて、どんなご馳走が出てくるか楽しみにしていたら、味付けしてないチキンとサラダ、水が出てきたってエピソード好き。多分、私たちのほうが億万長者のロナウドより美味しいもの食べてます。

まあ、平たく言えば天才と秀才のそれぞれ頂点。メッシはロナウドが居なくてもメッシとして存在したでしょうが、ロナウドはメッシの存在がなければ、ここまでの高みには登ってなかったでしょう。逆にメッシはロナウドが居なければ頂上に独りぼっち。ロナウドが居たおかげで彼は孤独ではなかった。
二人が同時代に存在したのは、天の配剤ってやつでしょうかね。


宿命のライバルといいますと、先日亡くなったアントニオ猪木さんとジャイアント馬場さん。
猪木さんの訃報はまあ、プロレスファンなら誰もが覚悟していたことだったんですが、やっぱり喪失感は大きかった。

猪木さんの人生を見ていると、馬場さんの存在は大きかったんだろうなあ、と思います。同じ日にデビューした同期。同期とは言いましても猪木さんはまだ十代、馬場さんは元巨人軍投手で5つ歳上。
この5歳上ってのが大きかったと思うのですよ。ライバルと言いつつ、全盛期もはっきりとズレている。私が思う馬場さんの全盛期は65年~67年あたり。猪木さんは74年~76年あたり。馬場vs猪木というのはプロレスファンにとって永遠の夢のカードなわけですが、実際には両者がっぷり四つの頂上決戦ってタイミングは無かったような気がします。

二人からは兄と弟な感じが凄くするんですよね。父 (力道山)から受け継いだ店を真面目に堅実に営むしっかり者の兄、馬場さん。店をさらに大きくしようと、あれこれ型破りなことにチャレンジするやんちゃな弟、猪木さん。
異種格闘技戦や政界進出など、猪木さんの行動が常にプロレス外部の一般社会に向けられていたのは、逆にいえばプロレス内部だけでやっている限り馬場さんには敵わないという、猪木さんの持つコンプレックスから来ていたように思えます。

さて、外部から見るとかなり険悪ムードだった時期でさえ、二人の仲そのものは終始良好だったという馬場さんと猪木さん。二人が最後に顔をあわせたのは、偶然にホテルの前ですれ違った時のことだったらしく、立ち話の中で馬場さんは猪木さんに「お前はいいよなあ。やりたいことができて」と語ったそう。店をしっかりと守りぬいた長男が自由奔放な弟に向かって言った最後のボヤキ。なんとも味わい深いじゃありませんか。


そろそろ文字数的に終わりにしましょうか。
ライバル関係の兄と弟としては、天才春樹秀才歴彦の角川さんちの御二人もいるんですけど、まさか外からは勝ったと見えた歴彦さんが最後の最後で逮捕、起訴とは。この兄弟は人生の終わり、どんな関係に落ち着くのかしら。
私のように何事にも部外者、観察者を決めこんできたような生き方だとライバルなんて存在は持ちようもありませんので、ライバル関係にある人たちを見ると、ちょっと羨ましいような気持ちがあります。


今回はこんな感じで。一応次回12月1日にも現れる気ではいるんですが、もし来なかった時の為に、よいお年をと言っておきましょう。

ではっ。また。
コメント全10件
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ピストン
2022年11月09日 04:28
漉緒さん、どうもー。
返信遅れて失礼しましたー。

あら、なろう読み専の大先輩たる漉緒さんからライバルとは光栄ですの。でも私など漉緒さんからしたらまだまだですわー。

活動が止まってる皆さん、どうしてますかねえ。執筆が止まってても、その人のマイページで何かの作品に評価入れてたりするのに気づいて「生きてた!」ってなることありますよねえ。

心配されそうなんで、しばらくは毎月生存報告になりそうですの。

では、またー。
漉緒
2022年11月06日 18:21
遅ればせながら、お久しぶり〜♪

ああ、よかった。本当によかったです。お大事にして下さいませ。

わたくすもボチボチだましだましで、しのいでおります故、読み専としてのライバルであるピストンさんも悟った様な寂しい事おっしゃらずに生き足掻いて長生きいて下さいな〜。

とはいえ、好きだったり想い出深い著名人の訃報や、ご高齢かと思われるユーザさんの活動がいつの間にか止まっているのに気が付くとやはりガックリと来てしまいますね。



ほんでわ、取り敢えずはまた来月に〜
ピストン
2022年11月01日 13:12
真尋さん、どうもー。

なにそれ、真尋さんこそ大丈夫なの!
ツイートなんかでも時々心配なのあるし。
私の方は長生きはちょっと無理そう。
でもすぐに死ぬってことも多分ないっすよ。
楽しく生きてますので、大丈夫。大丈夫。

