テスラ・サイバートラック発売。いろんな意味で既存の自動車メーカーと違いますね

アメリカで『サイバートラック』というテスラのフルサイズピックアップの納車が始まった。なんでこんなカキコキのスタイルをしているかと言えば、ステルス性を狙ったワケじゃなく外板が曲げ加工しにくい厚いステンレス製だからだ。サイドパネルなど2箇所で折れているのみ。ちなみに45口径のサブマシンガン(いわゆるトミーガン)の弾なら貫通しないというから驚く。

タイヤは20インチ

ボディサイズはフルサイズのど真ん中で、全長5885mm×全幅2027mm×全高1905mmとなる。最大10度までステアする後輪操舵システムがあるため、最小回転半径はけっこう小さいと思う。すごいのが432mmの最低地上高。デフやサスペンションなどの張り出し無いため、相当の悪路や深雪も走れる。もちろん前後輪を駆動する。車重は3100kgで4990kgのけん引能力を持つ。

最もパワフルなモデルは3つのモーターを使い合計845馬力。0~100km/h加速2.7秒とのこと。例によって搭載されている電池の容量は公開せず。547kmというフル充電航続距離のみ提示されている。操舵システムはステアbyワイアとなっており、ハンドル形状が「ヨーク」でこそないものの、長四角。持ち替えることなくフル転舵するという。ロバストが少し心配です。

写真/徳愛汽車

個人的に一番の「凄いね!」はクルマの構造。フロントセクションとリアセクションは9000トンのギガプレスとなっており一発成形。車体の中央はフレームになっていて、シートなどが乗っかった電池アッセンブリーを組み付ける。トヨタの次世代電気自動車もこういった作り方になると思う。価格は4年前の予価より50%上がり、6万990ドルから(約900万円)。

日本発売は未定。熱烈なテスラファンが多いだろうから、遠からず並行輸入されることだろう。エンジン車じゃ無いため難しい排気ガス検査不要。日本で車検取るハードルは低い。ボディサイズだってトヨタ・タンドラと同じくらいだ。相当数の受注を抱えているため(正確な数字についちゃ不明)、今から買おうとしても少し時間掛かると思う。日本だと1ナンバー登録です。

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