
【清澄で高い品格を備えた画家・佐竹徳画伯】
日本芸術院会員で画家の佐竹徳(本名:佐竹徳次郎)画伯(1897~1998)は、牛窓の赤い土とオリーブの青みの勝った緑、光溢れる瀬戸内の景観を愛し、平成9年2月3日にお亡くなりになるまでの約40年間、絵画を通じて牛窓の素晴らしさを世に広めました。この功績により画伯は平成5年に牛窓町名誉町民第1号になりました。また、画伯は亡くなられる前年の平成9年に牛窓町に自作の絵画等80点を寄贈され、牛窓町では定期的に画伯の絵画展を開催しています。
画伯と牛窓の出会いは昭和34年。この時画伯は自身に大きな影響を与えたセザンヌが描く地中海に似た牛窓の景観に強く惹かれます。後に牛窓へ移り住み、オリーブ園にある建物をアトリエとして、新日展総理大臣賞受賞作品「オリーブと海」や「オリーブの窓」「オリーブの丘」など数々の作品をここで描いています。
画伯の作品は、時間とともに変化していく自然の姿・組立・秩序を感じ取り、一筆ごとに時間をかけて丁寧にキャンバスへ色を置いていきます。この一見無造作に置かれたように見える色は少し離れて見ると、一つひとつの色が私たちの目の中で複雑に混じり、とても豊かな色彩になります。自然の中にある色の豊富さを再認識させられます。
【瀬戸内市立美術館オープン】
平成22年10月1日、佐竹徳画伯の作品を中心とした、瀬戸内市立美術館がオープンしました。
ゆったりとした心豊かになる一時を楽しみにご来場ください。
【佐竹徳画伯 関連リンク】
東京国立近代美術館 日展
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