毎日毎日、
リハビリとボイトレ。
最初のうちは、
こんなの無駄ではないか?
とか、
上手く喋られるようになる保証などない。
暗闇の中で一筋の灯りを見つけるのに、
必死になっていた私。
でも最終的には、
灯りを見つけるのではなく、
その灯火を起こすのは、
自分自身であるということ。
その灯火を起こすためには、
お稽古や訓練しかないということ。
辿り着いた気持ちの先は、
そこでした。
でもね、
昨日の同期会では、
皆んなと話せることがしあわせでした。
手術の前には、
ごく当たり前にできることだったのに。
今の私には不可能だと、
諦めていたことのひとつ。
家族以外と思い切りお食事を囲みながら、
話ができて楽しめること。
相手に話が大体でも通じること、
苦痛を感じないで気を遣わないで、
時間を過ごせること。
そして一番は、
楽しそうに話す皆んなを見て、
羨ましく思わないでいられること。
後者との闘い、
それは非常に壁が高かった…
ハンデを克服するということは、
簡単ではなかったけれど。
それを乗り越えるには、
やるしかなかったんだなぁ。