協力隊員募集業務の実態を示す、新たな情報が入って来ましたので報告します。



令和3年5月に地域おこし協力隊募集業務支援事業の執行伺いに添付された随意契約理由書には、次のように記されています。



市が企画づくりを行っていた際は、ミッションに隊員希望者が集まらなかったことなどが課題として挙げられる。

こうした課題を解決させるため、令和2年度から、当該業務を地域協力隊OB・OGが所属する合同会社アキタカターンズに委託し、より魅力的な地域おこし協力隊の募集事業を進めてきた。 



つまり、市では協力隊員の公募に応募がないので、令和2年度からアキタカターンズへ委託しており、今年度も同様に委託するというのです。



では、アキタカターンズではどのように取り組んでいたのでしょうか。

令和2年12月に代表社員に就任したばかりの菊井博史氏の当時のメッセンジャーを見てみます。

添付した画像では、次のようになっています。



菊井 協力隊は各課からは出てきていないよーな。

野菜の配送・販売、ジビエからのソーセージ作り、川根の次世代。

その辺で募集かけるべく動いているんではないかな。

出来レース。


相手方 完全な出来レースですね。笑。

野菜の配送・販売って。笑。

(中略) あ、もう全部人がきまってるんですか。


菊井 その前段階ととらえてもらえりゃ、はまりそうな人はおるよ。

実際は別の人になるかもしれんがね。

だから出来の悪い出来レース。


相手方 あー。


(メッセンジャーに出た野菜の配送・販売及びジビエに係る協力隊員は当然採用されています。) 



つまり、このメッセンジャーで見えるのは、南沢議員が代表社員であった令和2年12月以前から、「出来レース」をしており、それを菊井氏が引き継いでいることを示しています。


そして、南沢議員等の友人知人を呼び込んで協力隊員に仕立てているのです。



アキタカターンズが令和2年に委託を受けてから、令和3年以降に採用した5名の協力隊員が、南沢議員や菊井氏とどういった関係にあったか調査しました。


○ 南沢議員の友人     2名


○ 南沢議員の友人関係者  3名


となっており、全て南沢議員の関係者です。



これが、アキタカターンズが行う地域おこし協力隊募集支援業務の中身です。



そして、令和3年度にはわずか2名の採用の業務費として、1,996,500円がアキタカターンズに流れていったのです。

ちなみに、令和4年度1,210,000円(当初1,996,500円で契約していたが、協力隊インターンが未実施で減額)が支払われていますが、これも南沢の友人が1名採用されたことを見れば、明らかに「出来レース」でしょう。


いずれの年も1~2名の採用を「出来レース」でしておいて、極めて高い募集経費を受け取っているのです。

そして、令和5年度にも1,452,000円で契約をしています。




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