2022年 05月01日 (日) 07:48
おはようございます。ピストンです。
生きております。
近況報告は特にないので省略。すぐに雑談へ。
4月はツイッターも1日に数分間覗く程度で、こちらから呟くこともなし。気になる話題を見かけても参加する体力がなかったのです。140文字に纏めるの面倒でねえ。
なので今回は最近ツイッターで気になった話題について、だらだらお喋りを。
まずはSFの話。
ある日、ツイッターに行くと熊さんやKeiさんのツイートが流れてきてまして、どうやらまた「SFは衰退した、してない」が話題になっていたらしいのです。調べる体力なかったので火元は見つけられませんでしたが。
ただですね。半分読書垢である私のタイムラインには純粋なSF小説界隈のツイートも流れてくるわけです。で、その当時のSF小説界隈の話題といえば昨年の暮れに翻訳された小説『プロジェクト・ヘイル・メアリー』に関して。この少し前に、ラジオで星野源さんが絶賛してくれたのですよ。なので今が売るチャンス! とばかりに評論家の皆さん、出版社(早川)、書店員の皆さん、ヘイルメアリー猛プッシュするツイートを投稿されていたのです。衰退に関する話なんてどこにもなかった。
ではSF映画界隈かと見れば、やはり見当たらない。熊さんやKeiさんのツイートってとこからも、おそらく既にブロック、ミュートしちゃって私からは見えなくなってるウェブ小説界隈で話題になったのではなかろうか。
で、ふと考えた。
私、昨年8月にツイッター始めて以降、純粋なSF小説界隈で「SFは衰退したかしてないか」「この作品はSFかSFではないか」という定番の話題、見たことないぞと。
実際のSF界隈で一番議論されやすいのは、ジェンダー関係の話ですかね。
「SFかSFでないか」という話。パッと思いつくのは『彼方のアストラ』がアニメになった時。『Dr.ストーン』の時もありましたか。漫画、アニメ、特にアニメのほうですかね。アニメ界隈にて、特定の作品を貶めたい時に利用されてるような。
「SFは衰退した」という話もウェブ小説界隈、それも創作者側の界隈にて出てくることがほとんどな気が。どうも自作が読まれない不満や、コンプレックスの裏返し系ポジティブ発言と紐付いてる感じがします。
これSFに限らず、定番とされている議題が実は界隈そのものでは既に廃れていて、周辺界隈でこそ定番化しているって現象、あるんじゃないだろうか。
ウェブ小説界隈にしてもねえ。本流にいる大人気作家さんで炎上騒ぎにコメント参加してくるのって孫の手さんくらい? お馴染みの定番炎上ネタに参加してるのって、お馴染みの炎上ネタ好きさん(私も!)と初心者だけって気がしてきた。
すなわち議論とは議論そのものを楽しむ為に存在して、対象の為にどうこうではないのかも。少なくともツイッターなんて場所では。
特にマウントよね。本能のレベルで、マウントとるほど楽しいこと、他にあんまりないのかも。
私も隙あらばマウントとって生きていきたい。
次は邦画の話。
ハガレンとか金カムとか、人気漫画実写化の話が続いて、原作ファンの中には拒絶反応を示す人も多いようで。
気持ちはわからんでもないのですが、私は「何でもやったらええねん」派。粗製濫造の状況からこそ名作は生まれてくると思っているのです。
で、そんな邦画に関するツイートでよく見かけるのが「邦画の変顔演出」に関するもの。大怪獣のあとしまつの時にもありました。
極端にデフォルメされた変顔を使った演技演出に対する批判ですね。
ただ、あれって古い日本映画ではそんなに見かけない。いつから使われるようになったのかしら。
面白いツイートで「三船敏郎の演技から」って言ってる人がいました。確かに三船さんの顔はうるさいですからね。ちょっと笑ってしまった。黒澤作品の影響って意味も含んでいるでしょうか。
個人的にはテレビからの逆輸入って印象があります。
考えられるパターンの一つとして、テレビで人気となった芸人さん出演映画からというものが。クレイジーキャッツ映画、ドリフ映画、コント55号映画、そういう作品から映画のバラエティ化が始まったと。
