今度はアンソロジーを編んでみる。
2019年 12月24日 (火) 03:16
ミステリ全集の最終巻、短編集を選ぶのを投げ出したように私は圧倒的に短編より長編スキーであります。
とはいっても全集に短編集が幾つか入っていたように短編が嫌いな訳ではないんです。
ということで、今回は短編アンソロジーを編みます。もう気づいているでしょうか、私は布団の中でこんな事を考えるの大好きなんです。

読んだ短編、中編から選ぶ。それだけで独立して楽しめるものから選ぶ。全体的な流れは無視!全体のコンセプトなんて無し!
オールジャンルOK。数はうーん、1ダース12作かなぁ。
ではピストン編、短編アンソロジー収録作品は、

「家霊」岡本かの子
「みずうみ」テオドール・シュトルム
「冷たい方程式」トム・ゴドウィン
「夜来たる」アイザック・アシモフ
「帝王」フレデリック・フォーサイス
「刑務所のリタ・ヘイワース」スティーヴン・キング
「夜明けのフロスト」R・D・ウィングフィールド
「隠し剣 鬼の爪」藤沢周平
「秘剣」白石一郎
「送り提灯」宮部みゆき
「彼女のアリア」森絵都

これで11作品。12作目はあまんきみこさんのを入れたいんだが、タイトルがわからない。つーか、あまんきみこ作品ならなんでも良い。

最初の2つは文学から。私には「伊豆の踊子」という感想文トラウマ作品があるのだが(そのうちだましだまし連載で書く)、家霊は感想文で誉められたらしい作品。何故らしいなのか?私がその時の授業をサボっていたからだ。
「みずうみ」は初恋小説の古典。

続いてSFから2つ。自分でも古いと思う。まあ最近のはさっぱり読んでないにしてもギブスンとか、ティプトリー・ジュニアとか別にあったろう。
しかしSFを読み始めた頃に出会ったこの2作品。思い出補正含めてやっぱり好き。「夜来たる」なんて完全にワンアイデアなんだがラスト、夜が来て満天に輝く無数の星、大地に広がっていく炎の鮮やかなイメージはこれぞSF!って気がする。

次の3つは翻訳エンタメ。
「帝王」は単なる釣りの話。フォーサイスにこんなの書けるんだと驚いた。もっとこんなの書いて欲しかった。
「刑務所のリタ・ヘイワース」は映画「ショーシャンクの空に」原作。皆が褒め称える映画なんだか私はどうにもラストが納得いかなくてモヤモヤしてしまう。二人を会わしちゃいかんだろ、と思う。バスに乗った所で終わるキングが圧倒的に正しい!これ私の意見。
「夜明けのフロスト」もうフロスト警部ものならなんでも良い。好き。

次いで時代小説3つ。
最初の2つはテイスト似てる。こういうの好きなんだねえ。「秘剣」はだましだましでも書いた。
「送り提灯」はねえ。もうたまらん。宮部みゆきの良さが詰まってる。

最後に児童文学から。
「彼女のアリア」はこれの入っている「アーモンド入りチョコレートのワルツ」からならどれでも良いんだが、まあハッピーエンドがいいかなと。
あまんきみこは別格。私は児童文学は好きだけど子供の頃から童話はほとんど読んでない。むしろなろうで皆さんの読んだほうが多いかも。ただ、あまんきみこは別格。

後、入れたかったのは乱歩かな。池波さんも。ミステリだと「9マイルは遠すぎる」かね。星新一のショートショートも「ボッコちゃん」から何か入れたかった。
まあ、でも良しとしよう。今回はこんなアンソロジーに。

では、さらばだー。
コメント全2件
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ピストン
2019年12月28日 01:41
三千さん、こちらにもようこそー。

別に三千さんオススメ短編小説を教えてくれても良いのよー。
今回の12編は古いの多いから。
この中で三千さんにオススメは森絵都さんの「彼女のアリア」が入っている「アーモンド入りチョコレートのワルツ」という一冊。児童文学だけど胸キュンよ。

では、またー。
三千
2019年12月27日 21:35
もー、ピストンさんー。
気がつかなかったー。トリッキーが過ぎますよ。
とは言っても、今回は話には入れません。映画ショーシャンクの空にしか観ていませんから。涙です。
がっくりですよ。ではーさらばーですー。