1000年以上続く奇祭「黒石寺蘇民蔡」来年最後に歴史に幕 岩手・奥州市
1000年以上続くとされる奥州市の黒石寺蘇民蔡が担い手不足などにより、来年の祭りを最後に歴史に幕を閉じることが発表されました。
これは、黒石寺の藤波大吾住職が午前10時半からの会見で発表しました。
妙見山黒石寺藤波 大吾住職
「今後の担い手不足が深刻な状態。たくさんの方々のご期待を裏切る形にはなってしまうが、(来年を最後にする)決断をさせてもらった。」
国の無形民俗文化財「岩手の蘇民祭」を代表する黒石寺の蘇民祭は五穀豊穣などを願い夜通し行われる伝統行事で、下帯姿の男たちが蘇民袋を激しく奪い合う祭りです。
来年2月17日の最後の蘇民蔡は午後11時までの短縮開催となり、再来年以降、祭りは実施せず、祈祷などを行うだけとなります。