コミックアンソロジー、店に取りにいくのは週末になるんだけど、もう注文済みなので楽しみにしてますのよ。前回の面白かったから。

活動報告は実は先月も先々月も書いたんですけどね、どうも「これ、人にわざわざ読んでもらうような文章か?」とボツにしちゃったんですよねえ。今回のもちょっと迷った。前回も書きましたが、私の場合はスピードと勢いで投稿してたので、スピードが落ちると、どうしてもブレーキがかかってしまう。

なんか皆さんに心配かけたみたいなので、来月は投稿しますの。なのでよろしくですのー。
では、またー。
ピストン
2022年11月01日 12:33
三千さん、こちらでもこんにちはー。

そうなのよ。創作物だとどうしても主人公と相手役になっちゃうイメージ。
芸術家同士とか学者同士とか、フィジカルが絡まなければライバルにもなりそうなんだけど。

角川さんとこは(というか猪木さんとかロナウドも)人としてはかなり問題ありそうですしね。そこが面白いんだけど。

ぼちぼち行きましょう。
今日やるつもりだった掃除は、明日でいいやという方向に9割がた向かってますけど。だって曇ってて暗いんですもの。

では、またですのー。
ピストン
2022年11月01日 12:12
神宅さん、こんにちは。
神宅さんのツイートは、いつも私のタイムラインに流れてくるので毎日見てますのよ。

私は独り身で姉は京都ですし、迷惑をかけるであろう友人たちは東京でも違う街ですので、少しでも片付けておこうと思ったのですが、なかなか進まないですねえ。昔の雑誌とか、ついつい読んでしまいます。

メッシ、ロナウドに関しては私の印象なんで、特にロナウドファンには怒られそう。
ワールドカップでは明暗わかれそうな気がしてます。
ロナウドの場合は人が無理してたどり着いた高みなんで、老いが入ると一気に崩れてしまう。それでいてエゴは特大なわけですから、ロナウドの存在がポルトガル代表にとってマイナスになる可能性も。
メッシの方は衰えてちょっと引いたことで、逆に全盛期よりもアルゼンチン代表として機能する気もします。全盛期に取れなかったワールドカップタイトル、最後に取る可能性があるんじゃないかと。
まあ、私の予想が当たったためしはないのですが。一応本命ブラジル、対抗アルゼンチンと今回は南米押し。

猪木さんの訃報には、ひとつの時代の終わりを強く感じましたねえ。残るスーパースターは長嶋さん、王さんでしょうか。二人には長生きしてほしいものです。

冬の支度は着々と進めてますので、どんとこいですの。
神宅さんもお身体気をつけて下さいませ。
では、またー。
おはようございます~

今朝このかっぽうを見たあとしんみりして私も最近先が長くない気がしていたし(いろいろごっそりあって)もうピストンさんと現世で会うより遠くで会う方が現実的なのでは(現実とは)って思っていたんですけど、
アマゾンでライバルというかもう同士過ぎる同士の情報出ているの見かけてなんか急にものすごく気力が湧いてきました。先の楽しみが……!

私も何ができるわけではないんですけどピストンさんが楽しく生きられるように盛り上げモブしますので来月も来年も生存報告末永くお待ちしております……! 
三千
2022年11月01日 11:55
こんにちは。
赤毛のアンとかも、アンとギルバート、ライバルでしたが友人となり、んで最終的には結婚しますものね。
男女のライバルかあ。他には思いつかないかも。でもきっと存在すると思いますよ。ライバルがいれば、自分を向上させることができるから、羨ましいです。角川さんの逮捕は残念な思いがありました。角川文庫、買って読んでましたから。五輪って色んな意味で特別ですね。
終活は肯定派の私ですから、同じようなことしてますけど、まだまだ。
身体に気をつけながら、ぼちぼちいきましょうね。
神宅 真言
2022年11月01日 11:05
お疲れ様です。
終活、めんどいですよね。家族達が亡くなって後片付けに苦労させられっぱなしなので、自分はそうならない為に……と片付けをぼちぼちやってるのですが、やっぱり大変です。

ライバルいいですよね、ライバル憧れます。
ロナウドとメッシ、そんな風だったのですね。サッカー詳しくないのでとてもためになりました。というか燃え(萌え)ました。ちょっとワールドカップ注目してみます。
馬場さんと猪木さんの兄妹の例え、凄く納得。それにしても、ああ、昭和が次々と終わっていきますね……。

それにしても急に寒さも増してまいりました。ご自愛下さいませませ。
ピストン
2022年11月01日 08:07
つこさん、おはよー。

何のライバルっ??

でも男同士、女同士と違って男女のライバルって、あんまり思いつかないっすね。創作物だとどうしても恋愛要素入ってきちゃうからかな。
現実だと文科系方面ならあってもおかしくないから、私の詳しくない分野だと有名な男女ライバル居るのかしら。

ではっ。
つこさん。
2022年11月01日 07:42
じゃあぴすとんさん今からわたしのライバルね