◇悲しい女の一生
こんにちは。今日は続けてブログを書きます。
寄稿記事が公開されましたので、まだお読みいただいてない方はどうぞ。
こちらから→愛情は必ずしも人を幸せにしないー孫想いの老婆が借金を重ね、辿り着いた最期
いつか何かの機会に書こうと思っていた、身内の話です。
本当は数十年に及ぶ長〜い話なんですけど、文字数の制限があるのでサラッと書きました。
こんにちは。今日は続けてブログを書きます。
寄稿記事が公開されましたので、まだお読みいただいてない方はどうぞ。
こちらから→愛情は必ずしも人を幸せにしないー孫想いの老婆が借金を重ね、辿り着いた最期
いつか何かの機会に書こうと思っていた、身内の話です。
本当は数十年に及ぶ長〜い話なんですけど、文字数の制限があるのでサラッと書きました。
どんな家族にもね、色んな物語がありますよね。
苦労のない人生や不幸のない家族なんて、世の中に存在してないじゃないですか。
なので、ありふれた話ではないと思いますが、特別な話でもないと思うんですよ。
私の夫は、「昭和の小説みたいな話だな」と言ってました。
ほら、昭和から平成初期にかけての小説とかホームドラマって、ウンザリするほど延々と家族の話じゃないですか。家族に始まって家族に終わる、みたいな。
家族の中に問題のある人物がいて、その人に振り回されて、一家がゆっくり不幸になったり、ならなかったり。
乗り越えたり、壊れたり。
どこまで行っても答えがないのが家族ですよね。好むと好まざるとに関わらず、一生付き合わないといけないのが家族だから。「善い」「悪い」「好き」「嫌い」でスパッと割り切れないし、簡単に縁も切れない。
嫌いだけど愛してて、愛があっても憎らしい。仲良くしたくなくても付き合っていかなくちゃいけないのが、親子とか家族とか血縁とかいうものです。
父方の家族にとって不幸だったのは、神戸ばあちゃんが長生きしすぎたことかしら。
長生きしてしまったせいで、心の闇と傷が広がりすぎたんです。
もしも60〜70歳くらいで死んでいれば、傷も浅いうちに済んだので、
「晩年は浪費家になってしまって困った人だったけど、子供が大好きで孫には愛情深い、いいお婆ちゃんだったよね」
ってことで、普通にお葬式や法事もしたと思うんですよ。
楽しい思い出がたくさん残ったはずだし、親戚同士の付き合いも途絶えなかったかな。
だけど残念ながら、お婆ちゃんが長生きすればするほど、嫌な思い出が増えてしまいました。
今の時代だったら、神戸ばあちゃんは依存症を克服するため、医療に繋がれたのかもしれません。けれど昔は、依存症って言葉も概念も無かったですし、どうしようもなかった。
知ってます?
借金を重ねる人って、嘘つきなんですよ。
まず、借金の金額で嘘をつくし、借金をした理由でも嘘を言い、さらにお金を借りるために嘘を重ねる。嘘ばっかりついているうちに、そのうち息を吐くように口から嘘が出るようになります。
そりゃ、友達もいなくなりますよね。そうした孤独につけ込んだのが呉服屋でした。
着物の話は書いてると長くなるので、また別の機会にしましょう。
では。
苦労のない人生や不幸のない家族なんて、世の中に存在してないじゃないですか。
なので、ありふれた話ではないと思いますが、特別な話でもないと思うんですよ。
私の夫は、「昭和の小説みたいな話だな」と言ってました。
ほら、昭和から平成初期にかけての小説とかホームドラマって、ウンザリするほど延々と家族の話じゃないですか。家族に始まって家族に終わる、みたいな。
家族の中に問題のある人物がいて、その人に振り回されて、一家がゆっくり不幸になったり、ならなかったり。
乗り越えたり、壊れたり。
どこまで行っても答えがないのが家族ですよね。好むと好まざるとに関わらず、一生付き合わないといけないのが家族だから。「善い」「悪い」「好き」「嫌い」でスパッと割り切れないし、簡単に縁も切れない。
嫌いだけど愛してて、愛があっても憎らしい。仲良くしたくなくても付き合っていかなくちゃいけないのが、親子とか家族とか血縁とかいうものです。
父方の家族にとって不幸だったのは、神戸ばあちゃんが長生きしすぎたことかしら。
長生きしてしまったせいで、心の闇と傷が広がりすぎたんです。
もしも60〜70歳くらいで死んでいれば、傷も浅いうちに済んだので、
「晩年は浪費家になってしまって困った人だったけど、子供が大好きで孫には愛情深い、いいお婆ちゃんだったよね」
ってことで、普通にお葬式や法事もしたと思うんですよ。
楽しい思い出がたくさん残ったはずだし、親戚同士の付き合いも途絶えなかったかな。
だけど残念ながら、お婆ちゃんが長生きすればするほど、嫌な思い出が増えてしまいました。
今の時代だったら、神戸ばあちゃんは依存症を克服するため、医療に繋がれたのかもしれません。けれど昔は、依存症って言葉も概念も無かったですし、どうしようもなかった。
知ってます?
借金を重ねる人って、嘘つきなんですよ。
まず、借金の金額で嘘をつくし、借金をした理由でも嘘を言い、さらにお金を借りるために嘘を重ねる。嘘ばっかりついているうちに、そのうち息を吐くように口から嘘が出るようになります。
そりゃ、友達もいなくなりますよね。そうした孤独につけ込んだのが呉服屋でした。
着物の話は書いてると長くなるので、また別の機会にしましょう。
では。