より現在の変顔演出に近いものとして、テレビバラエティからテレビドラマ、ドラマから映画という流れがある気も。『時間ですよ』あたりが嚆矢ですか。
バラエティ出身の堤幸彦監督の存在も大きいでしょうか。大怪獣の三木聡監督もバラエティからの人ですね。
一方で漫画からアニメ、そこから実写という影響もある気が。
フジテレビ版『翔んだカップル』から月曜ドラマランドを経てフジ制作劇場用映画って流れはあったと思うのです。
『ガラスの仮面』に代表されるテレビ朝日夜8時台の少女漫画原作ドラマからも。テレ朝だと只野仁系の深夜枠もありましたし。
漫画をテレビドラマ化する際に、変顔演出というのは効果的だったのかなと。
そんな漫画原作実写化におけるバラエティ的演出の先駆けとなるのは『おくさまは18歳』あたりでしょうか。大映ドラマですね。
大映ドラマ、後のトミーとマツにおける耳ピコピコなんて現在の変顔演出に近いですし。
ただ大映ドラマの過剰演技、という側面を考えだすと、今度は舞台演劇からの影響というものが出てきちゃいます。
大映ドラマの立役者、宇津井健さんと石立鉄男さん、共に俳優座養成所出身。中条静夫さんなんかも舞台経験者ですね。
この新劇での大仰な演技を映像でそのままやってしまうという方法論が後に与えた影響は大きいかと。
舞台演劇からの影響で考えれば、80年代小劇場ブームからの影響というのも大きいかも。小劇団の流れからは、後に三谷さんや宮藤さんが登場して、今の変顔演技の使い手、佐藤二郎さんや阿部サダヲさんなんかも小劇団出身。
なんかそう考えてくると、大衆演劇とか宝塚とか、さらに歌舞伎や能ってとこまで遡れるのかも。 半沢直樹では歌舞伎役者たちが揃って過剰な顔面演技してたみたいですし(観てない)。
「邦画の変顔演出」、これはもう何か一つの存在から発生したというよりは、過去から受け継がれてきた日本の大衆芸能、大衆文化の中から生まれてきたものでは。
好みはあるでしょうが、これはこれで一つの文化かと。
この変顔演出に限らず、今存在するあらゆる文化が過去の色んな文化から地続きの、生まれるべくして生まれた文化なのですから、楽しめる人が楽しめば良いのではないかしら。皆が楽しめなくなった時、自然とその文化は廃れていくのでしょうから。
最後は倍速視聴の話。
なんかの記事がツイッターで流れてきました。
最近の若者たちが倍速機能や10秒スキップを使って映像を観るって話ですね。
私、この話題が嫌いでねえ。
実作者さんが憤っているのはいいんですよ。当然の感情だろうと。
ファンの人が自分の好きな作品をそうやって観る人に対して不快な感情を持つのもわかる。
ただ評論家や学者がこの話題で社会を語ろうとしているのを見ると、その人への評価を下げちゃう。
だってみんな昔からしてきたことじゃない。
我が家に初めてビデオデッキがやってきたのが1980年頃。その最初のデッキに付いてました。1.3倍速機能。
それからDVD、Blu-rayとメディアは進化していきましたが、私が購入した全ての機器に付いてました。倍速機能。つまりはそういうことでしょう。
そして倍速機能自体がめちゃくちゃ進化してる。昔はこんなに使い勝手が良くなかったもの。
そこまで興味はないけれど、面白いとは思わないけれど、所属するコミュニティでの会話を成立させるために情報を取得する。べつにやるよねえ。
私は早い段階から洋楽に興味を移してましたけど、中学半ばくらいまではザ・ベストテンをチェックしてました。比較的どこのグループにも属さず、いい感じの孤立ポジションに収まる私でもそうなんだから、皆さん大なり小なりやるよねえ。
私が高校の頃かな。夏目漱石の全作品を一冊のムックに詰めこんだ『ザ・漱石』って本がヒットしまして、その後『ザ・鴎外』とか出てました。
正直、こんな本で漱石読んだとしてホントに漱石読んだことになるのか? と思いましたけどね、ええ、当時の私は買っちゃってます。だって便利じゃない。なんかの時に手元にあったら便利じゃない。
