11月20日、アウシュヴィッツ博物館の公式アカウントが以下の内容を投稿した。
イスラエルにおける悲劇的出来事に関する国際アウシュヴィッツ評議会の決議、2023年11月18日、回覧により承認
ポーランド共和国首相による国際アウシュヴィッツ評議会は、ハマスのテロリストたちによって拷問され、レイプされ、人質にされ、また殺害された無辜の犠牲者たちの苦しみを、深い痛みと悲しみとともに認識しています。
私たちは世界中のイスラエル人およびユダヤ人との揺るぎない連帯を表明したいと望んでいます。
存在の脅威にさらされているイスラエル国家は、国際法と人道主義の原則に従って自衛する権利を持っています。自由で主権のある民主的なユダヤ国家の存在は、世界平和の柱の一つです。
テロリストによる想像を絶する憎悪と暴力は、広範囲にわたる苦しみをもたらすだけであり、またハマスが人間の盾として搾取しているガザの民間人にも影響を及ぼしています。
恐ろしい死と戦争の連鎖を止めるための重要な第一歩は、人質全員の即時無条件の解放であり、これは私たちが全力で要求するものです。
イスラエルによるガザでの万単位の殺戮と徹底的な破壊を目の当たりにしながら、よくあるどっちもどっち論ですらなく、一方的にハマスを悪と決めつけイスラエルを擁護している。
>世界中のイスラエル人およびユダヤ人との揺るぎない連帯
イスラエル人=ユダヤ人ではないし、イスラエルの中でも外でも、良心あるユダヤ人はイスラエルによるパレスチナ迫害に抗議している。
>存在の脅威にさらされているイスラエル国家
そもそもハマスにイスラエル国家を打倒できる軍事力などない。
>国際法と人道主義の原則に従って自衛する権利
病院や学校、公共インフラ、民間人の住居や難民キャンプを攻撃するのは国際法にも人道主義にも反している。
>自由で主権のある民主的なユダヤ国家の存在は、世界平和の柱の一つ
イスラエルが自由で主権のある民主的なパレスチナ国家の存在を認めないことこそが世界平和への主要な脅威の一つだ。
>ハマスが人間の盾として搾取しているガザの民間人
イスラエルは民間人がいようがいまいが構わず攻撃するのだから、民間人は人間の盾になどなりようがない。
>死と戦争の連鎖を止めるための重要な第一歩は、人質全員の即時無条件の解放
ネタニヤフは人質が全員解放されても攻撃はやめないと公言している。
よりによってアウシュヴィッツ博物館がこんな屁理屈でイスラエルを擁護するとは、衝撃的と言うほかない。
ジェノサイドが“never again”(二度とあってはならない)なのは、ユダヤ人が対象となる場合だけだというのか?
アウシュヴィッツ博物館は、もはやその倫理的正当性を失った。