2020年 04月09日 (木) 04:19
どうも、こんばんは。だましだまし補足です。
いやー、出ましたね。緊急事態宣言。
こうなると、意地でも、どーでもいい話しか書きたくなくなる私、この連載は相変わらず本や映画の雑談連載として進んでいきますので、連載残り18回、数分間の暇潰しになればこれ幸い。
私自身でいいますと、総理や知事の会見は見ていないのですが、「閉まりません」と言われた職種なので閉まりません。
パートさん、アルバイトさんが来れなくて、なかなかのピンチなんですが、まあ残った人間でなんとか乗りきっていくのです!
次の休みはいまだ未定、多分週末のどこかで少なくとも半休は。
さて、今回の補足。本文でロバート・クレイスの名前を出したついでに、オススメ翻訳ミステリの紹介を。
ほら、ヒーローランキングで幾つかの作品をオススメしたけれど、やっぱり古い作品が多いし、絶版ばっかりだし。長い作品も多いし、初心者さんに優しくないのよねえ。
そこで、2010年以降翻訳で、文庫一冊の長さな作品からオススメを。これから読むべし。でも実は私が最新のは読んでないから、5、6年前の少し古いものから。
女性作家さんの作品は、別の回で紹介予定(あくまで予定)なので男性作家さんの作品。
あと、翻訳小説は新刊本で買うと高いのです。日本人作家の作品の下手すれば倍の値段します。私の心臓に悪いので、コロナが終わってから図書館で借りて、もしくはブックオフで安く買って、まずはお試し読みをして下さいませ。翻訳文体というのは、それだけで苦手な人には苦手なものですから。
〇 「容疑者」 ロバート・クレイス
まずは本文で言及したこちら。主人公の警官はパトロールの途中で銃撃され負傷、そして相棒の警官を殺されてしまいます。トラウマを抱いたまま配置替えされた彼が出会ったのは、戦地で飼い主を失い警察犬に回されてきたジャーマンシェパードでした。
この作品の特徴はなんといっても三人称多視点の一つとして犬の視点、犬の心情が描かれているところ。正直やり過ぎじゃないかとも思いますが、クレイスに足りなかったところは、まさにこういうハッタリ。甘口ですが入門にはいいのではないでしょうか。
〇 「湿地」 アーナルデュル・インドリダソン
逆に辛口の作品からこちらを。暗い話を読んで暗い気分に浸るのもなかなかに良いものです。舞台はアイスランド。レイキャビクのアパートで見つかった老人の死体。捜査官たちの前にあらわれてくる老人の過去とは。北欧の警察小説は陰鬱な事件を描いた重いものが多い印象ですが、どの作品も先を読ませるリーダビリティも高い印象です。この作者の作品は分量も短めですので2010年代の流行となった北欧産ミステリ入門としてオススメ。
〇 「解錠師」 スティーヴ・ハミルトン
青春小説的な作品から一冊。ある事件のショックから言葉を失った少年。だが彼には絵を描く才能と、どんな錠でも開くことができる才能があったのです。こちらもちょっと甘いかなと思う物語ですが、二つの時間軸で語られる物語が最後に描く風景。センチメンタルな小説が好きな人にはオススメの一冊です。
〇 「卵をめぐる祖父の戦争」 デイヴィッド・ベニオフ
やはり青春小説的な作品を。第二次大戦下、地獄のレニングラード包囲戦。娘の結婚式の為に卵を調達してこい、という無茶苦茶な命令を受け死地に向かう二人の青年。重い話を軽く書くタイプの一冊です。作者ベニオフは製作や脚本を担当したテレビドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」の大成功で今ではハリウッドの大物の一人になってしまいましたが、私のイメージは変な青春小説を書く作家さん。この作品は彼の最高傑作(私調べ)です。
〇 「地上最後の刑事」 ベン・H・ウインタース
ファーストフード店のトイレで見つかった男の死体。自殺と思われた死体に不審な点を見つけた主人公の刑事は一人捜査を開始します。それは周りからは理解されない行動でした。なぜなら小惑星との衝突により人類はまもなく絶滅することが分かっていたからです。既に警察組織も機能しない終末の世界で、それでも自らの職務に忠実であろうとする男。私はこういう話に弱いのです。
今の世の中だからこそ、読みたい一冊かも知れません。
いやー、また良くわからない活動報告書いてしまいましたが、後悔はしていない。だって書いてて楽しいんだもの。
あと、モダン・ホラーの時の活動報告で書いた
〇 「ジョイランド」 スティーヴン・キング
キング作品の入門としてオススメ!
切ない青春もの、ノスタルジックな青春ものを書かせればキングは天下一品。
と、ジャンルのことの回、本文で触れた
〇 「イタリアン・シューズ」 ヘニング・マンケル
ダメ男小説としても、夫婦小説としても、親子小説としても、グッとくるぞ!
マンケルではクルト・ヴァランダーシリーズもよろしく。
更に、シリーズ一作目が翻訳されたのは2010年より前なんだが、2010年代にコンスタントに翻訳が出たシリーズ
〇 「パイは小さな秘密を運ぶ」 アラン・ブラッドリー
から始まる化学大好き少女、フレーヴィアシリーズもよろしく。
正直、このフレーヴィアという少女は読者を選ぶヒロインかも知れないが。男性作家(しかもこの一作目の時点でブラッドリー70歳)が描く11歳の少女、うーん、皆さんにはイマイチかも。
さすがにもう終わって寝ないと。あー、楽しかった。
皆さん、実際には別に読まなくてもいいからねー。
興味もった作品があったとしても、図書館かブックオフで!
というか、この活動報告が読まれるのかわからんが。
では、またー。
おおー、すげえ北海道。東京は早くても宣言明ける5月までは無理だわー。
モンキーズ・レインコートは今回の本文でも書いたけど、内容は全く覚えてないやー。逆につまらない記憶もないから、多分私にとって翻訳ミステリの平均値、偏差値50な作品なんだと思われる。
標的は作家の卵のやつね。サバイバル専門家の。私は好きなんだが女性にはどうなんだろ、不安。
中期以降のフランシスは、どれもそんなんだから、それがダメならフランシスは縁がなかったということで。初期はもっとシンプルなストーリーだけど基本の核になる部分は同じだから、やはり縁がなかったということで。
図書館がありなら、今までオススメの中では、「遙かなるセントラルパーク」が一番万人向け。ちなみに“遙かなる”が遥かと違う漢字なのは、この作品を検索するときの注意点。
あと、つこさん。だと酔っぱらいもの、クラムリーの「酔いどれの誇り」「さらば甘き口づけ」、ブロックの「暗闇にひと突き」「八百万の死にざま」あたりか。
あと、今後紹介の女性作家さんたちかなあ。書かんといかんなあ。
図書館でお金かかってないとだいぶ気楽。
では、またー。