結局、一作品も(そのムックでは)読まず、いつの間にか手元に無いですけど、その本。
名作文学のあらすじが結末まで書いてある本も売れてましたよねえ。漫画で最終回ばかり集めた本も売れてた。
クラシックの名曲ベスト100とか、ピアノ100とかいうCDもありました。曲が最後まで収録されているわけでなく、途中でフェードアウトしちゃうような。ええ、そういうCDも買ったことあります、私。
だって、やっぱり知ったかぶりしたいじゃない。いい格好したいじゃない。それが人情ってもんじゃない(開き直り)。
さらに開き直りますと、それほど興味のないクラシック、聞いたこともない第三楽章とか眠くなっちゃうのです。CMでお馴染みな有名フレーズを繋ぎあわせてある、なんてほうが楽しめるのです。私には。
予告編や総集編のほうが面白かった映像作品なんてのも、いくらでもありましたし。
それに倍速視聴している若者だって、あらゆるコンテンツを倍速で見ているわけではないでしょうに。ドラマは倍速で観る、好きなスポーツの中継は集中して見る、とか。
小津安二郎の映画を倍速視聴したら台無しだろう、なんてツイートも見かけたのですが、いや別に今の若者、小津作品倍速で観てないだろうと。そんな奴いてもレア中のレアでしょ。
そもそも若者ではないおっさんな私、ガンガン倍速視聴してますもの。YouTubeの動画なんてほとんど10秒スキップ使いながら観てますもの。
また、ちゃんと観てもらえないことを前提とした作品作り、なんてのは昔からありまして。私が若い頃に教わった2時間サスペンス(火サスとか土曜ワイドとか)の脚本の書き方には、9時半頃、10時頃、クライマックス前にはそれまでのあらすじをおさらいするような場面を入れろってのがありました。特に10時頃にはしっかりと。
これは2時間サスペンスのメイン視聴者というのは、ずっとテレビの前に座っているわけではなく、晩御飯の片付けしたりお風呂入ったりすることが多い、そんな人でも離脱せず楽しめるように、って配慮ですね。皆さんも観たことあるでしょ。刑事や記者がホワイトボードに相関図書きながらおさらいしたり、探偵役の夫婦が晩酌しながら情報を交換するような場面。
こういう場面の入れかたにも、個々の脚本家のセンス、実力ってのは出てくるわけでして。
ちょっと話が逸れましたが、興味ないジャンル、でも情報として知ってはおきたいから一応チェックするとか。
しっかり観ると不満な部分が目立つけれど、いいとこつまみ食いしてるぶんには楽しいとか。
3話まで観て、面白くはないんだけど、こいつが誰とくっつくのかだけは気になるとか。
倍速視聴ってのは、ごくごく自然な欲求だよねえ。
これをもって現代社会を斬ろうとしてくる人は、先に結論ありそうでイマイチ信用できないと思う私なのでした。
と、だらだらとした文章を書いてしまいました。
今回はここでおしまい。
5月の私はエアコンを買う!これ絶対!面倒くさがらずに行く!
寒いの耐えられても暑いの耐えられない。夏になるまでに買いに行く。がんばれ私。布団から出ろ私。
では、皆さん、またー。
ホント、だましだまし。
でもエアコン購入への第一歩、前回大掃除時に壊れていた掃除機を本日購入(ハンドクリーナーはあった)したのです。来週部屋を掃除、再来週エアコン購入、遅くとも6月上旬には工事、という隙のない計画。ふふっ。
熊さんやKeiさんは……まあ、いいじゃないですか。
昔から幾らでもあったようなことを、さも特別なことのように取り上げて時事を語る人が多くてねえ。
倍速視聴もですけど、今の作品は説明的な台詞が多いだとか、Z世代は予想もしない展開は疲れるから不快に感じるとか。
いや、君ら古い映画とか観ないのか? と。説明台詞も、ある定型の元に量産される作品群もあっただろうと。
結局、別の世代を下げたり理解不能として、今の自分を肯定したいだけなのよねえ。
では、コメントどうもでしたー。
またー。